須賀敦子全集(第8巻) の商品レビュー
第8巻は『書簡』『「聖心の使徒」所収エッセイほか』『荒野の師父らのことば(※翻訳)』『ノート・未定稿「アルザスの曲りくねった道」』『年譜』を収録。 書簡は主に母親に宛てたもの、エッセイと翻訳カトリック教徒向けの機関誌(?)に掲載されていたものらしく、基本的には信仰についてが主な主...
第8巻は『書簡』『「聖心の使徒」所収エッセイほか』『荒野の師父らのことば(※翻訳)』『ノート・未定稿「アルザスの曲りくねった道」』『年譜』を収録。 書簡は主に母親に宛てたもの、エッセイと翻訳カトリック教徒向けの機関誌(?)に掲載されていたものらしく、基本的には信仰についてが主な主題となっている。 草稿のまま残された『アルザスの曲りくねった道』も、矢張りカトリックが重要な主題であり、全集中、もっとも宗教的な色が濃い1冊となっている。 年譜はかなり詳細で、分量も多い。
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著書が、両親や夫に宛てて出した手紙や、1957年から1968年にかけて「聖心の使徒」に発表した作品、1960年10月にコルシア・ディ・セルヴィ会報誌に発表した作表の翻訳、1963年に文庫として公表された「荒野の師父らのことば」(ただし、全21章のうち、18章まで)、そして、著書が...
著書が、両親や夫に宛てて出した手紙や、1957年から1968年にかけて「聖心の使徒」に発表した作品、1960年10月にコルシア・ディ・セルヴィ会報誌に発表した作表の翻訳、1963年に文庫として公表された「荒野の師父らのことば」(ただし、全21章のうち、18章まで)、そして、著書が初めて書こうとし、その死により成し遂げられなかった小説「アルザスの曲がりくねった道」の創作ノート及び未定稿を収録。 巻末に、松山巌による詳細な年譜が付されている。
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