ロック・ラモーラの優雅なたくらみ の商品レビュー
盗みを生業とするいくつかのガリスタ、彼らを束ねるカパ、カパと硝子の塔に住まう貴族たちは秘密協定を結んでいる。つまり、貴族からは盗まない。 そうして、肥え太る貴族たち。 カパのガリスタでありながら、カパや他のガリスタに気づかれないように、貴族を騙し大金を手に入れる一団が、ロック・ラ...
盗みを生業とするいくつかのガリスタ、彼らを束ねるカパ、カパと硝子の塔に住まう貴族たちは秘密協定を結んでいる。つまり、貴族からは盗まない。 そうして、肥え太る貴族たち。 カパのガリスタでありながら、カパや他のガリスタに気づかれないように、貴族を騙し大金を手に入れる一団が、ロック・ラモーラ率いる悪党紳士団だった。 誰とも知られず暗躍していたが、灰色王と名乗る者に狙われて。 いやぶっちゃけ、ロックがカッコいい。 始まりは、ロックがまだ幼い頃に遡り、子供の頃の話を幕間に挟みつつ、今の話を紡いでいく。 ファンタジーならではなのか、なかなか読みにくい名称も多く(バカなだけ) 最初は手間取ったけども、後半止まらない。 なかなか、ええー!ってショックな展開もありつつ。 一話完結なんだけども、じつは七話まで続くと。イギリス?じゃ三巻まで刊行済みとのこと。日本はでてない!なんてこった!
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読み終わってみたら邦題が気になるようになってしまった……全然“優雅”じゃないじゃん。 対象年齢どれくらいに設定してこうなったのか分からないけど、私はタイトルと本の厚みから小学高学年~中学生くらいを想像して読み始めたら、かなりエグい内容だった。 現在の話と過去の話が交互に来...
読み終わってみたら邦題が気になるようになってしまった……全然“優雅”じゃないじゃん。 対象年齢どれくらいに設定してこうなったのか分からないけど、私はタイトルと本の厚みから小学高学年~中学生くらいを想像して読み始めたら、かなりエグい内容だった。 現在の話と過去の話が交互に来るので、話の腰を折られた感じで読み難いって人もいると思うけど、私は好きだった。翻訳された日本語の文章も好み。 世界観が世界観なので、登場人物が曲者ばっかり。 ロックの嘘吐きっぷりもなかなか爽快だった。 登場人物紹介にも載ってる、ロックの想い人らしきキャラクターが最後まで出て来なかったので、続き(今のところ3巻まであるらしい)が読みたいのだけど、翻訳される気配がない……。読みたきゃ英語を勉強するしかないのか~~~。 映画にしたら観応えある作品になるんじゃないかと思うけど、どうやらそういう話もあったのが、立ち消えているらしく……うーん、残念。
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なかなかタイトルが思い出せなかった…。 昔読んだ時に面白かったので、もう一度読みたい。 ヴェネツィアっぽい街と、義賊と、冒険のお話。
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その昔ジャケ買いしてしまったのですが、詐欺師が主人公でファンタジーってあまりないので新鮮でした。詐欺師は頭の回転がよくなければできないとは思うけど、ロックのそれは半端じゃない。 なんでこの作品、続編を翻訳してくれないんでしょうか…? ワーナー系列で映画化の話もあったのですが立ち消...
その昔ジャケ買いしてしまったのですが、詐欺師が主人公でファンタジーってあまりないので新鮮でした。詐欺師は頭の回転がよくなければできないとは思うけど、ロックのそれは半端じゃない。 なんでこの作品、続編を翻訳してくれないんでしょうか…? ワーナー系列で映画化の話もあったのですが立ち消えしてますね。裏世界の住人たちの処刑の描写があまりに残酷だからでしょうか。 良い作品なのに、先が続かないのが残念です。
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ベネツィアっぽいファンタジーな表紙に惹かれて読んだのですが、もうお腹いっぱい……。 1ページ目見ただけで挫折するかと思った。 ハードカバーでこの厚さ、さらには小さい字で二段組の書式ってどういうこと!?Σ( ̄□ ̄;) 読むだけでエライ体力使いました……。 もともと海外の翻訳ものが苦...
