伊勢丹セラピー の商品レビュー

小林光恵【著】

2020/09/09

伊勢丹が好きだ。駅からあんなに離れていても、新宿の猥雑さがいっそう増しても、伊勢丹が好きだ。

そんな私が、14年前、タイトルに惹かれて新橋のTSUTAYAでこの本を買った。らしい。なのに、それ以降積ん読。必然的に内容も昔の伊勢丹のことが書かれている。

面白くなかった。
伊勢丹に行くことがセラピーであることの由縁、どんな効果があって、こんな人がいて、あんな店員さんがいて、それが癒しになっていて…的な話だと思っていたのでがっかり。
分量も少ないし、内容も浅いし、よくこれで企画通ったなと思って版元を見れば新講社。こんな本も出してるのねという感慨も。

2009/10/07

「幸せはお金では買えない」
とよく言うけれど、
お金で買える幸せはあります。

お洋服を買えばうれしくなるし、
お化粧品を買えばわくわくするから。

元気がなくなったとき
大自然なんかにふれるよりも、
伊勢丹（特に本店）に行って、
きれいな靴とかお化粧品とかお洋服を
たくさん見たほうが俄然力が湧く。

そんな人におすすめです。

2009/10/04

某Ｔ島屋出身の方はいちばんすごいデパートは伊勢丹だ！
とおっしゃってました。

が、この本は立ち読みでもよかったかな。

2009/10/04

幼稚園の頃から高校卒業まで荻窪に住んでいたわたしにとって、一番親近感のあるデパートは伊勢丹だった。母は伊勢丹がお気に入りで、自分のここぞというときの服、家族のイベント用の服をいつも伊勢丹でじっくりじっくり吟味して買っていた。小学校の卒業式用にチェックのブレザーと黒いプリーツスカートとサーモンピンクのブラウスと、初めてのストッキングと、黒い革靴を一式買ってもらったのも伊勢丹だった。大学に入って、4年間バイトした店が新宿紀伊国屋書店ビルの中のアクセサリー屋さんで、そこに伊勢丹の女性社員の顧客がいた。彼女は今で言うなら、まさしくキャリアウーマンで、しっかり仕事をして、自分の好きなおしゃれにも納得できるだけのお金をつぎ込んで愉しむ人だった。カッコ良かった。わたしも40歳にはああなりたいと思ったものだが、、、、はて？　そんなこととか、いろんなことを思い出しながら、一気読み。光恵さんの本は不思議とマンガみたいにすぐ読める。子どもが成長して、稼いだお金を自分のために使えるようになったら夫婦で西荻に引越すのが我が家の夢だ。そしたらまた、伊勢丹に通おう。わたしも大好き！伊勢丹。（11/15/2006）