奸婦にあらず の商品レビュー
幕末の大老、井伊直弼を陰で支えた忍びの女性の視点を通して、悪役として見られがちな井伊直弼の側のもう一つの幕末の姿を描く。 井伊直弼は暗殺で非業の死を遂げるため、物語はどうしても悲劇へと向かわざるを得ない。最後の橋の場面が深く印象に残った。
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ほかの井伊直弼が絡む作品にちょいちょい出てきた村山たかさんのお話。 年下の男を手玉にとって遊んでる、ってイメージ。 最後の、源左衛門さんがたかと帯刀のために動くシーンに涙があふれそうになった。
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(2006.07.08読了)(新聞連載) (「MARC」データベースより)amazon うちは若君はんのためだけに生きとおす…。身分違いの一途な恋情を内に秘め、彼女は大老の「影」となった。幕末を生きた忍びの女・村山たかの、激しく数奇な生涯を描く。『日本経済新聞』夕刊連載を単行本化...
(2006.07.08読了)(新聞連載) (「MARC」データベースより)amazon うちは若君はんのためだけに生きとおす…。身分違いの一途な恋情を内に秘め、彼女は大老の「影」となった。幕末を生きた忍びの女・村山たかの、激しく数奇な生涯を描く。『日本経済新聞』夕刊連載を単行本化。 ☆関連図書(既読) 「花の生涯 上」舟橋聖一著、祥伝社文庫、1992.12.20 「花の生涯 下」舟橋聖一著、祥伝社文庫、1992.12.20
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井伊家の14男に生まれて,不遇をかこっていた直弼が,兄の死をきっかけに,世継ぎ,藩主,大老と登り詰め,倒れるまで,陰で支えた坊人(密偵)村山たか女の話。 前半は直弼とたかの恋愛物語かと思えたが,安政の大獄,桜田門外の変,和宮降嫁後の粛清と続く終盤は凄絶。
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読んだ日 2007.6 (借:熊本市東部図書館)(23) 内容紹介:うちは若君はんのためだけに生きとおす…。身分違いの一途な恋情を内に秘め、彼女は大老の「影」となった。幕末を生きた忍びの女・村山たかの、激しく数奇な生涯を描く。『日本経済新聞』夕刊連載を単行本化。
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日経新聞を購読した時に、途中から読み始め、これは是非とも最初から読みたい!と単行本化が大変楽しみでした。 井伊直弼=安政の大獄、桜田門の変と日本史で暗記したことの裏というか、人生を取り巻く人間模様を、主人公「たか」を通して、知ることができました。 たかを取り巻く、周りの人...
日経新聞を購読した時に、途中から読み始め、これは是非とも最初から読みたい!と単行本化が大変楽しみでした。 井伊直弼=安政の大獄、桜田門の変と日本史で暗記したことの裏というか、人生を取り巻く人間模様を、主人公「たか」を通して、知ることができました。 たかを取り巻く、周りの人物がとても魅力的ですが、奸婦という職業の悲しい性がとても切なく、でもこの物語の魅力でもありました。 新聞連載まで、諸田先生を知らなかったのですが、すっかりファンになりました。
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