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不滅の戦闘機 疾風 の商品レビュー

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2020/08/31

疾風というより、それを開発した中島というメーカーに重心を置いた作品でしたね。 中島が開発してきた飛行機の解説にページの大半を費やし、疾風が開発された土壌を描いてます。逆に疾風のメカニズムや戦歴は軽めです

Posted byブクログ

2016/07/17

個人的に戦後の林業技術史に関心があり、復興期の素材生産で重要な役割を果たした集材機の開発者として有名な小山悌氏について知りたいと思ったことが本書を手にしたきっかけでした。 終戦後、「国破れて山河あり」という言葉を思い出し、航空機から林業機械の技術者に転じた小山氏のエピソードから...

個人的に戦後の林業技術史に関心があり、復興期の素材生産で重要な役割を果たした集材機の開発者として有名な小山悌氏について知りたいと思ったことが本書を手にしたきっかけでした。 終戦後、「国破れて山河あり」という言葉を思い出し、航空機から林業機械の技術者に転じた小山氏のエピソードから、技術を時代時代で求められる分野に生かしていくことの大切さを改めて考えさせられます。戦後、「風立ちぬ」のモデル堀越二郎氏とは全く異なる「森林」という分野で活躍されましたが、現在の日本が抱える森林再生という大問題を考える上でも、一読する価値はあるかと思います。 日本の森林資源の現状は、現在の木材需要量が7,600万m3であるのに対し、毎年約5,000万m3の蓄積量が増加している一方で、2014年の木材自給率は31.2%にとどまっています。戦後復興期から拡大造林期にかけて広葉樹林が人工林に変化してきた歴史を持つ日本の森林は、現代、利用が進まないという深刻な課題を抱えているのです。 この本は、特に、日本の森林技術者にとっては、目の前の森林を見て、はたして自分が森林の問題に対してどのように向かい合っているのか、あるいはこれからどのように向き合っていきたいのか考え直す良いきっかけになるかとも思います。 なお、以上は個人的な偏った書評ですが、本書の読み方は人それぞれですし、さまざまな切り口で読める内容の本だと思います。

Posted byブクログ