評伝シャア・アズナブル(下) の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
チェック項目6箇所。「籠の中の鳥は鑑賞される道具でしかない。」、「戦士は生きているかぎり、戦わなければならないのだ。」シロッコは「理」のみで動き、「情」を持たない、「情」によって動き「理」を持たぬハマーンの対極にいるニュータイプ。人間を愛していない男が「ニュータイプの世づくり」を志すと言うのも奇妙な話。
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「私、シャア・アズナブルが粛正しようというのだ」 今自分自身が言ってみたい科白やなぁとしみじみ… 子ども時代に観た機動戦士ガンダムは、 自分自身の中で善悪の対決みたいな捉え方をしていたが、 この評伝を読んでいると、どうもそう単純なものではないらしい。 ということだけでも理解する...
「私、シャア・アズナブルが粛正しようというのだ」 今自分自身が言ってみたい科白やなぁとしみじみ… 子ども時代に観た機動戦士ガンダムは、 自分自身の中で善悪の対決みたいな捉え方をしていたが、 この評伝を読んでいると、どうもそう単純なものではないらしい。 ということだけでも理解することができてよかった。
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なるほど。シャアはいいいやつだ。 彼の不幸は、一般人としての才能は超一流だけど ニュータイプとしては二流、でもジオン・ダイクンの 息子として背負うものが大きすぎた故の不幸があった。 含蓄ある。 で、アムロとララァのシンクロでアムロが見た 人間の可能性を二流のシャア...
なるほど。シャアはいいいやつだ。 彼の不幸は、一般人としての才能は超一流だけど ニュータイプとしては二流、でもジオン・ダイクンの 息子として背負うものが大きすぎた故の不幸があった。 含蓄ある。 で、アムロとララァのシンクロでアムロが見た 人間の可能性を二流のシャアは見ていないので その将来像を提示できなかったと。。。 深い!!
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上巻に引き続き、懐古シーン満載。 オトナになったシャアの苦悩を、しっかりした口調で指摘して切る。 かなり楽しませてもらったが、帰省の折、友人に託しました。 ボクにも時が見えた。
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著者は上巻でもすばらしい論評を展開していたが、下巻では時代が進み難しくなる物語の中でのシャア(クワトロ)の振る舞いと思考、そしてその周辺に存在し、物語に重要な意味を持たせる人物らについて、さらに深い洞察と論考を試みている。その記述は上巻にも増して揮っており、単にアニメの評論を超え...
著者は上巻でもすばらしい論評を展開していたが、下巻では時代が進み難しくなる物語の中でのシャア(クワトロ)の振る舞いと思考、そしてその周辺に存在し、物語に重要な意味を持たせる人物らについて、さらに深い洞察と論考を試みている。その記述は上巻にも増して揮っており、単にアニメの評論を超えた内容にまで昇華されていると言える。 例えばクワトロがカミーユに言い放った 「新しい時代を創るのは老人ではない!」 という台詞。 ここで言う「老人」は「しがらみにとらわれた人」を指し、クワトロ(シャア)自らをも含めた意味を持つという。Z以降の各キャラクターの言葉はとかく解釈の難しいものが多いが、著者はこのように、一つ一つの言葉が象徴するものを丁寧に解き明かしていくことで、ストーリー全体の理解を深めようと試みており、それは少なくとも私にとっては成功しているように思える。 ところで、ガンダムシリーズを通じて理解すべき重要な概念に「ニュータイプ」がある。その対比として「重力に魂を引かれた人々」という言葉も登場する。 あまり考えずにストーリーをなぞっていけば、これらはまさに対立する意味をもつように捉えがちのように思えるが、著者はこれらの言葉に違った見方を与えることで、ストーリーをより深く理解し、考えるカギを与えてくれる。 例えばハマーン・カーン。 彼女はMSパイロットとしても、戦闘以外のシーンにおいても一流のニュータイプ能力を発揮している。 しかし、彼女はザビ家の再興を目的としてアクシズを掌握する。それはオールドタイプであった旧ジオン公国の指導者層が作った体制にとらわれていることであり、その意味において彼女も「重力に魂を縛られ」た人であると著者は断じる。 こうした解釈の積み重ねにより、ストーリーの理解はずっと深まる。 そこから先、「ガンダムシリーズは何を語ろうとしているのか」を考えるのは、視聴者の仕事である。
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数年前にシャアのフィギュアを見かけました。赤いザクと並べられたそれは、とっても綺麗なお顔でありました。買っておけばよかった。
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ガンダムの主人公はシャアである。 アムロではない。 という観点は正しく、そこから貫かれて書かれた本。 悲しいシャアの人生が見えてくる。 栄光の歴史→ニュータイプとしての挫折→王家の血故の行動。 悲しい。 ゼータガンダムやらその後やら全然観てないファースト世代におすすめ。
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シャア・アズナブルの言葉から彼の人生を論じた、真面目な評論。 ゆえに、学術にカテゴリーしましたww ともあれ、すでに語りつくされた感もあるシャアなのだが、それをあえて語ることの難しさ。でもって、冷静さを保ったままでいるあたりも、感心いたしました。 フィクションの人間...
