時そばの客は理系だった の商品レビュー
あまり落語は知らないが、それでも実際に聴きに行った遥か昔には、大爆笑した記憶が思い起こされた。それだけに字面だけにすると、それだけでもある程度は伝わるのであるが、落語家の身振り手振りや、話し方により、真に活きた落語となるものと改めて思った。 それと数学を引っ付けた本書であるが...
あまり落語は知らないが、それでも実際に聴きに行った遥か昔には、大爆笑した記憶が思い起こされた。それだけに字面だけにすると、それだけでもある程度は伝わるのであるが、落語家の身振り手振りや、話し方により、真に活きた落語となるものと改めて思った。 それと数学を引っ付けた本書であるが、そもそも江戸の人々たちは、実生活に即した数学が、ある意味現代よりも身近に接していたのではなかろうかと思え、それ故に数を取り扱う噺が多数あるのであろう。 また落語を聞きたくなった。
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#読了 『時そばの客は理系だった-落語で学ぶ数学-』 柳谷 晃 著 奥深き古典。 落語には、数学、哲学、文化などなど、江戸の庶民の生活をよく表している。 この時代の庶民の数学レベルは実に高いな。 こういうのを読むと、算数嫌いだが、純粋に数学って面白いなーと思わせてくれる。 ...
#読了 『時そばの客は理系だった-落語で学ぶ数学-』 柳谷 晃 著 奥深き古典。 落語には、数学、哲学、文化などなど、江戸の庶民の生活をよく表している。 この時代の庶民の数学レベルは実に高いな。 こういうのを読むと、算数嫌いだが、純粋に数学って面白いなーと思わせてくれる。 数式見ると、頭痛くなるけど、理論なんだよな。 久しぶりに寄せを聴きに行きたくなったわ。 こういう先生が学生時代にいたのなら、きっと、数学にもっと興味を持てたやもしれん。 あー、楽しかった。
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推薦理由: 落語噺で楽しみながら数学の考え方に触れることができる。「理系」とか「数学」という言葉を見ただけで背を向ける、そんな人にこそ手に取ってもらいたい本である。 内容の紹介、感想など: 皆さんは落語を観たり聞いたりしたことはあるだろうか。古典落語は、江戸時代の一般庶民の日常を...
推薦理由: 落語噺で楽しみながら数学の考え方に触れることができる。「理系」とか「数学」という言葉を見ただけで背を向ける、そんな人にこそ手に取ってもらいたい本である。 内容の紹介、感想など: 皆さんは落語を観たり聞いたりしたことはあるだろうか。古典落語は、江戸時代の一般庶民の日常を描く中に、色々な笑いの要素を取り入れて観客を楽しませる日本の古典芸能だが、本書では、その落語噺と数学との関連性を解説するという大変独創的なことを試みている。 「一目上がり」では等差数列と等比数列を、「狸の賽」では賭け事の勝敗の確率を、「粗忽長屋」では命題の真義の論理を、「時そば」では昔と今の時間の捉え方と計算方法を解説し、数学が日常生活に密接に関わっているということを説明している。関連付けが少々強引なところもあるがその辺は大目に見よう。 まず紹介されている落語でクスっと笑い、その後で数学との関わりを楽しんでもらいたい。
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落語の中の数学というのはおもしろい視点でした。数学の話がどっぷりという訳じゃないので読みやすいかも・・・。
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落語と数学という組み合わせに期待したが、ちょっとこじつけ感があって残念。数学が実生活で使えるものだということを伝えたい気持ちは分かるのだけれど、伝わりきらずというところ。 それでも、 •カウンターの語源。 •気象予報も微分積分。 •13日は金曜日になる確率が高い。 •煩悩が百八...
