エロマンガ・スタディーズ の商品レビュー
エロマンガスキーが、どこでも役に立たない蘊蓄をゲットできる、ナイスなエロマンガ啓蒙書が、この「エロマンガ・スタディーズ」である。 どんな本かといえば、マンガとその歴史をエロマンガ視点で見た解説本。 エロマンガ歴が浅いから、古い時代の話は分からないものも多い。 少年マンガか...
エロマンガスキーが、どこでも役に立たない蘊蓄をゲットできる、ナイスなエロマンガ啓蒙書が、この「エロマンガ・スタディーズ」である。 どんな本かといえば、マンガとその歴史をエロマンガ視点で見た解説本。 エロマンガ歴が浅いから、古い時代の話は分からないものも多い。 少年マンガから少女マンガ、劇画まで、エロマンガとそんな関係があったのかと、へぇ〜、と思うこともしばしば。ロリから巨乳から熟女から、はてはショタまで、歴史的経緯からその意味合いを解説する。おなかいっぱい。 エロマンガスキー以外が手に取りそうにない(エロマンガスキーも手に取りそうにない)、超ニッチなオタク本だけど、なんに対してもエロマンガ視点を持つことに共感。 そうでない人にも読んでもらいたい、などといろいろ考えさせられたが、「エロの壁」を取り除くのは不可能だろうとも思ったり。 そこそこおもしろかった。ただ、電車で読むのは恥ずかしかった( ̄▽ ̄)。o0○
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マンガを読むという行為に自覚的であること。その一点のみが読み手の新しい地平を開拓し得る。“マンガ界の大いなる伏流”エロマンガに向けられる筆者の視線もまた多分に自覚的で深く鋭い。ミーム、レイプ・ファンタジー、自己投影やミソジニー、意図的誤読。一般的なマンガ評論が故意に見逃してきたこ...
マンガを読むという行為に自覚的であること。その一点のみが読み手の新しい地平を開拓し得る。“マンガ界の大いなる伏流”エロマンガに向けられる筆者の視線もまた多分に自覚的で深く鋭い。ミーム、レイプ・ファンタジー、自己投影やミソジニー、意図的誤読。一般的なマンガ評論が故意に見逃してきたこのジャンルに光を当てようという意欲に満ちた一冊。
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