幸福の王子 の商品レビュー
とても大切な童話です。 意外なまでに知らない方が多いのですよね。 願わくば,こどもに母親が語り掛けるような文体に,ですます調がよかったな。 いつか日→日訳しようと思っていたのだけれど,或る日うたになりました。 たまに,口ずさんでは,彼等を想います。
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高校生の時このお話で感想文を書きました。 小さい頃の私なら迷わず王子様のお手伝いをしたけれど今ならどうだろうか?そんな疑問を持って。 助けてあげたい人はたくさんいる、目の前のわずかな人を助けることに意味はあるのか、助けられない人の方が多いのに。 それでも目の前の困っている人を見て...
高校生の時このお話で感想文を書きました。 小さい頃の私なら迷わず王子様のお手伝いをしたけれど今ならどうだろうか?そんな疑問を持って。 助けてあげたい人はたくさんいる、目の前のわずかな人を助けることに意味はあるのか、助けられない人の方が多いのに。 それでも目の前の困っている人を見て見ぬふりする人にはなりたくないと思いました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
美しさを忘れた時に読めばいいと思う。 エゴだけをぶつけ合うような人間関係の中にいる時は、 泉を満たすみたいにすうっと沁み込む素敵なお話だ。 現代は何も感じなくなってしまった人間ばかりだと、 思っていたのだけれど「幸せの王子」を読むと、 昔から多くの人々はそういう風で、美しい人はほんの僅か。 哀れに消えて行くのが常だったのだと思い知った。 けれど、それはどうしようもないことなのだとも。 曽野さんの後書が入っていたのはこの版で良かっただろうか? 確か曽野さんの後書がまた見事だったのだ。
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ストーリーはもちろん、訳文、イラストがとても綺麗でこのお話の雰囲気によくあっています。 昔読んだ絵本とは、また違った味わいでした。
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これは昔から大好きなお話で、かなり泣けますっ! 登場人物は、銅像の王子、町長さん、町の人々、群れからはぐれてしまった燕です。
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「不思議なことに、こんなに寒いのに、温かい感じがするんですよ」 「この世で最もすばらしいの、人々の悲しみなんだよ。みじめさにまさる神秘はないんだ。」
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「幸福の王子」 高い円柱の上 全身は金箔で覆われて 眼に二つのサファイア 刀の柄に赤いルビー 「一羽のつばめ」 仲間は6週間前にエジプトへ 葦を好きになる 恋の仕草 水を叩いて翼でさざ波を立てる 王子との出会い 「この世でもっともすばらしい...
「幸福の王子」 高い円柱の上 全身は金箔で覆われて 眼に二つのサファイア 刀の柄に赤いルビー 「一羽のつばめ」 仲間は6週間前にエジプトへ 葦を好きになる 恋の仕草 水を叩いて翼でさざ波を立てる 王子との出会い 「この世でもっともすばらしいのは、人々の悲しみなんだよ。みじめさにまさる神秘はないんだ。」 ルビーもサファイアも金箔も、王子の保有する全てはつばめにより貧しい人の下へ運ばれた。 「ぼくが行くのはエジプトじゃないんです。死の家へ行くんですよ。死というのは眠りの兄弟ですよね、違いますか?」 そしてつばめは、王子の唇にキスすると足元に落ちて死んだ。 その時、王子の鉛の心臓も、ぱちっと二つに割れた。 神が天子の一人に言った。 「この町で、一番尊いものを二つ持ってきなさい。」 すると天使は神のところへ、割れた心臓とつばめの死骸を持ってきた。 あとがきに書かれている。 「愛の入り口の『同情』は、英語で『Compassion』という。 Com(共に)passion(苦難を受けること)とは、十字架の受難のことである。」 「幸福の王子とつばめは、その愛の本来の厳しい姿を完成した。誰にも知られず、誰にも感謝されずにであった。」
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「幸福の王子」と呼ばれた黄金の像はみんなから尊敬されていた。そんな王子は不幸な人たちを見過ごすことができない。像となってしまって動けない王子は、通りすがりのつばめにお使いを頼む。 慈悲深い王子のために働くつばめと王子の愛の物語。心が温かくなる1冊。絵本でも販売されています。
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