シャア・アズナブルの言葉から彼の人生を論じた、真面目な評論。 ゆえに、学術にカテゴリーしましたww ともあれ、すでに語りつくされた感もあるシャアなのだが、それをあえて語ることの難しさ。でもって、冷静さを保ったままでいるあたりも、感心いたしました。 フィクションの人間を、まるで実在の人のように語ることを、ヘンだと見る人も多いのだろう。けれど、愛はフィクションだろが、実在だろうが、そういうことは不問なのだ。 だいたい、坂本竜馬を云々と語る人だって、それは伝わっている坂本竜馬のことだけで、それが100%真実だとは誰にもわかるものではない。 坂本竜馬を例に出したのは、偏愛している人が多いからだ。そしてそういう人と、シャアを偏愛する者は、根本的になんら変わるものはない。 話がそれた。 それにしても、やはりここでもクワトロ・バジーナ時代は不評なのである。 一番人間味があると私は思うんだがな。人間くさい、ヘタレなシャアが好きなんだが、そういうのはマニアックなのかww ともあれ、シャア好きは買うべし、読むべし。 これを読まずして、シャアを語るべからずww
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2009年9月21日読了。シャア・アズナブルの生涯を読み解く書の下巻。グリプス戦役後半・アクシズのハマーンとの再会からアクシズ地球降下作戦にて行方不明になるまでのシャアの活動の軌跡を追う。マザコンともロリコンとも、アムロ・カミーユら宇宙世紀を彩るスターパイロットたちに結局力及ばな...
2009年9月21日読了。シャア・アズナブルの生涯を読み解く書の下巻。グリプス戦役後半・アクシズのハマーンとの再会からアクシズ地球降下作戦にて行方不明になるまでのシャアの活動の軌跡を追う。マザコンともロリコンとも、アムロ・カミーユら宇宙世紀を彩るスターパイロットたちに結局力及ばなかったとも言われるシャアだが、ジオンの名を利用しようとするザビ家、またそのザビ家をさらに利用しようとするハマーンや独自のカリスマを持つシロッコらとは違いジオン・ダイクンという偉大な父の血をひく正統な「英雄」としての責任を、シャアは自分なりに誠実なやり方でまっとうしようとしていたのだということが分かる。後世これだけ彼が誤解されているのは不幸なことだ・・・もちろん、シャアにも批判されるべき点は多々あるのだが。
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シャア本の下巻 内容は機動戦士Zガンダムから映画 逆襲のシャアまで ネオ・ジオン総帥になったシャアの思想とはいったいどういうものなのか? アムロとのやりとりを含めて逆襲のシャアは見所満載です。ガンダムの中でも政治的な色が濃い本作からはシャアの思想がよく読み取れます。 ...
シャア本の下巻 内容は機動戦士Zガンダムから映画 逆襲のシャアまで ネオ・ジオン総帥になったシャアの思想とはいったいどういうものなのか? アムロとのやりとりを含めて逆襲のシャアは見所満載です。ガンダムの中でも政治的な色が濃い本作からはシャアの思想がよく読み取れます。 本書はそれをさらに多角的な視点から分析しておりおもしろいです。 シャアとシロッコの相同点と相違点 シャアは一流の見識がありながらニュータイプとして二流であったために抱えた悩み などなど
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