不義密通 の商品レビュー
結構な厚さながら一気に読んでしまった。 昼ドラ真っ青なドロドロしたものがあっさりながらも沢山書かれていてお腹一杯です。 現代は「恋」→「夫婦約束」→「親の承認・結婚」だが、 江戸は「夫婦約束」→「親の承認・結婚」→「恋」。 「恋」が先に来てしまうと「密通」扱いになってしまうとはな...
結構な厚さながら一気に読んでしまった。 昼ドラ真っ青なドロドロしたものがあっさりながらも沢山書かれていてお腹一杯です。 現代は「恋」→「夫婦約束」→「親の承認・結婚」だが、 江戸は「夫婦約束」→「親の承認・結婚」→「恋」。 「恋」が先に来てしまうと「密通」扱いになってしまうとはなんという不自由さ。恋人達までもが密通扱いになるとは驚いた。 ラストの平戸藩士による「嫁入りした娘の密通疑惑騒動」日記は小説や映画のようなドキドキ感とハラハラ感があってとても面白かった。 それにしても膨大な史料からこれだけ一般向けに読みやすく、かつ面白く書かれる著者さまは大変素晴らしいと思う。
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