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右翼の言い分 の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2009/11/07

右翼もいろいろです。 右翼は必要悪かなとは思いましたが本人たちは日本のためにやっているつもりである。

Posted byブクログ

2009/10/04

街宣車に乗って騒ぎまわる『暴れ者』とのイメージしかなかった右翼に対する理解を深めてくれる1冊。司法によっては制裁を下すことのできない巨悪に対し、時として右翼の『肉体言語』が天誅をくだす。それでも暴力はダメだという声はあるが、権力と金で動く世の中に対する右翼のもつ義侠心が時として抑...

街宣車に乗って騒ぎまわる『暴れ者』とのイメージしかなかった右翼に対する理解を深めてくれる1冊。司法によっては制裁を下すことのできない巨悪に対し、時として右翼の『肉体言語』が天誅をくだす。それでも暴力はダメだという声はあるが、権力と金で動く世の中に対する右翼のもつ義侠心が時として抑止力として働くことを教えてくれる。 血盟団事件(1930年、巨悪のリストに基づき要人の暗殺を実行)に連座した四元義隆が中曽根を含む戦後の歴代首相の「陰の指南役」であったことは驚きだ。右翼団体の主張は、Webで確認できる。それにしても、インターネット時代である。 正気塾 日本皇民党 忠孝塾愛国連盟 大日本一誠会 敬天新聞社 松魂塾 大日本朱光会 護国団 二十一世紀書院 日本青年社 大行社 大日本愛国党 一水会 統一戦線義勇軍 行政調査新聞社 しかし、沢山あるな。

Posted byブクログ

2009/10/07

もう少しバカじゃない右翼はいなかったのかなあと思った。うけとか親しみやすさを狙ったのでなければ全体的に話者のレベルが低いし、せっかく一般人に言い分を聞いてもらえる場を与えてもらったのに、話の脈絡に緊張感もないし。「右翼もいる明るい社会」を目指す著者が主要な右翼団体の長の人たちにイ...

もう少しバカじゃない右翼はいなかったのかなあと思った。うけとか親しみやすさを狙ったのでなければ全体的に話者のレベルが低いし、せっかく一般人に言い分を聞いてもらえる場を与えてもらったのに、話の脈絡に緊張感もないし。「右翼もいる明るい社会」を目指す著者が主要な右翼団体の長の人たちにインタビューしている。ふつうの人がインタビューをしたら吹き出す笑いを抑えられずに血を見ることになったかもしれないけれど、口数少なく真面目な聞き役に徹している著者により面白い発言が淡々と引き出されてはいる。でもそれぞれが短いのでほとんど似たりよったりの浅めな内容になっている。ちょうど加藤紘一邸が襲撃された後だったようで、その件の犯人は自分の命もかけてたから許せるとか、暴力と肉体言語は違うのだとか、暴力団と右翼は違うのだとか、左翼が弱いせいで警察の締め付けが厳しくなって困るとか、冷戦が終わって困ってるとか。団体によって言っていることは微妙に違うけれど。中で著者が「右翼がイメージする国家は北朝鮮に近いのでは」と指摘しているように一応反共だけれど、北朝鮮とはウマが合いそうだと思った。

Posted byブクログ

2009/10/07

 非常に興味深く、面白い本。  インテリの多い左翼と違い、右翼の主張をきちんと読む機会はなかなか得られなかったし、あったとしてもただ扇動的なだけで到底中身があると言えるものではなかった。しかし本書では宮崎学との対談という形をとることで、とてもわかりやすくまとめられている。  ...

 非常に興味深く、面白い本。  インテリの多い左翼と違い、右翼の主張をきちんと読む機会はなかなか得られなかったし、あったとしてもただ扇動的なだけで到底中身があると言えるものではなかった。しかし本書では宮崎学との対談という形をとることで、とてもわかりやすくまとめられている。  左翼が急速に衰退したことによって仮想敵を失うと同時に、彼らを利用してきた警察や企業から切り捨てられつつある右翼団体。彼らが今どういう状態にあり、これからどういう運動を目指そうと考えているか、時に熱く時にクールに語られている。  目から鱗だったのは、左翼にセクトがある以上に右翼にも団体ごとの主張の違いがあるという点だ。例えば加藤紘一氏の自宅が右翼の人物によって放火された事件について、彼は立派だと称賛する人もあれば右翼の恥だと切り捨てる人もいる。ヤクザと一体化しているような団体もあれば関係を絶って距離を置く団体もある。さらに、昭和天皇や東条英機の戦争責任を糾弾する右翼がいるというのは驚いた。  ただ、「ネット上で過激な発言を繰り返す人々(いわゆるネット右翼)」に対してどう思うかという質問には、ほとんどの対談者が否定的に捉えているか、せいぜい「言いたいことを言わせてあげればいい」という程度の扱いなのが印象的だった。体を張って行動している本物の右翼から見たら、匿名で好き勝手なことを書いているような者と一緒にされたくはないだろう。  私自身の思想はむしろ左翼だし、理由はどうあれ暴力を肯定する意見に同調することはできないが、覚悟を決めている人の言葉には何らかの魅力を感じることは否定できない。この本を読んで右翼に心酔する人が出てくるのではないかとさえ思う一冊だ。

Posted byブクログ