落語と数学という組み合わせに期待したが、ちょっとこじつけ感があって残念。数学が実生活で使えるものだということを伝えたい気持ちは分かるのだけれど、伝わりきらずというところ。 それでも、 •カウンターの語源。 •気象予報も微分積分。 •13日は金曜日になる確率が高い。 •煩悩が百八つである理由。 •千載一遇の載は、10の47乗。 •不可思議は10の64乗。 といったところを知れたので よかったかな。 数学と生活とのつながりを伝える小話として、メモしておく。
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落語の説明は面白い。知見のなかった知識を得ることができて参考になった。但し、数学の話は面白くない。要は数学に絡ませることなく、単に落語解説本を読めば良かったんだなと後から気付いた。
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落語も楽しめて、数学も身近に感じられるようになり数学嫌いのひとも数学が好きになるかもしれない本です。数学と落語がこれほど関わっていたとは......発想が新鮮で良かったです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] 落語の噺には、数学や科学のネタが満載されていた! 「親子酒」は「クレタ人のパラドックス」であり、「一目上がり」は「等差数列と等比数列」を解説、「千早振る」は「演算の法則」で、「平林」は「素因数分解」で、「こんにゃく問答」は「非ユークリッド幾何学」、「日和違い」は「カオス理論」でもある。 ネタづくりは、数学のわかる落語家・三遊亭金八と林家久蔵が担当。 笑っている間に身につく数学の知恵26席。 [ 目次 ] 第1章 落語に潜む数学の原理(親子酒―誰が本当のことを知っているのか;一目上がり―数の並びで未来を予測;千早振る―一つの式でも二つの答え、困ります;提灯屋―誰でも認める綺麗な形;お神酒徳利―余計な塾よりそろばんが;こんにゃく問答―当たり前のことがくずれると) 第2章 落語で論理と確率を(死神―平均寿命のトリック;宿屋の富―賭けは得か;井戸の茶碗―仕事が仕事を呼ぶ訳は;粗忽長屋―考えない論理;狸の賽―賭けを支配するもの;日和違い―少しの違いが大きな違いに、微積の穴) 第3章 落語で社会と経済を学ぶ(かぼちゃや―商売に使える計算;しの字嫌い―縁起の良い数字、悪い数字;つぼ算―数のトリック、商売のトリック、騙しのテクニック;花見酒―儲けたような気分だけ;質屋庫―ちりも積もれば、は本当か;平林―構造と分類と) 第4章 落語の中の科学(時そば―長さが違う時間の測り方;皿屋敷―空を見ていてわかること;死ぬなら今―仏教の中の数字;七五三―数珠の珠の数の秘密;寿限無―とても大きな数の単位;茶金―倍倍ゲームの落とし穴) 第5章 落語が教える勉強法(天災―勉強で大事なことは;松竹梅―努力をすれば一人前) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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私は数学が好きだ。大学入試が数学だけなら東大でも京大でも早稲田でも慶応でも入れる自信があった。高校3年の2学期の模試の数学が超難問ぞろいに関わらず98点をたたき出し、県で3位になった。その時の数学の偏差値が私の瞬間最大偏差値83である。 私を数学好きにした原因の一つに中学時代に読...
私は数学が好きだ。大学入試が数学だけなら東大でも京大でも早稲田でも慶応でも入れる自信があった。高校3年の2学期の模試の数学が超難問ぞろいに関わらず98点をたたき出し、県で3位になった。その時の数学の偏差値が私の瞬間最大偏差値83である。 私を数学好きにした原因の一つに中学時代に読んだ矢野健太郎氏の本である。これほど数学の楽しさを教えてもらえた本には未だ出会えていない。 この本も然り。 BRUTUSの落語特集を最近読んで落語熱にかかりかけていた私の目の前に現れたのがこの本だ。落語+数学ならば今読むしかないと購入した。 落語に三題噺というのがある。客から3つのキーワードをあげてもらいその言葉を盛り込んで小咄を成立させるという即興小咄。この本はまあ、「落語」と「数学」の二題噺である。それもあまり出来がいいとは言えない。一言で言えばこじつけだ。
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話や発想としては非常に面白いのですが、数学や科学と落語の結び付け方にはちょっと無理があるような気も。私のように数学の世界に足を突っ込みかけている人間にとっては目新しい数学の話もそんなにないので、このくらいの評価になりました。 ただ、落語は面白い。ここに文章として載せられている...
話や発想としては非常に面白いのですが、数学や科学と落語の結び付け方にはちょっと無理があるような気も。私のように数学の世界に足を突っ込みかけている人間にとっては目新しい数学の話もそんなにないので、このくらいの評価になりました。 ただ、落語は面白い。ここに文章として載せられている落語の噺は、すべて本業の落語家さんたちが監修しているそうで。さすがに本物を聞くようには読めませんが、それでも内容をつかんでどこが笑いどころか理解するには十分じゃないかと。 落語と言えば飛行機の機内放送くらいでしか聴いたことがなく、この本に載っていた噺でもまともに覚えていたものは『寿限無』くらいしかない私としては、それだけでも読んで損はなかったと思えています。
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