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笑う怪獣 ミステリ劇場 の商品レビュー

3.1

19件のお客様レビュー

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2010/06/14

西澤保彦2冊目。昔の田中啓文的な期待をしたが意外にまともすぎるような。最初はだるいが3話目くらいから楽しめるようになった。喜国さんの絵としては1話目がかなりおもしろかった

Posted byブクログ

2010/03/01

もう、最高。 西澤保彦さんは私の偏愛的作家なのだけれど、残念ながら私には理解不能なものもあり・・で、 今回はどうなの?アタリかハズレか?なんて思いながら、はらはらしながらページをめくる。 ・・・うーん、正解!!!大正解! 相変わらずのとぼけた、でも精緻な論理...

もう、最高。 西澤保彦さんは私の偏愛的作家なのだけれど、残念ながら私には理解不能なものもあり・・で、 今回はどうなの?アタリかハズレか?なんて思いながら、はらはらしながらページをめくる。 ・・・うーん、正解!!!大正解! 相変わらずのとぼけた、でも精緻な論理が組み合わさった西澤ワールドに、 ルールを横やぶりする怪獣が加わっただけ(だけ?って言っていいのかな?)で、 ここまでゆるゆるぐたーっと、不可思議なものになろうとは。 基盤となっている推理小説の部分はきちんと筋道立っているのにへんな横槍でルールが大揺れ。 その大揺れのぐるぐるが、予想外で楽しい! 遊園地のアトラクションに乗っていたら、思いがけずの突風で逆に面白い~~ なんて人にはお薦めです。 わからない・・なんだ?とおっしゃるあなたには、 これも私の敬愛する作家である石持浅海さんが、 ばしーん!と論理だった解説を書いてくださっています。 こんなヘナチョコ解説じゃなくてきちーんと素晴らしい解説なので、 なんならそっちを読んでくださいませ。

Posted byブクログ

2010/02/11

 短編集であるが、そのすべてに巨大怪獣や宇宙人、改造人間などが登場します。  基本的に大馬鹿ギャグな話の連続であるが、驚いたことにミステリ作品としても成立しています。  しかも、例えば怪獣などの要素が密室などの不可能犯罪に絡むのかといえばそうでもなく、ただもう何の脈絡もなく怪獣が...

 短編集であるが、そのすべてに巨大怪獣や宇宙人、改造人間などが登場します。  基本的に大馬鹿ギャグな話の連続であるが、驚いたことにミステリ作品としても成立しています。  しかも、例えば怪獣などの要素が密室などの不可能犯罪に絡むのかといえばそうでもなく、ただもう何の脈絡もなく怪獣が出現し、ミステリとしての展開には特に影響しなかったり。  なかなか好い馬鹿らしさですが、最も好感が持てたのは、エロさの微塵もない変態度の高さであります。

Posted byブクログ

2009/10/07

アタル・一応会社員。主人公で、いつもアパートをたまり場にされてる。 京介・アパレルメーカーを経営する青年実業家。別荘やクルーザーを所有する成金だがケチ。 正太郎・市役所に勤めてる。純情なところがある。「役所は毎日夏休み」とからかわれると怒る。 いい年して、ナンパにせいを出...

