襲撃者の夜 の商品レビュー
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衝撃を受けた「オフシーズン」の続編。 メイン州のリゾート地で11年前に起きた身の毛もよだつ凄惨な殺戮事件。 多くの被害者が出たが、当時の地元警察署署長ピーターズと部下達により、事件は解決したはずだったのだが、過去の事件を彷彿させる惨劇が再び。 当時全員が死んだと思われていた「食人族」の内、1人が生き残り、一族を率いて戻って来た。 襲撃を受けた家の家主デイヴィッドと妻のエイミー、最愛の娘である赤ん坊のメリッサ、遊びに来ていた友人のクレアと息子ルークの運命は! 2Fの窓からクレアと息子のルークはメリッサを抱いて飛び降り、危機一髪で森の中へ逃げ込む。 果たして奴らから無事に逃げ切れるのか。 事件に気づいた地元警察は過去の事件で指揮をとったピーターズに協力を求め、被害者救出に急行する。 私のように「オフシーズン」の虜になった読者には前作と比較した際に物足りなさを感じた読者も多いのではないだろうか。 それは前作で描かれていたあまりにも惨たらしい殺戮シーンが本作ではかなりマイルドに描かれていたことが最大の要因な気がする。 気がつけば今月1ヶ月で再読も含め著者の恐怖の作品を計3冊読み終えた。 来月は少し違った雰囲気の作品を多めに読もう(笑) 説明 内容(「BOOK」データベースより) 北米東海岸メイン州、海岸沿いのリゾート地。ある夜、残忍な殺人が起こり、女性二人が殺され、赤ん坊が行方不明になった。同じ場所で起こった十一年前の惨劇を想起した地元の警察は総出で捜査を始めるが、警察が出払っている最中に第二の惨劇が!かろうじて難を逃れたクレア、少年ルーク、赤ん坊メリッサを待っていた運命とは?キング絶賛、ホラー小説史上に輝くデビュー作『オフシーズン』の舞台を再び用いて鬼才ケッチャムが圧倒的な筆力で描きだした、現代ホラーの極限ともいうべき物語。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) ケッチャム,ジャック 俳優、教師、出版エージェントなどの職業を経て80年に『オフシーズン』で、作家デビュー。スティーヴン・キングが絶賛する作家。本名ダラス・マイヤー。現在、代表作『隣の家の少女』の映画化が進んでいる 金子/浩 1958年生まれ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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オブシーズンほどB級ドタバタ感は無くなり、無難なB級スプラッターホラーという印象。 ケッチャム特有の乾いた表現というか、淡々とした殺戮描写は健在。 続編ものの宿命というべきか、奴らが出てくることがわかっているために、いきなりズンドコに落とされる感覚というのは薄い。 それでも読ませる文章力、そして翻訳の方に感謝である。
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久々のケッチャム・・・ 衝撃の胸くそ悪い(でも読んじゃう)小説オフシーズンの続編・・・ 前作が衝撃的過ぎたせいで、続編の宿命で本作はその点においては劣るけど・・・ 本作も安定の胸くそ悪さ・・・ 例のあの一族に生き残りがいた・・・ あのヤバいヤツらが・・・ 時を経て・・・ また動...
久々のケッチャム・・・ 衝撃の胸くそ悪い(でも読んじゃう)小説オフシーズンの続編・・・ 前作が衝撃的過ぎたせいで、続編の宿命で本作はその点においては劣るけど・・・ 本作も安定の胸くそ悪さ・・・ 例のあの一族に生き残りがいた・・・ あのヤバいヤツらが・・・ 時を経て・・・ また動き出す・・・ 前回の失敗を糧に・・・ さらに狡猾に・・・ 狩る・・・ 人間を・・・ 狩る・・・ またあの悪夢の夜がやってきた!! で、捕らわれた人々のやり取りが今回は違う・・・ 狩られる側に一人ゲスがいて、一族たちに感じるものとは違う種類の胸くそ悪さが味わえる・・・ 現実的な胸くそ悪さだから、こっちの方が読んでてイヤになるかも・・・ で、最後の展開は・・・ 物足りなさを感じる人もいると思うけど・・・ 拍子抜け感はありつつも、ホッとしているボクもいました・・・ 胸くそ悪いのに読み始めたら止まらない感じは本作も健在・・・ 続編なのに、さすがのケッチャム・・・ この胸くそ悪さ・・・ なんだかんだ、と・・・ たまーーーーーに読みたくなっちゃうんだよなぁ・・・ もちろん取り扱い注意だけども・・・
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「襲撃者の夜」人肉スプラッター幼児虐待どろっどろ究極ホラー http://youyou-bookmovie.blog.so-net.ne.jp/2015-01-24
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ケッチャム作品中随一の『まるで悪夢のような』エンディング。 他ケッチャム作品のヒロインが総立ちになるレベル。
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「オフシーズン」の続編。あの凶行が再び。 今回の人肉レシピも吐き気がするほど。 しかしオフシーズンよりは恐怖感が薄かった。オフシーズンに続けて読んだので、あの空気に慣れてしまったのか。 また食人族が襲ってくるのだが、狩の仕方はオフシーズンよりさらに手が込んでいる。 食人族はもう、かけ離れすぎて同じ人間とは思えないのだけれど、狩のやり方を読んでいると知性を感じてぞっとしてしまうのである。いっそ、知性のまったくない、野獣として狩をしてくれたほうがよっぽどマシだった。 そういう意味では恐ろしかったのに、全体的に見ると「あれ、前ほど怖くないな」という感想。 後味の悪さもオフシーズンのほうが上だった。
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前作の「オフシーズン」、結構ケチョンケチョンな感じの感想を書いてしまいましたので 続編はさらに「2冊まとめて買って失敗したか」と思いながら 期待せずに読んだのですが、ハードルを下げまくったせいか、 ストーリーというか登場人物のキャラクターが前作より生きていたせいか こっちの方が良...
