気楽に男の更年期 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
「ジタバタ男の更年期」の2年後に出た本である。2002年12月に『男も「更年期」がわかると楽になる』の文庫化したものだ。前回で話さなかったEDの問題もあげている。49才から更年期に入り、同じ頃EDにもなった。その頃、奥さんも乳がん手術をしていたので、気にすることなく過ごしてきたようだ。それが、更年期を抜ける前触れか、突然その気になり、奥さんも驚かれたらしい。約10年続いた更年期も最後の方では、伊豆のアトリエで過ごす2泊3日の時に、緑・花・海の自然を心から楽しみ、今までにない感情が沸いてきたようです。伊豆の花の素晴らしさも書かれています。それから、今回の中には、聖マリアンナ医科大学病院泌尿器科(男性更年期外来)の岩本晃明教授との対談内容がありました。男性ホルモン補充を最後までしなかった’はらたいら’さんに、「はらたいらさんが経験してきた10年間をなんとか西洋医学を駆使して短く出来ないかと、ホルモン療法の効果を期待したい」と話していました。(平成14年5月頃) はらさんも怖いイメージがあると話していますホルモン療法について、1ヶ月で効果の表れた例を取り上げて、はらさんにわかりやすく説明していました。EDの問題については、器質性と心因性の2つの原因があるという。器質性は、腎不全、糖尿病、内分泌系の異常、脳血管障害、高度の動脈硬化による動脈閉塞、静脈系の異常。 心因性は、不安や緊張過剰などの情動ストレス。80~90%は心因性だという。辛いだけじゃなく、たくさんのことを教えてくれた更年期と、はらさんは言っている。面白く書いてあり読みやすい本でした。それにしても、はらさんの知らない間に、伊豆にアトリエを建てた奥さんに感動です。
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