アタル・一応会社員。主人公で、いつもアパートをたまり場にされてる。 京介・アパレルメーカーを経営する青年実業家。別荘やクルーザーを所有する成金だがケチ。 正太郎・市役所に勤めてる。純情なところがある。「役所は毎日夏休み」とからかわれると怒る。 いい年して、ナンパにせいを出す3バカトリオ。ナンパ成功率は、限りなく0に近い・・・。こんな三人が、脅威的な事件に巻き込まれる短篇集です。 「怪獣は孤島に笑う」 地元では、有名な海水浴場に来た3人。ナンパしてクルーザーに乗せ孤島に連れて行こうと計画する。40代だけどスタイル抜群のおばさん。整形美人のおかま。寸胴で顔も良くないけど若い女の子をナンパして、クルーザーに乗せて孤島に到着。ペアを組んでそれぞれテントを張ろうとしたのだが、そこに怪獣が現れて・・・。 「怪獣は高原で転ぶ」 京介は、高原に別荘を買った。その別荘の近くでは、元女優の別荘があるらしい。車が動かなくなって、その別荘を訪れてあわよくばと、計画を立てる。そして計画を実行して、別荘の扉が開いた。そこには、元女優・女優・友達と美女が三人。お邪魔して仲良くなろうとすると、地震?違う奴が現れたのだ・・・。 「聖夜の宇宙人」 クリスマスイブの夜、ナンパに出掛けた三人だったが、成果も無く街を歩いていた。そして、一人でただずんでた少女と出会う。声をかけたら食事に一緒に行く事に・・・。女の子は、ステーキ二人前・土佐巻き四人前をまたたく間に一人でたいらげた。さらに・・・。 「通りすがりの改造人間」 正太郎はに美しい彼女が出来た。いちゃいちゃしながら、正太郎の部屋に入っていく2人の姿を京介が見たのだ。しかし、正太郎はやつれてる。幽霊と付き合ってるのでは?と疑いを持った京介とアタルは、二人を尾行する。そして二人が見たものとは? 「怪獣は密室に踊る」 京介が結婚した。若くて可愛い嫁をもらったのだ。住まいは、住んでた豪邸じゃなく、マンションの一室だった。結婚して一週間後、電話が携帯にかかってきた。京介からで、「助けてくれ〜」と、どうやら監禁されてるらしい。アタルと正太郎は、京介を助けようと動きだしたのだが・・・。 「書店、ときどき殺人」 アタルは、突然読書に目覚めた。理由は、書店の店員の白人と仲良くするためだ。アタルは彼女と店の外でも会うようになり、幸せな日々を過ごしてた。今度、レストランに誘いプロポーズをすると言う。世間では、謎の通り魔殺人が多発してた。プローポーズの日、アタルが外を見ると事件が起きた・・・。 「女子高生幽霊綺譚」 ナンパするたび、女性と付き合うたびに、怪獣・宇宙人・人造人間に出くわす三人は、命あっての人生と考え、三人でアタルのアパートにたまってた。そこに現れた幽霊の可愛い女子高生。彼女は、15年前に殺されたらしい。「せめて雨さえ降っていなければ」彼女が最後に聞いた犯人の言葉だ。三人は、幽霊から詳しく生前にあった事を聞いて、事件を推理する。 ま〜こんな感じです。本格的な推理物もあり面白く書き上げた作品かな?スケールはデカイのに探偵役がおバカとは、これいかに

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2009/10/04

西澤保彦は気が狂ってるんじゃないだろうか。 ミステリとナンセンスの究極の融合。 ひたすら破天荒に下品なギャグ。 アンフェアすぎる設定だから本格好きにはオススメできない。

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2009/10/04

西澤保彦氏の異色作が文庫になって帰ってきた!! 突如現る巨大怪獣!! 謎の宇宙人!! 襲い来る脅威の改造人間!! 良い年齢してナンパが大好きな3馬鹿トリオを救うヒーローは・・・・・・いない。 あろう事か怪物たちは、密室・殺人・誘拐などのさらなる厄介事まで持ち込み・...

西澤保彦氏の異色作が文庫になって帰ってきた!! 突如現る巨大怪獣!! 謎の宇宙人!! 襲い来る脅威の改造人間!! 良い年齢してナンパが大好きな3馬鹿トリオを救うヒーローは・・・・・・いない。 あろう事か怪物たちは、密室・殺人・誘拐などのさらなる厄介事まで持ち込み・・・・・・ 抱腹絶倒の本格特撮推理小説をお楽しみください。

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2009/10/04

おバカ3人の不運な話。怪獣って狙って出てくるの?って思うくらいの遭遇率です。 そして、彼らってばしぶとい!

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2009/10/04

西澤作品にしてはイレギュラーなものでした。これってどうなの?と思う人もいるのでは。怪獣やら宇宙人やら幽霊やらでケリをつけるのがこの作品。ワタシとしては他の西澤さんの作品を知っているだけに。うーん・・・あんまり好きじゃないです

Posted byブクログ

2013/03/27

2007/2/10購入。 2013/3/25〜3/27 西澤さんは、様々なチャレンジをする作家さんだが、この連作短編集はすごい。不思議な設定も、その世界の中でフェアに進むのですんなり読めた。いつもの難読苗字がないのもGood。

Posted byブクログ