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幸福論 の商品レビュー

3.6

6件のお客様レビュー

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2021/01/11
  • ネタバレ

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対談をまとめたのであろう本。口語表現が多く、文章ではリズムが掴みにくかった。 ほぼ読み飛ばしたが、結局、幸福論の本質はわからなかった。

Posted byブクログ

2013/02/16

レベル高くてついて行くのに必死だった(読書なのだがw) エリート教育は大切だが所詮は情報宇宙の暇つぶしゲームだとも最近は思うようになってきた。 田吾作と同じ視点に立ち田吾作の田吾作らしさを楽しめる田吾作のようなエリートが必要だと思う僕は典型的な日本人の良い人なのかもしれないw こ...

レベル高くてついて行くのに必死だった(読書なのだがw) エリート教育は大切だが所詮は情報宇宙の暇つぶしゲームだとも最近は思うようになってきた。 田吾作と同じ視点に立ち田吾作の田吾作らしさを楽しめる田吾作のようなエリートが必要だと思う僕は典型的な日本人の良い人なのかもしれないw この本では宮台氏の誤解を生むであろう発言に正面からツッコミを入れているトコロがステキだった。 その後の宮台氏の反論は高度な言語ゲームで上位1%の人間だけが唸るであろうというマニアックな内容w 伝えたいコトは分かるが初めて宮台ワールドがチョット揺れた⁈という場面もあり良かったw ただ、正しいかどうかの判断は必然的に先送りになる位に周辺情報の知識と理解が必要だと感じた。 とか、考える時間があるのは幸福だw

Posted byブクログ

2013/04/19

麻生中学高校に行ったエリートのお坊ちゃんが、野山で遊んでばかりいたけど、軽く東大に入学できたよ、みたいなイヤミなことを書きながら、幸福論だって。 でも、麻生学園みたいなとこは、勉強できて当たり前で、あとは、どれだけ遊べるかが重要みたいなこと書いてあって、エリート校って、そーなのか...

麻生中学高校に行ったエリートのお坊ちゃんが、野山で遊んでばかりいたけど、軽く東大に入学できたよ、みたいなイヤミなことを書きながら、幸福論だって。 でも、麻生学園みたいなとこは、勉強できて当たり前で、あとは、どれだけ遊べるかが重要みたいなこと書いてあって、エリート校って、そーなのかーって感心した。

Posted byブクログ

2011/06/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] 不透明で流動的な社会、将来不安に脅かされる人々…いま、「幸福な社会」とはどのようなものか。 幸福への設計は、一握りの「エリート」に任せられるか。 幸福につながる「教育のあり方」とはどのようなものか。 どんな社会も、なんらかの選別と排除を抱えこむ以上、万人の幸福な“共生”は不可能とする考えから出発し、統治権力が巧妙に演出する「幸福像」を超えて、真の幸福はいかにして可能かを徹底討議。 人文科学の粋を集めた迫力ある鼎談。 [ 目次 ] 第1章 パターナリズムこそ幸福の大前提?(幸福の機会費用;「不安のポピュリズム」の登場) 第2章 いかに幸せだと思わせるか―幸福の社会工学(フィールグッド社会の罠?;全体性の危機―“公”不在の日本社会 ほか) 第3章 エリートが「幸福な社会」を作るのか?(まずは「感情的安全」の保障から―多様性の構築へ;“エリート”の条件) 第4章 教育を通して「疑似階級社会」を作る?(人を見て「機能の言葉」を説け!;「学校的共同性」を再考せよ!) 第5章 “社会設計”の不可能と不可避(バイオポリティクス―恣意性にどう対処するか;「教育の一枚岩」をどう捉えるか ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2011/01/27

完璧にキャパオーバーしました\(^o^)/ 合意に基づいた決定では、正統ではあるかもしれないが、正当な合意が得られる可能性は低い(また、正統であるかも疑わしい)ので、一部のエリートが恣意的に決定された全体を見渡し、その「全体」にとって一番効果的なシステムを考え、それを試行錯誤の...

完璧にキャパオーバーしました\(^o^)/ 合意に基づいた決定では、正統ではあるかもしれないが、正当な合意が得られる可能性は低い(また、正統であるかも疑わしい)ので、一部のエリートが恣意的に決定された全体を見渡し、その「全体」にとって一番効果的なシステムを考え、それを試行錯誤の中で、継続的に、世代を超えて行っていくことが、今後の社会において人々が幸せになるために必要であり、そのような状況が不可避になっている…的なことが書かれていた気がする\(^o^)/そのような状況において、この本に登場する方々が考案するのが、知的階級を明確にし、その階級間を流動的に移動できるようなシステムと、それを可能にする教育である。それによってエリートの地位が確立し、エリートが考えるシステムが脱人称的になる…らしー\(^o^)/難しかった。でもなんとなく全体として何が言いたいかは分かったと思う。

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2010/10/27

「ごく少数のソクラテスが、たくさんの豚を満足させる世界」。「幸福な社会」がいかにして設計可能かをめぐり、宮台真司が提案した社会設計のありかたは、比喩的に言えばこのようなものだ。それをめぐる、鈴木弘輝、堀内進之介との鼎談が本書である。専門用語や人名がバンバン出てくるので、正直僕には...

「ごく少数のソクラテスが、たくさんの豚を満足させる世界」。「幸福な社会」がいかにして設計可能かをめぐり、宮台真司が提案した社会設計のありかたは、比喩的に言えばこのようなものだ。それをめぐる、鈴木弘輝、堀内進之介との鼎談が本書である。専門用語や人名がバンバン出てくるので、正直僕には難しかった(何しろもとの議論を読んでいないので、正しく引用されているかどうかもわからない)。 したがって以下は何となくの感想。この本の焦点は宮台の次の主張をもとに展開される。 「どうせ国家のフィールグッド・ステイト(大衆が心地よさを感じる状態を目指す国家)化は避けられない。それは現代の「不安のポピュリズム」よりましであるし、避けられないならば、よりましなフィールグッド・ステイトを目指すべきである。したがって、エリート(全体性を見渡せる者=自分以外の他者が多様な生を営むことに耐えられる者)はそれを自覚して、アーキテクチャを巧妙に設計することで、パンピーが幸福を感じられる目指す社会をつくるべきだし、教育はそのようなエリートを育てる必要がある。」 そして、この議論に対して、主として若手の堀内が反論していくのだが、全体として堀内の反論に宮台はまともに答えているのだろうか。そこがピンとこない、というか、うまく論点をずらしてごまかしている気がする。結局、フィールグッド・ステイトをめぐる宮台の主張の最大の欠陥は、統治機構(エリート)の正統性が何にも脅かされない(批判精神が消滅する)点にあると思うのだが、宮台はその危険性についてどこで答えているのだろう。少なくとも僕には、まともに答えているようには思えなかった。 あえて感情を逆なでするようなエリート主義的物言いをする宮台の言い回しが鼻につくこともあって、「援助交際」を支持していた頃の宮台と、ずいぶん違う印象を受ける(僕は彼の著作を追いかけているわけではないので、変わっていないのかもしれないが)。その自覚的な?「嫌な奴」ぶりと、それに丁寧に反論する堀内の姿が印象に残った一冊。

Posted byブクログ