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欲望解剖 の商品レビュー

3.5

17件のお客様レビュー

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2018/10/15

マーケティングにおける重要な要素である欲望とか欲求を脳科学の視点を加えて読み解くという着眼点は確かに刺激的でおもしろい…んだけど、まだまだ概念的なレベル。具体的事例はいくつか出しているんだけど肝心な部分が抽象論になってしまっていて、実感としてわかるようなわからんような。茂木センセ...

マーケティングにおける重要な要素である欲望とか欲求を脳科学の視点を加えて読み解くという着眼点は確かに刺激的でおもしろい…んだけど、まだまだ概念的なレベル。具体的事例はいくつか出しているんだけど肝心な部分が抽象論になってしまっていて、実感としてわかるようなわからんような。茂木センセイはやっぱりしゃべりを聞いているほうがおもしろい。内容には全然関係ないが、ページ下に書いてあるイラストがなかなかかわいい。

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2013/04/25

人間の欲望の本質を理解するには、人生どうなるかわからないという不確実性に正面から向かいあう必要がある。生きる中で何が起こるかわからないからこそ、人間は欲望する。 いかに脳にアディクションを生じさせることができるか、それが消費を生み出すカギと言える。 脳の長期記憶にもぐりこむために...

人間の欲望の本質を理解するには、人生どうなるかわからないという不確実性に正面から向かいあう必要がある。生きる中で何が起こるかわからないからこそ、人間は欲望する。 いかに脳にアディクションを生じさせることができるか、それが消費を生み出すカギと言える。 脳の長期記憶にもぐりこむためには、常に時代と向き合って、どんな表現が人の記憶に残るかを考える必要がある。

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2012/07/23

欲について知りたくて読書。 NHK「プロフェッショナル」と連動する箇所があり、見ている人には内容がより広がると思う。 前半の部分が読みやすく、下の挿絵が理解を助けてくれる。後半に挿絵がないのがやや残念。 遺伝子が人間の思考や行動を左右する確率は50%、昆虫などは100%とい...

欲について知りたくて読書。 NHK「プロフェッショナル」と連動する箇所があり、見ている人には内容がより広がると思う。 前半の部分が読みやすく、下の挿絵が理解を助けてくれる。後半に挿絵がないのがやや残念。 遺伝子が人間の思考や行動を左右する確率は50%、昆虫などは100%という紹介が印象に残る。自分の欲を理解することが大切だと思う。そして、人間の欲には終わりがないことも認識する必要がある。自分の欲する欲が、公共の利益や社会の役に立つものへ昇華させることが私にとって、存在する意味を実感する意味で大切なことだと感じる。 読書時間:約35分

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2011/07/10

マーケティングを、脳科学的に分析する。ネット普及や品物豊富な現代において、次の時代のマーケティングを考える意味では読むべき一冊。 「欲望解剖」メモ (茂木健一郎) ・脳の喜ぶこと:規則性と偶然性 ・夢の中で記憶の編集が行われる ・スモール・ワールド・ネットワーク 近い人から...

マーケティングを、脳科学的に分析する。ネット普及や品物豊富な現代において、次の時代のマーケティングを考える意味では読むべき一冊。 「欲望解剖」メモ (茂木健一郎) ・脳の喜ぶこと:規則性と偶然性 ・夢の中で記憶の編集が行われる ・スモール・ワールド・ネットワーク 近い人からコミュニケーションを始める ・セレンディピティ:偶然に幸運に出会う能力 脳の持つ面白い性質の一つ 脳は、情報収集する昼間のフェイズ、整理統合する夜のフェイズに分かれる。セレンディピティは昼間のフェイズ。 ・タイミング、時間感覚が重要 (田中洋) ・余剰が消費者に「選択肢」を与える ・不足のない時代に「希少性」を作り出す ・「モノ」の消費から「ポスト・カルテジアン消費」:情報消費。 ・情報・モノ・人間とが統合し、自分らしさを持つ ・磨耗性がないモノでも限定することで「希少性」を作り出せる。例:ディズニーのDiappering Hits。 ・ニセモノが出てこないとホンモノになれない。ココ・シャネルはニセモノを排除しなかった。 ・ホンモノと感じる、他の要素:歴史があるもの ・ホンモノを作るために、様々なエレメントを組み合わせる構想力が必要。それにより、消費者は自己のアイデンティティを築く。「自分はシャネルスーツが似合う女」 (対談) ・マーケティング:米国発の考え方。広大な空間にいかに商品を普及・流通させるか。セグメントにし、ターゲットするか。⇄ヨーロッパ・日本等の小規模な国では米国的なマーケティングが不向きな場合が多い。日本等では、富山の薬売りのようの、いかにして重要な顧客と関係を維持していく、ああが重要だった。 ・消費のスタイルが一つの自己表現。何年に1回かの投票よりも、毎日の消費の方が有効的な社会投票。企業姿勢に賛同する人が商品を買う。 ・不可能なものに対する憧れが消費につながる ・日本人:匿名性が保証されないと発言できない・自分のアイデンティティを隠した上で、ネット上で注目を浴びたい、という特性。 ・退屈は進化の過程で獲得された学習への欲望の一つの現れ。何かが欲しいという欲望。創造性につながる心性。

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2010/10/31

マーケティングで言うところの、 ニーズ・ウォンツ・デマンドについて、 脳科学分野から見た解説とマーケターからの解説。 新しい発見というよりは、 まぁ、なるほどねぇという感じ。 要するに、マーケティングは難しいねって話だ。

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2010/08/15

茂木健一郎先生(親しみをこめて「モギケン」と呼んでいます)の本が、また新しく図書館に入っていたので、早速借りました。 モギケン先生は最近はテレビや雑誌にでまくりで、お忙しいと思うのですが、脳年齢がお若いんだろうな~と感心してしまうくらい好奇心が旺盛で、あんなに小難しい理論をたた...

