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石原慎太郎の老残(9) の商品レビュー

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2010/09/30

昨年の「『田原総一朗よ驕るなかれ』以来、久々の佐高本である。 ・・・・石原は愛国を唱え、ナショナリストを気取るが、そのナショナリズムは親バカ・ナショナリズム、あるいは身内ナショナリズムであることがはっきりした。 世界に対してどころか、日本にも開かれていないファミリー・ナショナリ...

昨年の「『田原総一朗よ驕るなかれ』以来、久々の佐高本である。 ・・・・石原は愛国を唱え、ナショナリストを気取るが、そのナショナリズムは親バカ・ナショナリズム、あるいは身内ナショナリズムであることがはっきりした。 世界に対してどころか、日本にも開かれていないファミリー・ナショナリズムである。 この時評集はすべて、石原敵なるものへの批判で貫かれている。 ・・・「始めにより」 都の内政問題(私物化、破綻寸前の新銀行東京、ベンゼン・シアン・六価クロム問題の築地移転)などを、東京マラソン~2016年東京オリンピックへの流れで、都民の目を逸らせ、煙に巻く手段のような気がしてならない。 政治家、財界人、ジャーナリスト、タレント、文化人などなど、兎に角斬って斬って斬りまくる。こんな人まで?と思うのだが、読んでみると成る程とうなずいてしまう・・・ 読んだ後は、スカッとするから不思議だ。 次が楽しみ・・・

Posted byブクログ