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図説神代文字入門 の商品レビュー

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2012/05/17

いろいろな神代文字が紹介されていた(ほとんどが平安以降の作り物説をとってる)中、面白いものが数点。 対馬ト兆(まちがた)文字 対馬ト部(うらべ)、阿比留(あひる)家からの伝授。 フトマニで使うマチガタ、つまり骨を割れやすくするために、あらかじめヒビを入れておく刻み目と似ていると...

いろいろな神代文字が紹介されていた(ほとんどが平安以降の作り物説をとってる)中、面白いものが数点。 対馬ト兆(まちがた)文字 対馬ト部(うらべ)、阿比留(あひる)家からの伝授。 フトマニで使うマチガタ、つまり骨を割れやすくするために、あらかじめヒビを入れておく刻み目と似ているとか。 確かに文字はひび割れのような形態。 水茎(みずくき)文字 大石凝真素美が天津金木学(フトマニの一種とも言われる)で感得したという。 人口的なもののはずが、自然に現れるらしい。 滋賀県近江八幡市水茎町(万葉集にも絶景として詠まれたスポット)にある岡山(海抜187m)の山頂から、琵琶湖を見下ろすと、次々と現れては消える水茎文字が観測でき、大石や出口王仁三郎が目撃したという。 卜占のため理念的に作られた文字に、神秘的な伝説が付与されるという過程は、多くの神代文字の成立過程をなぞっているともいいうる。 縄を結ぶ記録法 中国では、漢字以前に、縄を結ぶ記録をしていた。 日本では縄を結び、木に何らかの記号を刻んでいたという。 この結縄は、琉球王朝時代の沖縄に残っており、藁算と呼ばれていた。 全世界的文化で、ペルー、インカ帝国で用いられていたキープが有名。

Posted byブクログ