「悩み」の正体 の商品レビュー
「嫌われるのがこわい」「働いても生活できない」「まじめに生きてきたのに」…。競争が煽られ、効率性が求められる一方で、「場の空気」を読むことも要求される。心の余裕がどこか失われた現代社会の中で、人々の抱える「悩み」の中身も変わってきている。現代人の「悩み」の背景を丁寧に解きほぐし、...
「嫌われるのがこわい」「働いても生活できない」「まじめに生きてきたのに」…。競争が煽られ、効率性が求められる一方で、「場の空気」を読むことも要求される。心の余裕がどこか失われた現代社会の中で、人々の抱える「悩み」の中身も変わってきている。現代人の「悩み」の背景を丁寧に解きほぐし、どう向き合うかを考察する。
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メンタルヘルスを扱った本と言うのは、人によって評価はそれぞれだろう(皆が自分の自己イメージで読むから) 著者は、現代はかってなく多様な悩みが混在する世の中だと述べているが、また、それは自分の中でつくりだしてしまっている悩みだとも言っている。 社会や経済のあり方につかまってしまって...
メンタルヘルスを扱った本と言うのは、人によって評価はそれぞれだろう(皆が自分の自己イメージで読むから) 著者は、現代はかってなく多様な悩みが混在する世の中だと述べているが、また、それは自分の中でつくりだしてしまっている悩みだとも言っている。 社会や経済のあり方につかまってしまっていては、いつまでも悩みのスパイラルから抜け出せないのではないだろうか? この本を読んで何となくそう感じた。
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(1) 〜という現状がある(e.g.親になったが自信が持てないという人が増え、「あなたの子育てでいいのだ」と安心させてくれるスピリチュアルな本が人気だ) (2) だが、本当はそれは正しくないのではないか(e.g.悩む親に、家族や友人よりもスピリチュアルカウンセラーの言葉の方が響...
(1) 〜という現状がある(e.g.親になったが自信が持てないという人が増え、「あなたの子育てでいいのだ」と安心させてくれるスピリチュアルな本が人気だ) (2) だが、本当はそれは正しくないのではないか(e.g.悩む親に、家族や友人よりもスピリチュアルカウンセラーの言葉の方が響くとしたらむしろそのことの方が問題だ) (3) それよりも、〜した方が良いのではないか(e.g.「親になってしまったのだからここから始めよう」と自己を肯定するところから出発するのも手ではないか) という流れでいろんな事柄を扱っている。 [Not good] ・いろいろな事柄を取り扱いすぎてとっちらかっている ・悩みを何とかしたい人にとっては(3)が一番大切なところだと思うが、とってつけたような分量しか割かれていない。分量としては(2)がほとんどで、「大衆はメディアに流されて愚直に信じちゃってるのよ。けど、私は冷静な目で物事の本質を見れてるのよ」という自意識か透けて見えて嫌だった。
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大事な処方箋はいつも寸止め。 血を吐くような切実な問いには、 ケースワーカーのような距離で評論する。 求める相手が違うのか。 現代社会の病理を、ピックアップするのはいつもながらの 手際の良さ。 (詳細)http://3amop.jugem.jp/?eid=851
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みんな、なんでそんなに悩むのか。 生きてるだけで儲けもの、って思っていればいいんじゃないかな。 私は誰の役にも立っていない、でも私にはとりあえず生きてる価値がある。その前提で、では何ができるか、を考えよう。
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どちらかというと女性向けの本だったような気がしますけど。 人間ですもの。やっぱり悩みはありますよ。 いろんな悩みが定型的に解決できるとは思っていないけど、そのい糸口はどこかに転がっているかもしれません。 そのいとぐちをみつける第一歩として読んでみてはいかがでしょうか。
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人生に落ち込みや悲しみはつきもの。立ち止まってもため息ついてもいいのだ。気分は変わりやすいものであるし、それを止めることは難しい。 奉仕する人の多くは相手のためだけにではなくて、そうする自分に満足したくてやっている。外からみればいくら幸せであっても本人が「つらい」といえば本当に辛...
人生に落ち込みや悲しみはつきもの。立ち止まってもため息ついてもいいのだ。気分は変わりやすいものであるし、それを止めることは難しい。 奉仕する人の多くは相手のためだけにではなくて、そうする自分に満足したくてやっている。外からみればいくら幸せであっても本人が「つらい」といえば本当に辛い。同じ涙を流しても、外から見ればその苦しみの質も量も違う。しかし、どちらもそれなりに悩み「私は不幸だ」と思っていることは同じ。「私は不幸だ」「私は辛い」と一旦思ってしまえば他の人の不幸や辛さを想像してそらがうすまるということはない。P91.92. ’07.12.16
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現代社会が生み出す社会構造・家庭環境、価値観の多様化の中で「悩み」が複雑化している。 人間関係、仕事、家庭、老いなど、カテゴリー分けしたうえで、個々に属する悩みの例を紹介・説明し、著者が自身の精神科医としての経験を元に悩みの本質の検証、対処法の示唆をしている。 各々の項目に...
現代社会が生み出す社会構造・家庭環境、価値観の多様化の中で「悩み」が複雑化している。 人間関係、仕事、家庭、老いなど、カテゴリー分けしたうえで、個々に属する悩みの例を紹介・説明し、著者が自身の精神科医としての経験を元に悩みの本質の検証、対処法の示唆をしている。 各々の項目に対する結論がもう少し明確な示唆になっていれば良かったのだが、検証で終わっていたり自分の感想で終わっていたりする部分が多々あり、個人的には少々期待はずれであった。
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精神科医である著者が、おとずれる患者から透かして見える社会を描いた本。あいかわらず「岩波新書」でいいのかという感じの力の抜け方ですが、そこがらしくていいですね。図書館予約数は12(07/06/07現在)です。
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人は「正義の立場を主張することで自分は正しく安全だと確認しようとする」自己防衛の心理が働くから、他人の失敗に対して過剰なまでの攻撃を行うのだそうだ。他にも、読んでいて「なるほど」と思う点がたくさんあった。
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