統計力学を学ぶ人のために の商品レビュー
大学でこの科目を受講して戸惑ったのが、熱力学と統計力学が何でセットなの?だった。 それがわからないと、各熱力学の値を定式化したところで、だから?となって全く使えない。 本書は、そんな入口で詰まった人にもわかるよう、とても丁寧に解説がれていて、式の変換も一つ一つ追ってくれている。...
大学でこの科目を受講して戸惑ったのが、熱力学と統計力学が何でセットなの?だった。 それがわからないと、各熱力学の値を定式化したところで、だから?となって全く使えない。 本書は、そんな入口で詰まった人にもわかるよう、とても丁寧に解説がれていて、式の変換も一つ一つ追ってくれている。 大学初年度にこの本に出会っていたかった…
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統計力学一冊目。 大学でも半年講義を受けたが、それぞれの計算を追うのに必死で全体の流れを見失っていた。本書で、講義でのアレはそういう計算をしていたのかと復習になったし、見通しが良くなったとも思う。同著者の「複素関数を〜」も良い本だったが、本書もやはり良かった。 ただ、脚注が少々鬱...
統計力学一冊目。 大学でも半年講義を受けたが、それぞれの計算を追うのに必死で全体の流れを見失っていた。本書で、講義でのアレはそういう計算をしていたのかと復習になったし、見通しが良くなったとも思う。同著者の「複素関数を〜」も良い本だったが、本書もやはり良かった。 ただ、脚注が少々鬱陶しく感じた。「こういう考え方をする人は物理に向いてませんよ」とか、ほっとけ。 統計力学では、次に(より詳しいらしい)久保か長岡を読もうと思う。 1 巨視的な系について 2 確率の基礎 3 統計力学の基礎 4 ミクロカノニカルアンサンブルの方法 5 カノニカルアンサンブルの方法 6 グランドカノニカルアンサンブルの方法 7 粒子の統計性 8 理想Fermi気体 9 理想Bose気体
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熱力学の知識が前提だが、理解に曇りなく、最後まで独学できた。誤植も皆無。近似に関し、物理的なスタンスが身に付いたのが大きい。
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