データが語る(2) の商品レビュー
シーンを選んで最大限に活用できます
Q-Uを通して学級経営と子どもたち、そしてその友達関係と学習意欲がどのようにリンクしているかを検証した興味深い内容でした。 集団でいるときと、一人の時、そして教師に見せる姿と異なる実態がどのような言動をし、そこから何が見えてくるものはなにか。 集団心理学を基盤に著者が...
Q-Uを通して学級経営と子どもたち、そしてその友達関係と学習意欲がどのようにリンクしているかを検証した興味深い内容でした。 集団でいるときと、一人の時、そして教師に見せる姿と異なる実態がどのような言動をし、そこから何が見えてくるものはなにか。 集団心理学を基盤に著者が全国から集められた膨大なデータと照らし著者の鋭い視点で分析していきます。 すべてが100%結びつけるというものではなく、あくまで別の角度も視野にいれて自分なりに関わっている子どもたちと学級を比較検証するものだと思います。 ですので、本書の結果の是非を議論するものでは決してありません。 データシリーズは他にも発行されていますが、保護者会や職員会議で活用されるとその威力が倍増する内容だと思います。
Inevitably
学校の問題を別角度で検証できました
シリーズ3作の内の第二弾で、いじめと友達関係、学力とのつながりについて膨大なデータから徹底検証しています。 一見関係のなさそうな友達関係と学力との相関は教師にとっても興味深い視点で参考にできました。 友達関係との関連は信憑的にはさらなる立証が必要にかもしれませんが、そ...
シリーズ3作の内の第二弾で、いじめと友達関係、学力とのつながりについて膨大なデータから徹底検証しています。 一見関係のなさそうな友達関係と学力との相関は教師にとっても興味深い視点で参考にできました。 友達関係との関連は信憑的にはさらなる立証が必要にかもしれませんが、それでもそういった視点を加味できる可能性の広がりは面白い部分だと思います。 是非、保護者会などでも、教師とともに議題のテーマに利用すれば白熱した会にできるはずです。 Q-Uのデータからさまざまな観点がすくい取れるのも便利なツールであることが窺えます。
lastnightdate
本書の存在意義は大きい
Q-Uを基盤とした全国の学級状態のデータから子どもたちの実態、学力向上と友だち関係の関連性について新しい角度でクローズアップを試みた意義あるシリーズ一冊になっています。 徹底検証されている内容もさることながら、その貴重で膨大なデータはよくぞここまで集められたと思うぐらい教育界の...
Q-Uを基盤とした全国の学級状態のデータから子どもたちの実態、学力向上と友だち関係の関連性について新しい角度でクローズアップを試みた意義あるシリーズ一冊になっています。 徹底検証されている内容もさることながら、その貴重で膨大なデータはよくぞここまで集められたと思うぐらい教育界の財産になりえる量であり、各学校・学級を考え論議する際の利用価値の宝庫です。 友人関係と学級意識そして学力との相関はハッキリそうだと断定できない部分もあるかもしれませんが、その相関関係を吟味することは有意義なことだと思います。 今さまざまな問題の中で学級経営の難しさと教師の力量が問われていますが、このような議題を持って日々検証していく姿勢が明日への明るい学級経営を育んでいくと思います。 確固たる教育マニュアルが提示されていない今、本書のようなデータ検証している本書の存在意義は大きいです。
significantlessenservice
子どもたちのさらなる実態
子どもたちが学校生活がどうすれば幸せになるかをコンセプトにおいたシリーズ本第二弾。 友達関係と学習意欲との相関関係を主点においた著者ならではの鋭い視点で検証されます。 Q-Uで学級状態を把握し、そこから指導していくという革新的な考えからさらに発展して、子ども一人の場合、友だち...
