キャット・シッターの君に。 の商品レビュー
勝手に若い作家さんだと思っていた 猫がとりもつ人間関係。肩の力の抜けた、なんとなくほっこりするお話。猫ちゃん飼いたい。
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私と同い年1949年生まれの喜多嶋隆さん、初読み作家さんです。これから長い間お世話になりそうですw。「キャット・シッターの君に。」、2006.10発行です。猫、飼い主、シッターの物語、いい人と可愛いネコの連作6話。主たる舞台は三浦半島、三浦半島は若い頃5年間住んでたところなので話...
私と同い年1949年生まれの喜多嶋隆さん、初読み作家さんです。これから長い間お世話になりそうですw。「キャット・シッターの君に。」、2006.10発行です。猫、飼い主、シッターの物語、いい人と可愛いネコの連作6話。主たる舞台は三浦半島、三浦半島は若い頃5年間住んでたところなので話にすっと入り込めました。心に沁みる話ばかり、こんな物語に私は滅法弱いです(^-^) 暑さ寒さには強いのですが~(^-^) 連作6話ではありますが、全編を通じての心地よいラブストーリーにもなっていました!おすすめできる作品です。
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10代の頃読み漁った喜多嶋隆をふと見かけて手に取ってみた。鎌倉界隈、海と相変わらずのアイテムは出てくるが、変わらない雰囲気と読み進めやすさとすーっと頭に物語が入っていく感じは昔ながらだった。また何冊か読んでみようかね。
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キャットシッターのバイトをしている芹 学生時代ヨット部に所属してそれなりに活躍していたが 試合に臆病になり選手としては引退したけれど、ヨットを修理するバイトをキャットシッターと同時にしながら生活をしている。 キャットシッター、飼い主が留守の間に猫の世話をする仕事をつうじて 出会った人と溝があった家族との和解。 客から電話があった。電話にでた。キャットシッターの依頼だった。私はうなずいた。すぐに行くと言った。電話を切った。 みたいな文章がやたらとぶつ切りにされて 読みやすいっちゃー読みやすいけどなんか機械的でおもしろくない! お客さん家まで車で15分かかる道程を 一回だけ車で行ってあとは行き先でビールを飲んでいるシーンもあったりで徒歩?電車?そこらへん不明な感じだったり 設定が曖昧… やたらと……がたくさんあって謎だった)^o^(
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ヨットレースで負かした選手の将来をつぶしてしまった後悔から 強化選手という身分を捨て、マリーナでのバイトと キャットシッターで淡々と生活を送る中山芹。 飼い主の留守中に猫の世話をするのが本来の仕事だけれど、芹は、 たこ焼きやさんの猫がタコを喉につまらせれば 飛んで行って動物病...
ヨットレースで負かした選手の将来をつぶしてしまった後悔から 強化選手という身分を捨て、マリーナでのバイトと キャットシッターで淡々と生活を送る中山芹。 飼い主の留守中に猫の世話をするのが本来の仕事だけれど、芹は、 たこ焼きやさんの猫がタコを喉につまらせれば 飛んで行って動物病院まで付き添い、 漢字が苦手な飼い主が書く母親への手紙を丁寧に添削し、 奥さんが外出して手持無沙汰なご主人のキャッチボールの相手をし、 不倫の恋に走った奥さんがご主人の許に戻るお手伝いをし、 玉の輿にのるチャンスを掴んだホステスさんのために 「お水っぽくないコーディネート」選びにつきあってショップをハシゴし、 急使した飼い主のために彼の母親に連絡を取って 旅館をおさえ、思い出の場所を案内し。。。 などなど、とにかく並外れて面倒見がいい。 こんなシッターさんなら、確かに鍵を預けっぱなしにしてしまうかも。 章ごとに、「坪内さんのタマ」とか「横山邸のエリー」とか 「野良猫のマイケル」とか、 猫好きにはたまらないタイトルがついていて、和みます♪
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※このレビューにはネタバレを含みます
女性のキャット・シッターである主役が、キャット・シッターをして出会ういろいろな人の人生や主人公の人生が淡々と綴られた小説。 ブログはこちら。 http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/3753117.html
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過去の挫折を引きずりながら、ヨットハーバーでのバイトとキャットシッターで生活している芹という女性の話。 キャットシッターをしながら出会った人々とのストーリー。 「自分で時間を止めちゃいけない」っていう言葉が印象に残りました。
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淡々と描かれているんだけど、後半になるにつれて、感情移入してしまう作品。 ストーリー展開はありふれているのにね、不思議です。 これを描く力というのでしょうか。
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海の近い町、キャットシッターという仕事をする主人公が猫の面倒を預かることで知り合う 飼い主たちとの交流を穏やかに描いた作品。 挫折を味わい、新しいことへ挑戦することに臆病になっている主人公芹と同じような境遇の一郎、 正直最初は傷の舐め合いみたいな感情から親しくなったように感じなく...
海の近い町、キャットシッターという仕事をする主人公が猫の面倒を預かることで知り合う 飼い主たちとの交流を穏やかに描いた作品。 挫折を味わい、新しいことへ挑戦することに臆病になっている主人公芹と同じような境遇の一郎、 正直最初は傷の舐め合いみたいな感情から親しくなったように感じなくも無いけど、 二人出会ったことによって前に進み始めるのは良いことだと思う。 少し痛い目を見てしまったけれど、妹との確執も結局お互いの無いものねだりだったし、 きっと時が解決してくれることでしょう。ずっと潮風が吹いているような爽やかな話でした。 たこ焼き屋のおっちゃんのエピソードにちょっぴり泣いたのは内緒です。
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ずーっと好きで読んでいる喜多嶋作品。落ち着いて考え込まずに読み込める話がイイ。読後、このキャット・シッターという名称は商標登録されていると云う事を何かで知った。
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