パラサイト・イヴ の商品レビュー
官能的。気持よさそうだった。 この文庫版はものすごくあとがきが充実していて、そっちの方が読み応えあった。 ・専門用語を避ける傾向について 「一般人にはわからない」という言葉を言い訳として、専門用語を使わず表現するのはよくない。 理系の専門用語は「理系しか知らない言葉」という意味...
官能的。気持よさそうだった。 この文庫版はものすごくあとがきが充実していて、そっちの方が読み応えあった。 ・専門用語を避ける傾向について 「一般人にはわからない」という言葉を言い訳として、専門用語を使わず表現するのはよくない。 理系の専門用語は「理系しか知らない言葉」という意味ではなく、その専門的事象を一般人にも分かるように名称したものである。だから理系の人でも自分の専門以外の言葉は知らないことが多い。 でも理系の人は知らない専門用語が来たら自分で調べるだろう。自分で調べようとするスタンスこそ科学者の姿だしね。 専門用語を避けるということは、それだけ内容が浅くなってしまい、学術への知的歓喜が満足されなくなってしまう。 また、これまでに研究者が発見してきた事実が社会的に認められる機会が得られないという点からもよくない。 きちんと専門用語を使うべき。そして(注をしっかりつければ大丈夫。
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昔読んだ時よりも感動が薄れて読み終わるのに3週間も掛かってしまった。 私的には専門用語が多すぎで途中からかっ飛ばして読み進めた。 そーゆーのなかったらホラーとしては楽しいものだったな。
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生化学者の妻が、不可解な交通事故死を遂げた。夫は妻の死を受けいれられず、肝細胞を“Eve1”と名づけ培養する。徐々に恐るべき性質をあらわす…。人間という種の根幹を揺るがす物語。(篠田節子) ・レビュー 鈴木光司の『リング』とよく比較される作品。 個人的には非常に面白かった。辞書片手に読むような専門用語の連続だったが意味が分からないわけではない。 「ミトコンドリア」の起源というノンフィクションの情報から、その秘密というフィクションを引き出し、リアルとも虚構とも言えぬ科学的な決着の仕方をしているのも良かった。 息を呑む展開も楽しい。
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かなり怖い話。映画化もされたそうだが、映像で見る気には一切ならにほど、文章で読んでも怖い。免疫反応の話がメインと言っても良いと思うが、専門用語が多すぎて、理解できず、そうなんですねと読み進めるうちに、専門的な理解を持っていればさらに深い繋がりもあるのかも知れないが、素人の私が読み...
かなり怖い話。映画化もされたそうだが、映像で見る気には一切ならにほど、文章で読んでも怖い。免疫反応の話がメインと言っても良いと思うが、専門用語が多すぎて、理解できず、そうなんですねと読み進めるうちに、専門的な理解を持っていればさらに深い繋がりもあるのかも知れないが、素人の私が読み進めていってもついていける部分だけで十分に怖い。苦手な分野だと判った時には引き込まれている。
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著者は専門であるバイオ研究の知識を活かし詳細でリアルな描写で新しいホラーの分野を確立した。原作を元に映画やゲームが作成され一時期ブームになったという記憶がある。
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専門用語も多く、さらっと読み進めてしまうと何が何だかわからなくなってしまう。 それでも科学的な側面と、ホラーの要素が合わさって面白かった。
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この本のキーワードは、「ミトコンドリア」。私たちの身体を構成する細胞に必ず存在する 細胞小器官が、重要なカギとなり物語が進行します。専門用語が沢山出てくるという点以外は 、文章も分かりやすく読みやすい小説なので、是非多くの方に読んでいただきたいと思います 。サイエンスに興味はあるけど難しい本はちょっと苦手だな、という方にもお勧めできる一冊 です。
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ミトコンドリアについて知りたくて、読んでみました。 純粋なホラー小説で、求めていた内容ではなかったですが、 小説としては面白かったです。 次は著者の『ミトコンドリアの力』を読んでみたいと思います。
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医学の知識がないため、つい読み飛ばしてしまったところが多数だったが、それにしても参考文献の豊富さに舌を巻いた。 すーっと読みとばしてわかるストーリーで、面白かったんだけど、私的には「どうしてミトコンドリアが報復を起こそうとしたのか?」や「そもそもなぜ聖美の体にいたのか?」という疑問が残った。なにかに似た展開だと思ったらアナザヘヴンとかだったかな・・
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1012 テーマ自体が好きで存分に楽しめました!これぞ小説!もっと早く読めば良かった。日本ホラー大賞受賞。
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