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“手"をめぐる四百字 の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2022/07/15

「銀花」が休刊されて ほぼ10年になるでしょうか… 「銀花」での連載「手をめぐる…」 が掲載されているたびに その「手書き文字」から眺めることが 楽しみでした 親しくさせてもらっていた作家さんが 「僕のように 原稿用紙に書いているモノは  もう ほとんどいないらしい…」 との...

「銀花」が休刊されて ほぼ10年になるでしょうか… 「銀花」での連載「手をめぐる…」 が掲載されているたびに その「手書き文字」から眺めることが 楽しみでした 親しくさせてもらっていた作家さんが 「僕のように 原稿用紙に書いているモノは  もう ほとんどいないらしい…」 との言葉を交わしたのが ちょうど この連載が始まったころでした いま「手書き」の魅力と価値が ますます見出されるべきだと 思うのは私だけでしょうか

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2018/12/20

Vol.46 まとまった文章はウソっぽい!? サブ本として紹介http://www.shirayu.com/letter/2009/000091.html

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2018/07/01

手の宇宙について、五十人が想いをめぐらせ、自筆で綴った。その手の跡をたどれば、書き手の息づかいが聞こえ、生きる姿があらわれる。(アマゾン紹介文) 雑誌の企画を集めた一冊だそうですが、大変面白いと思います。 掲載されているのは、いわゆる大家と称されるような方々ばかりなので、次があ...

手の宇宙について、五十人が想いをめぐらせ、自筆で綴った。その手の跡をたどれば、書き手の息づかいが聞こえ、生きる姿があらわれる。(アマゾン紹介文) 雑誌の企画を集めた一冊だそうですが、大変面白いと思います。 掲載されているのは、いわゆる大家と称されるような方々ばかりなので、次があればもう少し年齢層を下げていただきたい。

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2013/12/08

名古屋市の図書館リサイクル会にて見つけた本。 活字やPCの字に慣れてしまって忘れかけた手書きの文字の味わいがそこにはある。 見開きの2枚に約400字、書き手の個性がにじみ出ている。 それぞれが「手」にまつわるテーマで書かれている。 季刊誌「銀花」にあったコーナーを集めたもの。 あ...

名古屋市の図書館リサイクル会にて見つけた本。 活字やPCの字に慣れてしまって忘れかけた手書きの文字の味わいがそこにはある。 見開きの2枚に約400字、書き手の個性がにじみ出ている。 それぞれが「手」にまつわるテーマで書かれている。 季刊誌「銀花」にあったコーナーを集めたもの。 あらためて「手」で「筆記具」で書くという事の素晴らしさを思う。 よし、年賀状も手書きにしようと思う。

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2012/01/15

 今は亡き(くそう、大好きだったのに……)雑誌「銀花」に掲載されていた、「手」をテーマに著名人・作家が綴る四百字―――の中から、さらに50人をえりすぐって書籍としたもの。  肉筆原稿が読めるというだけでなく、それぞれが使われている「原稿用紙」も見られるのが文具好きにはたまらない...

 今は亡き(くそう、大好きだったのに……)雑誌「銀花」に掲載されていた、「手」をテーマに著名人・作家が綴る四百字―――の中から、さらに50人をえりすぐって書籍としたもの。  肉筆原稿が読めるというだけでなく、それぞれが使われている「原稿用紙」も見られるのが文具好きにはたまらない。どうせだったら、インクの色もわかるように、カラーで収録してもらいたかった。  しかし顔だけでなく、文字にも人柄が表れるものだなあ。千差万別。

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2009/10/04

「手」をテーマに著名人・作家が綴る四百字。 字って人を現すと思うから、個性的なみなさんの手書きの原稿用紙が読めるのが面白かった。 作家時実新子の「たばこを挟んだ指」が個人的に好き。 たばこを挟んだ男の人の指がエロス・・

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2012/02/20

文字は人なり,手は人生なり〜一章:手を合わせる。二章:おしゃべりな手。三章:痛めた手。四章:こぶし。五章:六十の手習い。六章:触れる。達筆は・・歌舞伎役者・二代目中村吉右衛門(日ペンみたい)。悪筆は・・柳美里(こんな太いペンで書くなよ)。律儀で丁寧な字は・・獅子てんや(演という字...

文字は人なり,手は人生なり〜一章:手を合わせる。二章:おしゃべりな手。三章:痛めた手。四章:こぶし。五章:六十の手習い。六章:触れる。達筆は・・歌舞伎役者・二代目中村吉右衛門(日ペンみたい)。悪筆は・・柳美里(こんな太いペンで書くなよ)。律儀で丁寧な字は・・獅子てんや(演という字だけは読にくい)。味のある字は・・車谷長吉。読みにくいのは・・象形文字を原稿の中に書いている白川静。読みやすいのは・・NHKアナウンサーの山根基世。下手な字は・・阿久悠。懐かしい右下がりの読みやすい字は・・角田光代〜字には人柄が出るなあ。いつも自分の字を黒板やホワイトボードで(かなり限定的だが)人目に曝している私の字から,どんな人物として見られているのだろう。読みやすい・綺麗な字だとは云われるが,何考えているか分からないとも陰で云われていることも知っている。無表情で人に接することが多いからなあ

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2009/10/04

ブックレヴューで紹介されていた「”手”をめぐる四百字」という本を読みました。 その中から、印象的であった文章のエッセンスをご紹介します。 白洲正子「手を合わせる」 −手を合わせるというのは、古今東西を通じて、神に祈る時のかたちである。 時実新子「たばこを挟んだ指」 −「...

ブックレヴューで紹介されていた「”手”をめぐる四百字」という本を読みました。 その中から、印象的であった文章のエッセンスをご紹介します。 白洲正子「手を合わせる」 −手を合わせるというのは、古今東西を通じて、神に祈る時のかたちである。 時実新子「たばこを挟んだ指」 −「手が好きで やがてすべてが好きになる」 浅田次郎「男の手」 −ことに箸づかいの上手な人は、あちらもお上手です。 筑紫哲也「手考足思」 −永遠の憧れである河井寛次郎の言葉。頭だけのなまじの浅知恵よりも、手足を働かせて思考を高めることの大事さを説いたものだろう。 高橋治「これが男の指かと思う」 −亡き加藤唐九郎さんの指。唐九郎さんの仕事ぶりは、指で自分のイメージを土から探し出すようなものではない。まさに宙空に漂う美をつかみとって来る。そう思えるさりげなさだった。そのまさぐる動きさえ、無類に美しい指の舞であった。 横尾忠則「宇宙の手」 −自分が描いているのか、誰か別の見えない存在によって描かされているという感覚にぼくはしばしば襲われる。そんな時はぼくの手はぼくのものではなくて宇宙のものだと思ってしまうのである。 志村ふくみ「手」 −「手の先に神が宿る」という言葉。...とはいえ、これほど善にも悪にも通じ、始末に終えない存在もない。...手はその人の願いごとに従いてゆくとも聞いた。こころざしかたく生きている人に手はどこまでもついてゆくと。 お一人お一人の文章とそしてその手で書かれた字を見ながら読むと、また活字印刷の本とは一味違う味わいがあります。

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2009/10/04

19年6月 藤江先生より 手に関する50人の手記。 それぞれの原稿用紙に手書きで書かれていて面白い。丸文字だったり、達筆だったり下手だったり、きれいだったり。 人間性がうかがえる。 浅田次郎、緒形拳、筑紫哲也など。

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