茂木健一郎先生(親しみをこめて「モギケン」と呼んでいます)の本が、また新しく図書館に入っていたので、早速借りました。 モギケン先生は最近はテレビや雑誌にでまくりで、お忙しいと思うのですが、脳年齢がお若いんだろうな~と感心してしまうくらい好奇心が旺盛で、あんなに小難しい理論をたたき出すのに、子どもそのものな挙動が妙にカワイイ。 そんなモギケン先生の本のよさは、難しい理論を非常にわかりやすく、やさしい言葉で綴ってあって客観的でおもしろいところだと思います。 今回、読んだ「欲望解剖」は、マーケティングの観点から、人間の欲望を分析した1冊。 今や主流の考え方のウェブ1.0からウェブ2.0への考え方への移行の説明の部分なども、とても興味深く読みました。 めちゃくちゃおもしろかったです。

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2010/04/07

内容は本の題名通り、人間は何を欲望するのか?人々の幸せの条件とは何か? というテーマをマーケティングという切り口から論じられています。 できたらあまり言葉にしてほしくないくらい情動的な欲求も冷静に茂木さんらしく言語化されています。 気になったポイント ・Q) 人間の欲望の本質...

内容は本の題名通り、人間は何を欲望するのか?人々の幸せの条件とは何か? というテーマをマーケティングという切り口から論じられています。 できたらあまり言葉にしてほしくないくらい情動的な欲求も冷静に茂木さんらしく言語化されています。 気になったポイント ・Q) 人間の欲望の本質を理解するには、「人生どうなるかわからない」という不確実性に正面から向き合う必要があります。生きる中で何が起こるかわからないからこそ、私たち人間は欲望する。 脳科学にて「神経経済学(ニューロエコノミックス)」という、不確実性が存在するときに、人間はどのように判断し、選択するか。その法則性を解明しようとするのがこの神経経済学。 脳の中で「うれしさ」や「報酬」を表す物質であるドーパミンの放出メカニズムが、不確実性が深くかかわっていることがわかっている。 (UQ        ※Q)~(UQまでは引用 →具体的に言うと、piggってこの不確実性の塊かと思います。  アバターやblogを見て「この人どんな人なんだろう?」、「話しかけたら返事が返ってくるかな?」っていう  わくわくのようなドキドキのとような気持ちを持って知らない人とコミュニケーション取ってる人も多いはず。  そういう意味でうまく不確実性を使ったサービスなのかな。 欲している気持ちとか、プロセスとか、歴史的にどうなのか、マーケティングとしてはどうか、っていう発想自体が私にとって斬新というか、冷めているなと思いました(笑) まだロジックじゃなくてパッションで感じていたい領域です。

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2010/03/07

・クオリア:そのもの独特の質感 ・快感物質ドーパミン→脳のA10神経を活性化 ・アディクション(中毒)、強化学習 ・適切な文脈で提示された不確実性が心地いい→ドーパミンマネジメント ・マーケティングの歴史    ~60年:トランザクション(取引)  60~80年:エクスチェンジ...

・クオリア:そのもの独特の質感 ・快感物質ドーパミン→脳のA10神経を活性化 ・アディクション(中毒)、強化学習 ・適切な文脈で提示された不確実性が心地いい→ドーパミンマネジメント ・マーケティングの歴史    ~60年:トランザクション(取引)  60~80年:エクスチェンジ(交換)価値・条件  80~90年:リレーション(関係) ・情報のオーラ:多様な対象への放射

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2009/10/04

神経経済学はまだ端緒についたばかりなので、この本では 脳科学とビジネスの可能性などの方向性を知るのがよいかと。 まだまだ時間がかかりそうです。

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2009/10/04

---------------------------------------------- ▼ 100文字感想 ▼  ---------------------------------------------- なぜ人は嫉妬するか、なぜ女性は勝負服にこだわるか、 なぜ宝くじを買...

---------------------------------------------- ▼ 100文字感想 ▼  ---------------------------------------------- なぜ人は嫉妬するか、なぜ女性は勝負服にこだわるか、 なぜ宝くじを買ってしまうのか、なぜディズニーは成功 したか、マーケティングを脳科学で分析するという視点 がおもしろい。情報のオーラ、エバンジェリストがカギ。 ---------------------------------------------- ▼ 5つの共感ポイント ▼  ---------------------------------------------- ■脳は「短期的に損をしてでも、行動を起こしたい」という  傾向がある ■ゼロから何かを思いつくことはあり得ません。ベースに  は必ず体験が存在する ■日常品など繰り返し行われるどうでもいいような意志決定  には、タレントが出ていたというどうでもいい情報が有効 ■「このコマーシャルはあなたのことをいっている」という  メッセージの伝わるものがベストだ(ドラッカー) ■欲望や感情が最もかき立てられるのは、不可能とか  無限を前にしたとき

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