ミステリーは芸術を愛する の商品レビュー
赤木かん子さんミステリーセレクション、最終巻!一応、児童書ということになっているシリーズでしたが、いや〜この半年誠にお世話になりました。 ■エラリー・クイーン『トロイヤの馬』 短編集「エラリー・クイーンの新冒険(新訳版)」で読んだので内容は覚えていた。新訳の価値を再認識…。...
赤木かん子さんミステリーセレクション、最終巻!一応、児童書ということになっているシリーズでしたが、いや〜この半年誠にお世話になりました。 ■エラリー・クイーン『トロイヤの馬』 短編集「エラリー・クイーンの新冒険(新訳版)」で読んだので内容は覚えていた。新訳の価値を再認識…。 ■北森鴻『キリコ・キリコ』 ガラス細工や異国情緒溢れる部屋、趣ある骨董屋など、美しい雰囲気はありありと見えたが、肝心のトリック部分の視覚イメージがわからず不完全燃焼。 ■ポール・ギャリコ『ローマン・キッド』 この短い小説で、思うことがたくさん。古代ローマのボクサー像に対する、イタリア人考古学者とアメリカ人スポーツライターのアプローチの違い。二千年前がなんだ、人間は今も昔も同じだ、というリアリズムがかっこいい。 ■コナン・ドイル『六つのナポレオン胸像』 数々のオマージュ作品がありますよね。とか思いながらも流し読み。
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『ローマン・キッド』の新しい探偵像が面白かった!探偵どころかスポーツ新聞記者だけれども、だからこそ見えるものがある。芸術品の見方は人によって違って当たり前だけども、それを鮮やかに「謎解き」に利用したのは見事でした。これは「ロマンス」の方に入れてもいいかなってくらい素敵な「型通りの」ロマンス付きでした。ギャリコもっと色々読んでみたい。 クイーンとこれは英語で読みたいとつくづく思った…。 ホームズはよくも悪くも安定した話かなあ。トリックはやや読めちゃう所があるものの、久しぶりに人間らしいホームズを見て、赤木かん子さんの選んだり理由はこっちかなーと思った。別世界のひと、という「名探偵」を、なんだか少し身近に感じられた作品でした。非常ーにどうでもいいけど、レストレイドという名前の響きがすてき。
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人が死なないミステリー。ほっとします。 軽く読めて、一緒に謎を解いている気分になれる作品が集まってました。 お気に入りは「ローマン・キッド」。 ローマ時代のものだという胸像が、贋作なのか否か。 鑑定の切り口は思いもかけないところにありました。 恋する男の分析は熱い。 1. ト...
人が死なないミステリー。ほっとします。 軽く読めて、一緒に謎を解いている気分になれる作品が集まってました。 お気に入りは「ローマン・キッド」。 ローマ時代のものだという胸像が、贋作なのか否か。 鑑定の切り口は思いもかけないところにありました。 恋する男の分析は熱い。 1. トロイヤの馬 (エラリー・クイーン) 2. キリコ・キリコ (北森鴻) 3. ローマン・キッド (ポール・ギャリコ) 4. 六つのナポレオン胸像 (コナン・ドイル)
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子供にも楽しめるミステリー集。 この巻は、「宝石やガラス細工、彫刻など」がでてくる話。 ローマン・キッド、なかなかよかった。 あんまりミステリーって感じはしなかったけど。 「トロイヤの馬」・・・エラリー・クィーン 「キリコ・キリコ」・・・北森 鴻 「ローマン・キッド」・・・ポ...
子供にも楽しめるミステリー集。 この巻は、「宝石やガラス細工、彫刻など」がでてくる話。 ローマン・キッド、なかなかよかった。 あんまりミステリーって感じはしなかったけど。 「トロイヤの馬」・・・エラリー・クィーン 「キリコ・キリコ」・・・北森 鴻 「ローマン・キッド」・・・ポール・ギャリコ 「六つのナポレオン像」・・・コナン・ドイル
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