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ピアノ・ソロ の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2018/11/06

久しぶりにこういうのを読んだ。 前に好きだったな、このタイプ。 面白かったけど、後半ももっと音楽っぽいのを期待してたので(他の音楽家に会うとか)、あまりなくて盛り上がらなかった。 違う意味ではとても面白くて、満足。 描写とか世界観とか。

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2013/01/03

<フランス文学> ピアニスト・マックスの、生前・死後・その後を描いた3部構成の物語。 人間臭くガヤガヤとした生前のあとにやってくる、真っ白で無機質な死後の世界。 そして、別人として舞い戻ったその後の世界は現実と非現実のちょうど中間色。 持つ印象も全て異なり、不思議で違和感のあるま...

<フランス文学> ピアニスト・マックスの、生前・死後・その後を描いた3部構成の物語。 人間臭くガヤガヤとした生前のあとにやってくる、真っ白で無機質な死後の世界。 そして、別人として舞い戻ったその後の世界は現実と非現実のちょうど中間色。 持つ印象も全て異なり、不思議で違和感のあるまま飽きの来ない展開でした。 物語のラストは、終始強く想い続けた女性と共に儚く厳しく締め括られました。 一風変わった死後の導き。

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2010/04/20

一部のマックスが亡くなるまでは面白かったけれど、後半はあまり私には合わなかったかな…。 タイトルから、もっと音楽ネタを期待していたせいかも知れません。

Posted byブクログ

2009/10/04

まずこの本のタイトルと装丁に惹かれて手に取り、そして帯の<ゴンクール賞作家エシュノーズが描く現代の「来世図」 死後パリに舞い戻ったピアニストのマックスを待つ運命(じごく)とは?>という文句を読んで即決。図書館の貸し出し窓口へまっしぐら。(購入じゃなくてすみません) ゴンクール賞...

まずこの本のタイトルと装丁に惹かれて手に取り、そして帯の<ゴンクール賞作家エシュノーズが描く現代の「来世図」 死後パリに舞い戻ったピアニストのマックスを待つ運命(じごく)とは?>という文句を読んで即決。図書館の貸し出し窓口へまっしぐら。(購入じゃなくてすみません) ゴンクール賞というのは恥ずかしながら知らなかったのだが、調べてみたところ、フランス国内の数ある文学賞の中でもっとも権威ある賞だそうで、なんと2003年に100周年を迎えたという歴史ある文学賞だった。これを受賞することはとても名誉なことらしい。エシュノーズが受賞したのは1999年で 『ぼくは行くよ(Je m'en vais)』という作品。 さて、本書『ピアノ・ソロ』だが、いやほんとにもう、おもしろかった。上記の帯の文句のとおりの内容。「運命」を「じごく」と読ませるところがニクイ。ピアニストのマックスがなぜ死ぬのか、死後、どうやってパリに戻るのか、そこが興味津々だったけど、とにかくマックスにいろんなことが起こるので目が放せない。 三部構成になっていて、一部がマックスが死ぬまで、二部が死の直後、三部がまたこの世に戻ってから。文字がけっこう詰まっているが、内容がおもしろく日本語も読みやすいのでさらさらと読めてしまった。 自分にはフランス文学が合っているのかも。これまでに読んで深く印象に残っている翻訳作品はすべてフランス文学なのだ。4年前に読んだ『タナトノート 死後の世界への航行』(ベルナール・ヴェルベール著)とか、2年前に読んだ『ボヴァリー夫人』(フローベール著)とか(レビューはトップページから過去ログをご覧下さい)、この『ピアノ・ソロ』とか。 本書がおもしろかったので、ゴンクール賞受賞作はもちろん、この著者の本を少し読んでみたいと思っている。 読了日:2006年11月20日(月)

Posted byブクログ