日本国債 オリジナル版(下) の商品レビュー
金融の話は、正直、私には難しかったけど、何故か飽きずに最後まで読むことができました。 ただ、どうしても納得できなかったのは、野田さんが自分の父親にタキさんに好意があることを話していたトコ。 イイ歳の男性が付き合ってもいない女性のことを親に話すかぁ?(フツーの雑談くらいならともかく...
金融の話は、正直、私には難しかったけど、何故か飽きずに最後まで読むことができました。 ただ、どうしても納得できなかったのは、野田さんが自分の父親にタキさんに好意があることを話していたトコ。 イイ歳の男性が付き合ってもいない女性のことを親に話すかぁ?(フツーの雑談くらいならともかくね。) 全体からしたら、些細なことかもしれないけど、すごく違和感がありました。
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経済に弱い私に、このような経済小説が理解できるかどうか、また面白いと思えるかどうか躊躇しながらも読み始めた。読むきっかけは「ちちんぷいぷい」という大阪毎日放送の帯番組。その中でニュースを普通のおばちゃんにもわかりやすく説明してくれるコーナーで最近の経済不安、日本の国債、そして未達...
経済に弱い私に、このような経済小説が理解できるかどうか、また面白いと思えるかどうか躊躇しながらも読み始めた。読むきっかけは「ちちんぷいぷい」という大阪毎日放送の帯番組。その中でニュースを普通のおばちゃんにもわかりやすく説明してくれるコーナーで最近の経済不安、日本の国債、そして未達について解説するときにこの小説が分かり易いと紹介していたのである。 確かにディーラーの仕事、国債の売買の詳しい説明を物語という形で私のような無知な読者にも分かり易く解説してくれている。小説としてもサスペンスとしてまた恋愛も含めエンターテイメントとして面白く展開していく。経済云々を抜きにしても十分楽しめる小説である。国債発行に関することを完全に理解したわけではないが、今まで無関心に近かった国債については初歩の段階の理解はできた。それにしても日本の財政はなんと危うい薄氷の上に成立しているのかとぞっとしてしまう。
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結局、一度きりの国債未達では市場に強烈なインパクトは与えられても、日本経済を破綻させるまでには至らないらしい。関係者(シ団)は知恵を絞り市場を改善させ、何事もなかったように無条件で国債を買い続けるのだろう。だが、国債市場を改革しプライマリーディーラー制が導入されることで、今まで...
結局、一度きりの国債未達では市場に強烈なインパクトは与えられても、日本経済を破綻させるまでには至らないらしい。関係者(シ団)は知恵を絞り市場を改善させ、何事もなかったように無条件で国債を買い続けるのだろう。だが、国債市場を改革しプライマリーディーラー制が導入されることで、今までのやり方は通用しなくなるのだ。 魅力のない日本国債市場が健全な姿に生まれかわったとしたら、そちらの方が恐ろしいことになりはしないかと思う。なぜなら、市場を健全化して開放することにより、国債の価値がどれだけのものなのかはっきりとするのだから、決して今までのような低利では取引できない。無秩序に国が借金できなくなるその後の日本経済は悲惨な状況だろう。
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経済小説なのか、刑事小説なのか少し冗長な感じの下巻です。 少し期待はずれでした。1冊分くらいの分量でまとまっていたらもう少し面白かったかもしれません。
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発刊当時話題になったのかもしれませんが、当時は社会人経験が浅く読書にもさほど興味がなかったので本作品を知りませんでした。 「日本国債」そのものを活かした作品は面白いと思います。元金融業界出身という点でもプロット自体に深みがあります。しかし、展開が少し疑問に残る点もあり惜しい作品と...
発刊当時話題になったのかもしれませんが、当時は社会人経験が浅く読書にもさほど興味がなかったので本作品を知りませんでした。 「日本国債」そのものを活かした作品は面白いと思います。元金融業界出身という点でもプロット自体に深みがあります。しかし、展開が少し疑問に残る点もあり惜しい作品と思いました。登場人物も人物像の設定が深い人とそうでない人の差が大きいような気がします。 プロットの練り込みと人物の背景表現を工夫すればもっと評価される作品になったと思います。
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