わが人生の歌がたり の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
まだ南北に分かれる前のかの国のことが書かれていて 貴重な記録だと思います。 本当に末期になるまでは比較的 恵まれていた場所でもありました。 衝撃だったのは著者が 心に封じ込めてきたある記録。 戦いで敗れたものに対する処遇は あまりにもむごいですが これは恐ろしいまでのことです。 だけれども、こうなったのは こういうことを善としている 私たち人間の責任であり 誰を特定してとは言い切れないのは つらいところであります。 そんな壮絶な経験をした 著者ではあるものの それ以外の部分にはあまり 悲愴さというのは伝わりません。 どこかしら力強いんですよ。 頼れる人が自分のみ、というところが 大きいのでしょうが。 聞いたこともない曲が多かったですが 歌は励みになるものなんだなと 感じました。
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五木寛之さんの新刊が出たと新聞で読み早速図書館で取り寄せてもらいました。幼き著者と歌謡曲が二重写しになって一気に読みました
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