螺鈿迷宮 の商品レビュー
ミステリーの傑作!
『チーム・バチスタ』シリーズの番外編とも読める一冊。今回の舞台は東城大学病院ではなく、桜宮病院。終末医療の最先端をゆく病院で起こっている事件とは……?変人役人・白鳥とその部下も登場しています。
yoko
チーム・バチスタが活躍する「東城」が再生、つまり生きることを目指す病院。対する「桜宮」は、人生の最期を担う病院。「東城」の弱小支部、のような立場にある。 再生=光、強 最期=闇、弱 作品中に散りばめられた、この対比が印象的だった。桜宮の前院長が言った、「光と闇のバランスが大切...
チーム・バチスタが活躍する「東城」が再生、つまり生きることを目指す病院。対する「桜宮」は、人生の最期を担う病院。「東城」の弱小支部、のような立場にある。 再生=光、強 最期=闇、弱 作品中に散りばめられた、この対比が印象的だった。桜宮の前院長が言った、「光と闇のバランスが大切」という言葉に、重みがある。
Posted by
夫の友人からお借りしました。 読み始めるまで気が付かなかったのですが昔、仲村トオル主演でドラマ化していたチームバチスタシリーズの一冊でした。 白鳥ファンとしてドラマは楽しく観ていたので、意外と内容も覚えていてミステリとしては楽しめませんでしたし、全体的にエンタメ過ぎ?漫画的過ぎ...
夫の友人からお借りしました。 読み始めるまで気が付かなかったのですが昔、仲村トオル主演でドラマ化していたチームバチスタシリーズの一冊でした。 白鳥ファンとしてドラマは楽しく観ていたので、意外と内容も覚えていてミステリとしては楽しめませんでしたし、全体的にエンタメ過ぎ?漫画的過ぎて、これはドラマが映える作品だと感じました。 文章で読むとセリフがクサいし、展開もダラダラなんだもの。 終末医療や軽視される死亡時の解剖など、医療界の切実な問題が提示されていてテーマは素晴らしいと思うんですけどね。
Posted by
桜宮サーガのファンになってしまったので全体的に甘めの評価になってしまうのは仕方ないにして 桜宮市の闇の側面での火喰い鳥と氷姫の活躍は面白かった最後に明かされる背景もミステリーとしては十分合格点だと思うな
Posted by
イノセントゲリラで気になったので借りてみた。 バチスタシリーズより好きだったかも。 白鳥の違う一面も見られたし、噂の姫宮さんも存分に楽しめた。 主人公天馬がイマイチつかみどころがない。 でも主人公との因縁のくだりはハッとした
Posted by
ケルベロスの後に読んだので何かいろいろ背景が補充されて理解は深まった。こっちを先に読んでたらケルベロスの方の感じかたが違った。やはり順番は大事。
Posted by
難しかった〜!!!!! 流し読みでなんとか読みきった うん、難しかった 死人にはお金をかけない国、たしかに
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
主人公は東城大学医学部2年で留年しまくっている天馬大吉。老人介護病院、ホスピス、寺院を一体化した複合型病院碧翠会桜宮病院に看護ボランティアで通い始める。 碧翠会桜宮病院は終末期医療を東城大学附属病院から押し付けられ、その終末期医療で生き残る方法を模索してきたにも関わらず、押し付けてきた東城大が患者激減の穴埋めに終末期医療まで取り上げる。そのことが、桜宮病院をさらに追い詰める。桜宮一族の桜宮巌雄、華緒、小百合、すみれが東城大学附属病院を恨みに思うのは当たり前でしょう。 天馬は桜宮病院で行方不明になった男を探し出そうとするがこの病院は謎が謎を呼ぶ謎だらけの病院。そこに皮膚科医に扮した白鳥と彼の部下で看護師に扮した姫宮が潜入して物語は俄然面白くなる。
Posted by
途中まではすごく面白かった。 終末期医療・死体検案・解剖…とテーマはものすごく重いものなのですが、テンポ良く話しは進みます。 でも、終盤、「ちょっとやりすぎ。ここまで話を絡め合わせるかな~。」と食傷気味になりました。 げんなりして最後の場面にきたとき、思いもよらぬ大ドンデン返し...
途中まではすごく面白かった。 終末期医療・死体検案・解剖…とテーマはものすごく重いものなのですが、テンポ良く話しは進みます。 でも、終盤、「ちょっとやりすぎ。ここまで話を絡め合わせるかな~。」と食傷気味になりました。 げんなりして最後の場面にきたとき、思いもよらぬ大ドンデン返し! ゾッとしました。 この最後で星3つです。
Posted by
2/3を過ぎたくらいから、ちょっと破天荒な流れになってくるけど、まぁそういうストーリーテリングをする人なんだという感覚がつかめてきたので、まぁこんな感じか。 チームバチスタ、ナイチンゲール、ジェネラルルージュを先に読んでいたので、こっちは外伝的扱いかと思っていたのですが、そうで...
2/3を過ぎたくらいから、ちょっと破天荒な流れになってくるけど、まぁそういうストーリーテリングをする人なんだという感覚がつかめてきたので、まぁこんな感じか。 チームバチスタ、ナイチンゲール、ジェネラルルージュを先に読んでいたので、こっちは外伝的扱いかと思っていたのですが、そうでも無いようですね。こっちはこっちで重心が別の位置にある。
Posted by