進学塾不要論 の商品レビュー
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2007年5月刊行。 京都の小規模塾の講師たる著者が進学塾(主として大手中学受験対応塾)の問題点について指摘したもの。 詰め込みすべき領域とそれ以外とを明快に切り分けており、非常に参考になる。のみならず、大手進学塾の問題点にも明快に切り込み、著者の属性を割り引いても十分参考になった。 著者の言うように、中学受験に進学塾は不可欠だが、これは劇薬であるということを十分認識する必要があろう。 塾の学習進度・深度に余裕でついていける人を除き、進学塾に任せて大丈夫とゆめゆめ思わない方がよいということがよくわかる書籍だ。
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趣旨には概ね賛同するが、現実問題としては、中学受験を考える場合、進学塾を利用せざるを得ないのではないかと思う。(進学塾を使わないという)わざわざ不利な選択肢を選ぶのではなく、(限界を認識しつつ)うまく活用することがポイントと思われる。
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進学塾不要論というより家庭教育復権論に近い。団塊世代、戦後民主主義教育の鬼っ子たちが今日の教育現場崩壊の主役であるということをちゃんと言っているところは良し。ただ、認知工学というのはいかにも胡散臭い。古いことを新しく言おうとするにはもうちょっと芸?が要る。
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進学塾に通っていたけど成績が伸びなかった、かえって悪くなった、という話はなかなか耳に入ってきません。 子供たちは必死に頑張っているのに、その努力が報いられないようでは気の毒でなりません。 全ての塾がこの本の内容どおりとは言わないでも、そこそこ該当するのかもしれないと思ってしまいま...
進学塾に通っていたけど成績が伸びなかった、かえって悪くなった、という話はなかなか耳に入ってきません。 子供たちは必死に頑張っているのに、その努力が報いられないようでは気の毒でなりません。 全ての塾がこの本の内容どおりとは言わないでも、そこそこ該当するのかもしれないと思ってしまいます。 やや極端かも、と感じる面もありましたが、一読の価値ありかもしれません。
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