ひたひたと の商品レビュー
最後です。これが本当に最後なのよね・・・。 感無量でしたわ・・・。 5編からなる短編集の、2編で終わってしまった表題作と、 次の長編のためのプロットが掲載されております。 このプロットが、すごい。 プロットをかなり書き込む方だというのは知っていたけれど、 このプロ...
最後です。これが本当に最後なのよね・・・。 感無量でしたわ・・・。 5編からなる短編集の、2編で終わってしまった表題作と、 次の長編のためのプロットが掲載されております。 このプロットが、すごい。 プロットをかなり書き込む方だというのは知っていたけれど、 このプロットは、本当に、もう、作品じゃないか!というくらいの 完成度。 細かい裏づけ部分が割愛されているので、もちろん荒いんだけど でも、多分ここにはこんなストーリーが肉付けされる予定だったん だろうなぁ、って、十分に想像できる。 ある意味、完成された作品よりおもしろかったかもしれない。 これは、書き上げて欲しかったなぁ。 脚本家野沢氏と、小説家野沢氏の、集大成的な作品に なったかもしれない、って思わせるプロットでした。 そしていつも、野沢作品は解説が充実している。 それだけ、優秀な人たちに評価されていた人なんだと思う
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群生 完成したものを読みたかったな。プロットでも充分おもしろかったけど。もう新作が読めないなんで悲しいです。
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やっぱり野沢尚です。 短編が2作ともいい。 それ以上にプロット段階の『群生』がいい! これをちゃんとした作品として読んでみたかった。 でもプロットでも十分楽しめます。
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未完の短編集+長編のプロット。微妙に怖い。特に短編に登場する女性が。人間の奥底に触れるというか、考えさせられるというか。2007/07/30読了
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野沢さんの遺作。プロットなのに普通に読めちゃう「群生」。この人の頭の中はこんなのかなぁなんて思ったり。野沢さんの文章、もっと読みたいよなぁ。
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最後の作品であり、短編集になるはずだったもの。長編の構想も収録。「ひたひたと」が、ものすごく怖いです。
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野沢尚最後の作品。 別段ホラーというわけではないけれど、ある意味ものすっごく「怖い」。 明るい表通りから路地裏の暗がりに踏み込むような、そんな不気味さが人間の心の中にはあるんだとつきつけてくる短編だ。 構想としては、残りがあと3編あったんだろうけれど、未完なのが読者として残念でな...
野沢尚最後の作品。 別段ホラーというわけではないけれど、ある意味ものすっごく「怖い」。 明るい表通りから路地裏の暗がりに踏み込むような、そんな不気味さが人間の心の中にはあるんだとつきつけてくる短編だ。 構想としては、残りがあと3編あったんだろうけれど、未完なのが読者として残念でならない。
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