ベネツィアっぽいファンタジーな表紙に惹かれて読んだのですが、もうお腹いっぱい……。 1ページ目見ただけで挫折するかと思った。 ハードカバーでこの厚さ、さらには小さい字で二段組の書式ってどういうこと!?Σ( ̄□ ̄;) 読むだけでエライ体力使いました……。 もともと海外の翻訳ものが苦手だからか、それとも単純にテキスト量が多いからか、全て読むのに3週間以上かかりました。 詐欺師の話なのですが、読んでいて何度か騙されました。 そうくるか!とΣ( ̄▽ ̄*) 慣れない固有名詞に苦労はしましたが、物語は面白かったです。 主要人物がさくさく死んでいくのはなんとも、ですが。 できれば、あの人とかあの人とか、死んでほしくなかったなあ。 樽につめられたあの人はすごい好きだったのに……(´・ω・`) シリーズ次回作は海賊ものだそうな。 海賊ものって……どうなんだろう、少し不安かも(-_-;
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「え?あれ?!」という展開でビックリ。 続編もあるらしい。 そして早速映画会社に目がつけられ、映画化するらしい。がっかり。
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たぶん、とっても小気味のいい作品だとは思うのですが、読むのがしんどかったです。ロックは、アエウテミス・ファウルやバ−ティミアスのナサニエルタイプのヒーローですね。コンゲ−ムは好きですが、なにせ血なまぐさいのが苦手です。
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ストーリーに乗っかるまで時間がかかった。魅力的な人物たちが殺されてしまうと悲しいかな、その分感情移入できる…。 どちらかと言えば子供時分のロックが可愛いと。
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ロック・ラモーラを主人公とするシリーズ7部作の1作目。ヴェネツィアを思わせる、水の都カモール。表の世界をニコヴァンテ公爵が、裏の世界を犯罪者組織を治めているカパと呼ばれているボス、バルサヴィが仕切り、両者の間で結ばれた不可侵協定によって、街は秩序を保っている。しかしロック・ラモー...
ロック・ラモーラを主人公とするシリーズ7部作の1作目。ヴェネツィアを思わせる、水の都カモール。表の世界をニコヴァンテ公爵が、裏の世界を犯罪者組織を治めているカパと呼ばれているボス、バルサヴィが仕切り、両者の間で結ばれた不可侵協定によって、街は秩序を保っている。しかしロック・ラモーラは協定に背き、仲間たち(力自慢で計算が得意なジャン、双子の兄弟カーロとガルド、見習いのバグ)と供に『悪党紳士団』を名乗り、貴族を狙い大規模なコン・ゲームを仕掛け、莫大な財産を奪い取っていた。そんな時、灰色王という男が現れ、カパ・バルサヴィの配下の盗賊団の頭たちが殺される事件が相次ぐ。灰色王の目的がわからないまま、魔の手はロックにも迫り・・・。というあらすじ。次々と色々なことが起こり、飽きさせない展開。現在起こっていることと、ロックの過去を交互に描き、登場人物たちのことが把握しやすい。ロックが舌先三寸で貴族たちを手玉にとる演技力などは、読んでて面白かったです。あと、仲間たちの絆の強さも魅力的。でも、読むのに一週間以上かかってしまいました。何故かというと、はじめのほうが読みにくい。もっと、説明して欲しいんだけどな・・・と言う部分が多い。慣れるとすらすら読めますが。予想外の展開をするのは面白いのですが、中盤ちょっと悲しい展開で、えー、なんでそうなっちゃうの?と思ったのも事実。希望のある終わり方だけど、ちょっと悲しすぎるかなあという気もした。あと気になることがあるとすれば、名前だけ登場し一度も姿を見せないロックの思い人サベーサ。今後、出てくることがあるのかな?どんな娘なのか興味深いです。次巻は海賊の話らしい。そちらも出たら読みたいです。それから、この作品は2008年に映画が完成予定。映像にするには少し残酷すぎる場面もあるけど、どうなんだろう?
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