大帝の剣(1) の商品レビュー
夢枕獏さんの陰陽師からの横流れ。 江戸時代を舞台とした伝奇小説。ぶっ飛んでいて、ファンタジー。 栗本薫さんの伝奇の同じような雰囲気があっていい。 夢枕さんの方が短文を続く分早いリズムかなぁ。 続きは図書館にまた行かないと読めないが早めに読みたい。
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プロットや構成を練っていないまま書き進めること自体は話しをあらぬ方向に流して面白いこともあるから良しとして、設定があまりにも散らかりすぎていまいか。武蔵と源九郎のキャラがかぶってるし、宇宙人憑依効果が曖昧模糊としている。クルス所持効果、土蜘蛛衆アビリティと、明確な差別化ができていない。セリフ回しも、強いやつはほぼ全員同じ口調なので、以前ならすらすら読み進めていけたものがところどころつっかえてしまう。「闇狩り師」「サイコダイバー」シリーズには及ぶべくもないか。 あとさ、恒例の前書き後書きで散らかってる言い訳みたく荒唐無稽や破天荒などと今更言わなくていいよ。そんなのわかってるからさ。
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2002年刊行『大帝の剣 1 天魔の章 天魔降臨編 妖魔復活編』の愛蔵版。大剣を背負った巨漢の主人公、万源九郎〔よろず・げんくろう〕を中心とした時代活劇&SF作品。大阪夏の陣や島原の乱を経て、太平の世を迎えつつある江戸時代初期が舞台となる。 まさに「何でもあり」の作品で、同時代の...
2002年刊行『大帝の剣 1 天魔の章 天魔降臨編 妖魔復活編』の愛蔵版。大剣を背負った巨漢の主人公、万源九郎〔よろず・げんくろう〕を中心とした時代活劇&SF作品。大阪夏の陣や島原の乱を経て、太平の世を迎えつつある江戸時代初期が舞台となる。 まさに「何でもあり」の作品で、同時代の歴史上の(あるいは伝説上の)人物が次々に登場する。時代劇の枠すらはみ出しており、江戸時代を舞台にしたSF作品とも読める。良質の時代劇を観るように、はらはらドキドキさせてくれるが、とにかく大風呂敷を広げた感があり、第1巻では物語がどこに向かうのかさっぱり読めない。主要な登場人物すら、まだ出尽くしていないのだから・・・。 なお、この著者はあとがきで作品を自画自賛するクセがあるように感じているが、本書に至っては久しぶりの刊行ということもあってか冒頭に自画自賛がある。これは少々興ざめするのではないか。
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獏先生も自分で言ってた通り、ここまできたら何でもありだわ。 武蔵の行きた時代 一人の女を巡っていくつもの争いが展開される。 戦う相手は 忍び。宇宙人。生き返った小次郎。 でも話はおもしろい。 複雑だけどやっぱり獏様。 話の展開や表現がうまい。 何より主人公のキャラがスキ...
獏先生も自分で言ってた通り、ここまできたら何でもありだわ。 武蔵の行きた時代 一人の女を巡っていくつもの争いが展開される。 戦う相手は 忍び。宇宙人。生き返った小次郎。 でも話はおもしろい。 複雑だけどやっぱり獏様。 話の展開や表現がうまい。 何より主人公のキャラがスキ。 それぞれのキャラが個性強い。
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獏ちゃん先生らしい相変わらずの乱れよう。 宮本武蔵に天草四郎、柳生十兵衛に佐々木小次郎、はたまた宇宙人までが登場。やってくれてます。 主人公 万 源九朗を中心に繰り広げられる痛快時代劇。 破天荒極まりないこの物語がおもしろい。
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時は関ヶ原の戦塵消えやらぬ荒廃の世。身の丈およそ二メートル、岩を削り取ったような剛健なる肉体に異形の大剣を背負って、旅を続ける男がいた。その男の名は万源九郎。鬼神の如き強さを誇る源九郎は、徳川方の刺客に命をつけ狙われることになる。忍術妖術入り乱れ、彼とその大剣を巡る壮大なる物語が...
時は関ヶ原の戦塵消えやらぬ荒廃の世。身の丈およそ二メートル、岩を削り取ったような剛健なる肉体に異形の大剣を背負って、旅を続ける男がいた。その男の名は万源九郎。鬼神の如き強さを誇る源九郎は、徳川方の刺客に命をつけ狙われることになる。忍術妖術入り乱れ、彼とその大剣を巡る壮大なる物語が音を立てて動き始める―。縦横無尽に歴史をぶった斬る、超弩級時代剣劇の幕が開く。 ひと言で感想を述べると「すげー破天荒!」です。でもさすが夢枕獏さん、面白い。 佐々木小次郎や宮本武蔵なども登場。てことは申はあの人、牡丹はあの人か?っちゅー予想はつきました。 続きが早く読みたいです。
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