吉行理恵レクイエム「青い部屋」 の商品レビュー
昭和14年生まれ、早稲女で大の猫好き、生涯独身、1963年自費出版の詩集「青い部屋」で詩人デビュー、1981年「小さな貴婦人」で芥川賞の吉行理恵さん、2006年5月4日甲状腺癌で亡くなりました。(享年66)この作品「吉行理恵レクイエム 青い部屋」は、お母さんの吉行あぐりさんの編集...
昭和14年生まれ、早稲女で大の猫好き、生涯独身、1963年自費出版の詩集「青い部屋」で詩人デビュー、1981年「小さな貴婦人」で芥川賞の吉行理恵さん、2006年5月4日甲状腺癌で亡くなりました。(享年66)この作品「吉行理恵レクイエム 青い部屋」は、お母さんの吉行あぐりさんの編集で2007.5に発行されました。理恵さんの詩集、小説、エッセイのほかに、母の、兄の、姉の、往時の思いが寄せられています。
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詩のことはよくわからないけど、猫の婦人についての小品はおもしろかった。机の上から一歩も外にでかけていないような、気持ちだけがするするとつながっていって 書かれた近年なかなか読めないような詩的な作品。どこまでこれが続けられるのかわからないけれど。他のも読んでみたいとおもいました。 ...
詩のことはよくわからないけど、猫の婦人についての小品はおもしろかった。机の上から一歩も外にでかけていないような、気持ちだけがするするとつながっていって 書かれた近年なかなか読めないような詩的な作品。どこまでこれが続けられるのかわからないけれど。他のも読んでみたいとおもいました。 最後にあぐりさんが理恵さんの思い出を書かれているところのつたなさ・正直さが寂しさと思い出にあふれていてつらい。
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脆く、清らかな魂の存在が本著には詰まっている。冒頭の母のひたすらに逆順の娘に詫びる文章は、胸痛くせずには読むことが出来ない。
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