鬼仙 の商品レビュー
中国の怪奇な話を小説にした短編集。 おどろおどろしいものかと思いきや意外とカラッとしているというか、呆気なさのようなものを感じた。日本だとどろついた情念や因縁があってもっと重い話になりそうだが、この辺は少々期待外れだった。そこまで響く一冊ではなかった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
まあおもしろかった。 中国のよもやま話を元に書かれたものらしい。 これといって好きだ、とゆー話はなかったけれど、 なーんとなくするりとおもしろく読める。 著者、ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞とある。 それってあれでしょうか、しゃばけ、とかゴメス、とか出身のやつ?? なら読んでみたいなあ。
Posted by
おもしろい。小野不由美さんの十二国記が好きな方は、こちらも気に入るかと思います。 複数話収録されていて、時代や場所が違うのですが、他の話とリンクしています。 出てくるヒロインもスカッとしたキャラクターなので気持ちよくよめます。
Posted by
今日(2007.12.19)図書館で見つけて借りてきました。 この方の著作は、三種類くらいに分けられる気がしますがどれも好きです。
Posted by
「鬼」とは幽霊のこと〜鬼仙の英華。瑶宮花史。前世が人の犬。火鍋をよくする小琴。のこり色々〜素材を活かし切れていない気がする。1958年生まれ,東大文学部修士課程修了の作家と書いているが,翻訳家なんだろう
Posted by
中国の怪異譚を現代文にした物語。 北宋時代と1000年も昔の話なのに面白い。 古典が年月がたっても生き残る魔力を感じました。
Posted by
薫り立つような格調高い「文」の魅力を味わうことができる傑作短編集。それぞれ独立した作品だが、「女性(の霊的存在)の力」というテーマが通奏低音のように響いている。ところで、各篇の主な舞台となる「紫州」とは、どこのことだろうか。学がないためわからないのが残念です。ネットで調べてみたと...
薫り立つような格調高い「文」の魅力を味わうことができる傑作短編集。それぞれ独立した作品だが、「女性(の霊的存在)の力」というテーマが通奏低音のように響いている。ところで、各篇の主な舞台となる「紫州」とは、どこのことだろうか。学がないためわからないのが残念です。ネットで調べてみたところ、華北省武安市(邯鄲のそば)の古称でもあるらしいが、「太湖の近く」という設定にそぐわないので、おそらく見当はずれなのだろう。 巻末の作品「小琴の火鍋」は、著者得意の中華料理小説で、これがまた本当に「香り」立つようで、おいしそうな料理が続々と登場する。
Posted by
- 1