会社とは何か の商品レビュー

日本経済新聞社【編】

2012/10/08

日経新聞で去年連載されていた記事をまとめて再構成したもの。
連載時も大体読んでいたのですが、今読み返して見るとなかなか示唆深いことが書いてあります。
ちょうど村上ファンドとかホリエモンの騒動のときなので、どうしても株主－会社－その他ステークフォルダーの関係になりがちですが、、、

自分の今いる立場から考えて、どういう将来が待っているのか、またどのようにすごしていくことがいいのか、考えてしまいます。

2010/03/21

2006年頃の新興企業による敵対的買収に始まり、MBOやIPOなど投資と企業の関係を日経新聞なりに論じた一冊。結論として何が言いたいかというよりは、実際に起こった事例を細かく論じている参考書のような役割を持っています。（とは言っても特定の企業の方針については、やはり気に食わないみたいですけど）
当時は社会人になったばかりだった事もあり、派手に活躍する新興企業経営者を英雄視していました。その時代の事が思い出される感慨深い一冊です。現在も派手に活躍する経営者が嫌いというわけではありませんが、その頃に比べれば少しは広く世界を見つめる事ができるようになったと思います。
とは言っても結局資本主義社会においてはカネを持ってる奴が強くて偉いのは間違いありません。もちろんカネで全てが解決できるわけが無い、という点は本書と同調する部分なのですが、少し拝金主義を蔑視する論調が強いかなーと感じる点もあります。なので、私は日経の記者になるのは難しいかもしれませんｗ
ただ、いわゆる日本的な企業のあり方や経緯を細かく分析されているという点で本書は良書と言えます。あの時代の振り返りも含みつつ、日本的企業とは今までなんだったのかを再考する良いきっかけを与えてくれる一冊でしょう。

2009/10/04

経済素人には難しいところもあったが、全体的にはわかりやすくてかなり興味深く読んだ。ほんとに、会社って、なんなんだ。