鄙の記憶 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
面白かったけど、主人公の浅見光彦の影が薄いです。 作者の体調不良も影響しているかもしれないけど、 いつもの浅見光彦のキャラと微妙に違いを感じました。 行動力があって、犯人と対決すると思うのです。 この作品で、犯人は自首しますが、 もやもやとしたものが残りました。 若い女性も出てきますが、「ヒロイン」はいません。
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内田さんに嵌ってる人から借りて(押し付けられて・笑)読んでる浅見さんシリーズ。読んでてすごいいろんなことを調べてるし歴史の勉強にもなるんだけど終わり方がちょっとと思う。いくら周りの人を思ってでも真実を明らかにしないのは引っかかる。
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静岡県寸又峡で起きた2件の殺人事件を追う老新聞記者が、事件の謎を追った先の秋田の大曲で殺されてしまう。 老新聞記者の活躍が浅見探偵に刺激されたという事情があって、どうあっても犯人を突き止めなくてはならない立場でしたが、つきつめると犯人には悪人というには忍びない事情もあって、犯人探...
静岡県寸又峡で起きた2件の殺人事件を追う老新聞記者が、事件の謎を追った先の秋田の大曲で殺されてしまう。 老新聞記者の活躍が浅見探偵に刺激されたという事情があって、どうあっても犯人を突き止めなくてはならない立場でしたが、つきつめると犯人には悪人というには忍びない事情もあって、犯人探しがうやむやに終わってしまったのは、最近の浅見ものに見られる傾向でしょうかね。 それにしても、行き当たりばったりというか、浅見探偵がふらっと思いついて立ち寄った先で、重要人物との出会いが生じてしまうという展開が本書でもありましたが、プロットなしで書いているからこうなるんでしょうかね。 また、本書の中で、豪華客船「飛鳥」での世界一周の旅までちゃっかり予告してるなんざ、小説を書くのが楽しくて仕方ないんじゃないだろうかと思いたくなるほどに、うらやましいですね。毎度の浅見刑事局長の弟さま。。。のくだりもあって、安心して楽しめます。 2007/1/31
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