幸福な食卓 の商品レビュー
とても素敵な物語でした。
まず、最初の一行でわしづかみにされました。其の後の感想は他の方のを見て頂けたらと、、、。
一つだけ。涙があふれ止まらなくなっちゃいました。
ななしの六兵衛
あたたかい物語
あたたかい物語だ。肌触りのいい毛布にくるまれてお昼寝をするような、居心地の良さがある。大きな哀しみは痛いけれど、向き合う自分を陰で支えてくれる人がいるから、前に進んでゆける。そんな家族の物語です。
すずき
個性的でちょっと変わった家族に囲まれた佐和子。 普通なようで、普通じゃない家族の日常に興味をそそられた。 後半は、風変わりだけど根は純粋で自分に正直な人達なんだなぁと納得。 ラストの大浦君との突然の別れには、 私も驚き、悲しかったが、 温かいラブレターとマフラーに心が癒や...
個性的でちょっと変わった家族に囲まれた佐和子。 普通なようで、普通じゃない家族の日常に興味をそそられた。 後半は、風変わりだけど根は純粋で自分に正直な人達なんだなぁと納得。 ラストの大浦君との突然の別れには、 私も驚き、悲しかったが、 温かいラブレターとマフラーに心が癒やされた。 周りの人にも支えられ、この家族は明日も揃って朝ごはんを食べるんだろうな。
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※このレビューにはネタバレを含みます
ちょっと風変わりな家族の温かい話、と思ってほっこりしながら読み進めてたら、突然思ってもない方向に話が展開して、前半と後半とで全く違う心持ちで読んだ。 切ないんだか温かいんだかなんともいえないが、これを同居させることができるのが瀬尾まいこさんなんだろうなぁ。 大切な人を亡くした喪失感に苦しむ主人公になんとか元気になってもらおうとする兄や兄の彼女が不器用で優しい。上手でなくても器用でなくても寄り添おうとしてくれる家族がいるってことがどれだけ力になることか。 良かった。一気読み。ホロ泣き。
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家族っていいなって思える、ちょっと切ない、でも温かい物語でした。 辛いことや悲しいことがあっても、乗り越えられるのはやっぱり家族がいるからなのかもしれない。 家族で食卓を囲んで食べるごはんの大切さを感じました。
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温かい料理を家族で食卓囲って食べるほっこりストーリーかと思ってたら、全然違った。中高生が背負うにはなかなか重い現実だ。でもどんなに辛いことがあっても私たちの生活は続く。毎日の食事の時間は決まって巡ってくる。
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瀬尾まいこさんのエッセイ『そんなときは書店にどうぞ』に収録されていてる『幸福な食卓』のその後の物語を読んでから、気になって読んでみました。 一風変わった家族。 ちょっと変だけど温かい。 それぞれ辛さや葛藤を抱え、それでも相手を思いやろうとするなんて。 なかなか現実には難しいけど...
瀬尾まいこさんのエッセイ『そんなときは書店にどうぞ』に収録されていてる『幸福な食卓』のその後の物語を読んでから、気になって読んでみました。 一風変わった家族。 ちょっと変だけど温かい。 それぞれ辛さや葛藤を抱え、それでも相手を思いやろうとするなんて。 なかなか現実には難しいけど、私も頑張ってみようかなと思えます。
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瀬尾まいこさんの最新エッセイに今作の後日譚が掲載されているとのことで、手に取った作品。 (レビューで知りました!ありがとうございます!) 仕事を辞めて大学受験をすると言い出す「父」、家出したのに近所のアパートに住む「母」、進学校を出て無農薬野菜の農業を営む「兄」、中2になってボ...
瀬尾まいこさんの最新エッセイに今作の後日譚が掲載されているとのことで、手に取った作品。 (レビューで知りました!ありがとうございます!) 仕事を辞めて大学受験をすると言い出す「父」、家出したのに近所のアパートに住む「母」、進学校を出て無農薬野菜の農業を営む「兄」、中2になってボーイフレンドができる「私」。一風変わった家族の物語。 「父さんは今日で父さんを辞めようと思う」(p.6)という衝撃的な書き出しに一気に引き込まれた。 父さん、母さん、直ちゃん、佐和子のやり取りが面白く微笑ましい。 特に佐和子と直ちゃんの初めてのけんかの場面のやり取りがかわいくて好き。 ほっこりした家族の日常に、ずしっと重い出来事が横たわっていて、夫婦でも親子でも兄弟でも…一緒に暮らしていても、愛していても、本心に気付けないことはあると突きつけられた。 みんな周りの人や環境に、知らず知らずのうちに守られている。 だから何があっても、いつかは前を向いて生きていける。 家族の力を、大切さを改めて感じる作品だった。 生クリーム蕎麦っておいしいのかな…?( ´-`) ✎︎____________ 子どもは自分の意志では動けないじゃん。住む場所すら決められない(p.66) 気付かないところで中原っていろいろ守られてるってこと(p.67) ある程度、役割は必要だってこと。役割を果たすことで、生きてる実感がわくし、みんなが役割を果たせば、いい環境が作られる。(p.138) 毎日決まった動きをしていたものがなくなる。それは人を不安にさせる。不安は人を動かすのだ。(p.160) 高校生の十五分は大人にとっては一瞬かもしれない。だけど、その一分はあまりにもリアルでハードだ。(p.185) もう二度と学級委員にはなりたくない。そう思う。絶対にこんな日々を繰り返したくない。強く思う。それなのに、おばあさんが深々と頭を下げるのが、こんなにも心に入ってくるのは、あの日々が私にあったからだ。(p.186) 人は時々、いつもと違うことをする。それは知らない間に、何かの予感が身体のどこかにあって、そうしてしまうんだと思う。(p.249) 家族は作るのは大変だけど、その分、めったになくならないからさ。あんたが努力しなくたって、そう簡単に切れたりしないじゃん。だから、安心して甘えたらいいと思う。だけど、大事だってことは知っておかないとやばいって思う。(p.256)
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家族はそれぞれが互いに思いやって、時には甘えて、大切にしていれば形はどんな形でもいいんだと感じた 1番最後の大浦くんの弟の 「大丈夫。僕、大きくなるから」 の言葉にお兄さんへの気持ちとか未来への期待とか、色々と意味が詰まってる気がしてじーんとした 佐和子が気持ちに整理をつけたように、弟くんも辛い気持ちを乗り越えた先の言葉のような気がして、弟くんの強さを感じた
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次男が中学校で感想文を書くために必要とのことで購入したものをもらいました。 中学生が読めるものなので、安心感があります。 ちょっと不器用な人たちの、幸せな物語。 不幸なことが起こってしまうが、たぶん前向きに生きていけるのだろう。 お父さんのバスルームでのエピソードと、ニワト...
次男が中学校で感想文を書くために必要とのことで購入したものをもらいました。 中学生が読めるものなので、安心感があります。 ちょっと不器用な人たちの、幸せな物語。 不幸なことが起こってしまうが、たぶん前向きに生きていけるのだろう。 お父さんのバスルームでのエピソードと、ニワトリのエピソードは、なくてもストーリーが成立するような気がするなあ…
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