壊れた光、雲の影 の商品レビュー
「壊れた光」は方言が苦手。「雲の影」は子供を喪った母親の喪失感や虚無感が綴られたストーリー。自然の生命の流れを途切れさせてしまった深い哀しみ。空からこぼれ落ちたものが海となり、海から溢れたものが空となる。遠く離れているけれど、見えないだけで真実は近いのかもしれない。地球が丸いから...
「壊れた光」は方言が苦手。「雲の影」は子供を喪った母親の喪失感や虚無感が綴られたストーリー。自然の生命の流れを途切れさせてしまった深い哀しみ。空からこぼれ落ちたものが海となり、海から溢れたものが空となる。遠く離れているけれど、見えないだけで真実は近いのかもしれない。地球が丸いから見えないだけで、遠く離れた船はちゃんと存在するように。
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※このレビューにはネタバレを含みます
絶望するには弱すぎる。 二つの話。 余命を宣告され(多分)、残りの時間を写真をとることにした男。その旅先で巡る過去のこと。 息子を海で亡くした女は悲しみの中をさまよい、夫は浮気をしている喪失感。 ちょっと話がねぇ、つかみづらい。 絶望するには弱すぎる。 しかし悲しみはふつふつと湧き出るばかりで、けれどどうやってそれを形に言葉にしたらいいのかなんて、わからない。 絡みづらいねー。 でもやっぱり著者の本読むと自分の近況と似てたりで タイミングがすごい。 読みづらいってわかってても読みたくなる、著者の本)^o^(
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激しい盛り上がりはなく淡々と物語が紡がれていきます。話としては「雲の影」の方が起伏があって好きですが「壊れた光」には素敵な言い回しや台詞がいくつか出てきました。
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