烈火の月 の商品レビュー
野沢作品2話目 面白い。後半は一気に読んだ。 前半は、何だ型破りな刑事のスタンドプレーが絶賛される話か、 と思っていて、好きではない話かもと思ってなかなかページも進まなかったけど、中盤ぐらいから引きこまれた。最後の清弘達との対決とか、上層部とのやりとりとか、目が話せなかった。 ...
野沢作品2話目 面白い。後半は一気に読んだ。 前半は、何だ型破りな刑事のスタンドプレーが絶賛される話か、 と思っていて、好きではない話かもと思ってなかなかページも進まなかったけど、中盤ぐらいから引きこまれた。最後の清弘達との対決とか、上層部とのやりとりとか、目が話せなかった。 最初気になったのは、1章のタイトル「その男、凶暴につき」。 北野武初映画監督作品と同じタイトルだ、と思って、あれ?これが原作?そういえば、主人公の性格は似てるかもと。(あの映画は面白かった) けど、映画はもうずいぶん昔の放映だけど、この本はそれより前?でも放映後の現実の事件の話とか出てくるしなぁ、と思っていたら、この人が映画の脚本書いてて、撮影現場で原型残らないぐらい変えられたから、小説として生まれ変わらせたみたいなことが書いたった。なるほどね。 結末は映画とは全く違うけど、引き込まれる話だった。 でも、この人、亡くなってたんだね。もっといろいろ読んでみたかった。 残念。
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その男、凶暴につき の原作だったようだ 警察ものらしく暴力シーンは多いが どこか憎めない主役に惹かれた
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久々の野沢尚作品。 脚本家として有名な作者だけど、私はこの人の初期の小説「恋愛時代」が好き。 その後、発表する作品は、脚本家上がりとは思えないぐらい、ミステリー色が濃くなり、有名なミステリー作家と比べても遜色変わらない。 この「烈火の月」も同じく、非常にスリリングな展開であっとい...
久々の野沢尚作品。 脚本家として有名な作者だけど、私はこの人の初期の小説「恋愛時代」が好き。 その後、発表する作品は、脚本家上がりとは思えないぐらい、ミステリー色が濃くなり、有名なミステリー作家と比べても遜色変わらない。 この「烈火の月」も同じく、非常にスリリングな展開であっという間に完読。 破天荒な刑事・我妻のこれからも期待出来そうな仕上がりなのに、この作品が単行本化された、その5か月後には自ら命を絶ってしまう・・・ 好きな作品が多い作家だっただけに、もう新しい作品が読めないと思うと、寂しくてならない。
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北野武監督「その男、凶暴につき」の原案。原作ではない。どうもクスリだのドンパチだのアウトローな警官だのという話は苦手である。ハリウッド超大作とかならスカッと何も考えなくて良いのだけども。そのわりに面白く読めたのは、ひとえに野沢尚の筆の力。惜しい人をなくしたもんです。
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待望の野沢作品の文庫化。飛びついて買っちゃいました。でも。なんだけど。読みたかった野沢路線とはちょっと違ったかな。残念。巨悪に立ち向かうアウトローな刑事のお話。暴力、麻薬、レイプ、発砲、ヤクザ、警察官僚・・・。適度に配置された山場たち。脚本家としての野沢氏を濃く感じさせる作品でし...
待望の野沢作品の文庫化。飛びついて買っちゃいました。でも。なんだけど。読みたかった野沢路線とはちょっと違ったかな。残念。巨悪に立ち向かうアウトローな刑事のお話。暴力、麻薬、レイプ、発砲、ヤクザ、警察官僚・・・。適度に配置された山場たち。脚本家としての野沢氏を濃く感じさせる作品でした。
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