子どもたちが学校生活がどうすれば幸せになるかをコンセプトにおいたシリーズ本第二弾。 友達関係と学習意欲との相関関係を主点においた著者ならではの鋭い視点で検証されます。 Q-Uで学級状態を把握し、そこから指導していくという革新的な考えからさらに発展して、子ども一人の場合、友だち間での場合、学級全体の中にいるときの場合で子どもたちの思考と行動を考察しています。 そのすべての結果がそのまま学習意欲に直接つながるかどうかという議論は別問題として、この視点の考察をもし職員同士で議論できる機会があるのであれば、それは生徒たちを見る新たな視点に気付かせてくれる機会になると思います。 全国の膨大なデータを利用検証しているので、このデータをいかように使うかで本書の価値は何倍にも膨らんでいきます。生徒の考えていることをおおむね理解しているつもりでいましたが、子どもたちが一人のときの場合、友達と居る場合、学級全体でいる場合では、行動や内面は、それぞれに変化し異なっているということがわかりかなりの収穫なりました。 教師として子どもの実態を多角的に知ることができる必修本と言えます。
whiteeducation
常備するべきシリーズ本
子どもが学校内外で子どもたちが受けているであろう現代社会の影響・環境がどのように作用されているか? 友人関係や家庭内での子どもたちの実態をデータで考察・検証しています。 〈1〉 ではクラス形態(管理型やなれあい型など)の中での作用が、〈2〉では生徒個人個人に焦点をあてています...
子どもが学校内外で子どもたちが受けているであろう現代社会の影響・環境がどのように作用されているか? 友人関係や家庭内での子どもたちの実態をデータで考察・検証しています。 〈1〉 ではクラス形態(管理型やなれあい型など)の中での作用が、〈2〉では生徒個人個人に焦点をあてています。 学級状態から見た子どもたちという新たな基盤を打ちたてつつこのシリーズ〈2〉で、さらに一周して子どもたち個人を検証するという両面からアプローチした、あらゆる観点から学校教育にメスを入れたデータ本だと言える。 第3章の学習×友人関係⇒意欲の4タイプでみる子どもたち(両立タイプ・友人関係偏りタイプ・学習偏りタイプ・意欲喪失タイプ;4タイプの出現率 ほか)でわける指導は教師の方々には非常に参考になると思います。 子どもたちを育てるのは、学校での友達たちとの体験学習であり、家庭でも家族とのかかわり合いの両面からであることに気付かされます。その両面が友人関係も学習意欲もあるバランスの良い子どもたちを育てられ、また学級経営もうまくいくと思います。 学校関係者にとっては常に備えておきたいデータ本であり、各道徳授業などでの参考資料にも役立つと思います。
andraenaga
いじめ早期発見のためにできること
小学校のいじめによる自殺問題が後を絶たないが、著者もいじめ自体を根絶することは難しいという。 ではどうすれば学校側は人間関係が希薄といわれる現代の小学生たちを救うことができるのだろうか。 教師にできることは子どもの実態と本音をいち早く察することである。 ではその方法は?それ...
小学校のいじめによる自殺問題が後を絶たないが、著者もいじめ自体を根絶することは難しいという。 ではどうすれば学校側は人間関係が希薄といわれる現代の小学生たちを救うことができるのだろうか。 教師にできることは子どもの実態と本音をいち早く察することである。 ではその方法は?それがわかれば文科省も苦労しないのだが、そんな暗礁の中本書は一つの光明を提示している。 学級状態といじめ問題との関係性である。 学級状態を普段から掌握することができればいじめを根絶することはできなくてもいじめの足がかりを今より掬うことができ、 一歩先の対策が立てられるというものである。 著者が奨励するQ-U式というアンケートは文科省が最近推しているいじめアンケートと同類か それ以上に学級状態をキャッチできるものだ。 教師にとってこのデータ書は学校に関する興味深い結果をいくつも導き出した必見の書である。 そしてQ-Uは使い方と教師のやる気しだいで、今後いじめを早期発見できるすばらしいツールになるはずだ。
kapputinrejoice
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