前作の「オフシーズン」、結構ケチョンケチョンな感じの感想を書いてしまいましたので 続編はさらに「2冊まとめて買って失敗したか」と思いながら 期待せずに読んだのですが、ハードルを下げまくったせいか、 ストーリーというか登場人物のキャラクターが前作より生きていたせいか こっちの方が良いかも~、と感じました。 続編でガッカリさせられるパターンの方が多い気がするので そこは得した気分というか・・やはりハードルの調節の問題でしょうかね。 前作と比べて、生き残り率が高いし、「爽やかエンド」と言っても良いので ひたすら鬱々を希望して読むと「そんな都合の良い話あるかー」と 感じるかもしれませんが、私としては、誰でも彼でも殺せば良いってもんじゃない、 ホラーはそんなところで勝負して欲しくない、と思うので、これで良しです。 にしても、やっぱり、スティーブンキングもケッチャムも 文章を読むよりも、映像化してこその、という感じが・・。
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1992年5月12日から13日の朝までの悲劇 暴力夫にくたびれた女がベイビーシッターと娘スザンナが待つ家にパートから帰ってきた途端、バラバラにされちゃうところから物語は始まる この時点で血みどろ、血まみれ そんな気狂い事件が11年前にも起きていて当時の警察官ピーターズに相談が持ち込まれる ピーターズは奥さんは亡くなっちゃってるし、 11年前の事件を思い出したら飲まなきゃヤッてられないほど じゃあ、どんな事件かっていうと詳しくはわからないけれどイントロの事件のような被害者が何人も居たっぽいくらいの変態殺戮事件 そして、犯人は一人じゃなくて複数の様子!?しかも、子供がいる!? なんだよこれ メリケン宿無し部族殺人事件かよ 被害者グループの善人度も高いし、加害者グループの人でなし度も高い中に被害者グループの関係者に普通の人でなしが出てきてそいつも関係しちゃうからもー、大変 舞台はカナダが近いってことでオイラは海が近いツインピークスって設定の景色を頭の中で浮かべながら読んでみた(山間部のツインピークスに海ってデタラメだなぁ) ジャック ケッチャムってどんな小説書いてるんだか知らないぁ、面白いかな? なんて、気持ちで読んでみた一冊 オイ!読んでるよ。このエグい描写で思い出せなかったのかよ、オイラ 暗黒少年時代、ノワール スタンド バイ ミー「隣の家の少女」を読んで「オエーッ」ってなっただろう、オイラ! 作家を思い出せない位なんだから「襲撃者の夜(off spring)」が「オフ シーズン(off season)」続編だってことも知らず 表紙に原題「off spring」が書かれてたけど全然意識してなかったし、「オフシーズン」って作品を知らなかった 「off spring」が子孫って意味っつーことは「off season」と関係あんの? なんつー事は訳者あとがきを読んで意識した次第 前作を読んでなかったから面白くなかったてことは全然なくて、順を逆にして読んでも十分に面白そう いま背表紙の解説読んだらちゃんと前作のタイトルが書かれてる。全然解説も読んでなかったんだな
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オフシーズンの続編。 前作は「文明人」対食人族の戦いを通じ、人間の根幹について考えさせるお話だったのに対して、今回は母対女族長。 言わば、ミサエ(クレしん)対フネ(サザエさん)。核家族化はコミュニティの一員という自覚を欠きうんぬん。という話ではたぶんない。 食人族の長は前作...
オフシーズンの続編。 前作は「文明人」対食人族の戦いを通じ、人間の根幹について考えさせるお話だったのに対して、今回は母対女族長。 言わば、ミサエ(クレしん)対フネ(サザエさん)。核家族化はコミュニティの一員という自覚を欠きうんぬん。という話ではたぶんない。 食人族の長は前作唯一の生き残りで、子供を盗んで子孫を増やそうとしていた。一族の再生を目指す彼女は母でもあり、赤ん坊という存在に霊的な力を感じているらしい。「地下室の箱」にも語られた、力強くどこか不気味な誕生のエネルギーになにかを感じているようだった。ウーマンの出産についても読んでみたかったなぁ。 全体的に、人物像が丁寧に描かれていたように思った。けどルークの父親への気持ちは、なんかうやむやだったかな。家庭環境がルークと似ていたので、ちょっともやもや。てわけで星ふたつ、と思ったけど、あの男が今回も渋かったので、星みっつ。
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曰くつきで語られるデビュー作「オフシーズン」の続編で、その11年後に起った事件が描かれている。ただただ異常で陰惨という印象の強い前作に比べて、ある意味アク抜きされているようにも思え、“文字を追う目を背けたくなるような”ケッチャム節も控え目に感じられる(この著者には珍しく、救いの用...
曰くつきで語られるデビュー作「オフシーズン」の続編で、その11年後に起った事件が描かれている。ただただ異常で陰惨という印象の強い前作に比べて、ある意味アク抜きされているようにも思え、“文字を追う目を背けたくなるような”ケッチャム節も控え目に感じられる(この著者には珍しく、救いの用意されたラストもその理由かも)。この著者の他作品のような味わいを愉しみにしている読者には少々物足りなく感じるかもしれない。 とはいっても息が詰まりそうな緊迫感と、読後の疲労感と解放感は、間違いなくこの著者ならではのものだろう。
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