ヘンリーくんとアバラー 改訂新版 の商品レビュー
『ゆかいなヘンリーくん』シリーズ2冊目。 今回のメインテーマは「サケつり」。 帯の部分に「アバラーは行くさきざきでめんどうなさわぎをおこして、ヘンリーくんをうんざりさせます。アバラーのおかげで……ときにはよいことも!」って作品紹介が書いてあるんですが、シリーズとおして基...
『ゆかいなヘンリーくん』シリーズ2冊目。 今回のメインテーマは「サケつり」。 帯の部分に「アバラーは行くさきざきでめんどうなさわぎをおこして、ヘンリーくんをうんざりさせます。アバラーのおかげで……ときにはよいことも!」って作品紹介が書いてあるんですが、シリーズとおして基本そういう物語。トラブルが起こる→さらにトラブルが起こって解決!みたいな。 お母さんに髪を切られて変な頭になっちゃうヘンリーくん。これ、私も覚えがあるよ。お母さんが思いついた解決策がひどい(笑)。 「おかあさん、そのごみを、外へ出しにいくのいやになっちゃった」という発言もちょっとかわいい。 ここでは家庭内のごみは外にある大きなごみ箱に捨てて(分別とかはしていない)、週一で収集車が回収してくれるシステム。 クリッキタット通りはおそらく似たような住宅が芝生をはさんで並んでいる住宅街なのでお隣さんとの関係も近い。すぐに噂が広がったり、通りの子供どおしで遊んだり、大人たちは一緒に釣りに行く。 1954年の作品なので古き良きアメリカンライフですね。PTAの奥さんたちがみんなクラシカルなスーツ姿なのも素敵。 以下、引用。 チェッカーは、ヘンリーくんのすきな遊びでした。そして、ビーザスは、なかなかチェッカーがじょうずでした。ビーザスは、女の子がときどきやるみたいに、一つこまを動かすのに一日じゅう考えたりしません。
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どうしてまあ、ヘンリーくんとアバラーは、こんなにも面倒な事件を引き起こすのかしらんと呆れたり、感心したりしながらの読書。ヘンリーくんが本当に普通の小学生だってことが、とにかくいい。お父さんとお母さんも人格者とかじゃなくて、本当に普通のお父さんとお母さんだってこともいい。それなのに...
どうしてまあ、ヘンリーくんとアバラーは、こんなにも面倒な事件を引き起こすのかしらんと呆れたり、感心したりしながらの読書。ヘンリーくんが本当に普通の小学生だってことが、とにかくいい。お父さんとお母さんも人格者とかじゃなくて、本当に普通のお父さんとお母さんだってこともいい。それなのに、こんなに面白いってことは、私たちの毎日も、こんな愉快な事件で溢れているってことなんだよね(ここまで面倒なことにならないで終わってくれているけど)。ヘンリーくんの巻き起こす騒動に大笑いしながら、自分たちの毎日もが愛おしくなるから、本当に不思議だ。
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ヘンリー君と、飼い犬のアバラーの日常の物語。 犬を飼うって大変なこともあるけれど、 やっぱりいつも一緒にあそべて楽しい!という内容。 ペットを飼う前とかに子どもと一緒に読むと良いかも。 雨に濡れたアバラーが体から飛ばした水がとなりのおじさんのサンドイッチにかかった時、 おじさんはそのサンドイッチをしまって、別のサンドイッチを食べだした。 それを見たヘンリー君が「おおげさだなあ」って思うシーンは、 リアルだなあと思った。 飼い主は慣れて気づけなくなってることって多いから、 忘れないようにしないといけませんね。
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再読です。 やっぱりヘンリーくんの本はおもしろい!! なんでこんなに小学4年生ぐらいの男の子の気持ちがわかるんだろう・・・ アバラーもいい味だしてます。 2作目でもパワーが落ちてないですね。
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読みやすさはさすがの児童文学!アメリカ! あんまり役立ってないけどすごいぞアバラー!ってなるのはやっぱり日本のご都合主義ファンタジーに慣れてるからでしょうか…
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『ゆかいなヘンリーくん』シリーズ改訂新版のうちの1冊。子どもの頃に同じシリーズの『ヘンリーくんとビーザス』が好きだったのですが、1,2年前に、ふと思い出し、シリーズの1冊目の『がんばれヘンリーくん』を、夜、1章ずつ下の子に読み聞かせをしてみました。親子で大変楽しめたので、シリーズ...
『ゆかいなヘンリーくん』シリーズ改訂新版のうちの1冊。子どもの頃に同じシリーズの『ヘンリーくんとビーザス』が好きだったのですが、1,2年前に、ふと思い出し、シリーズの1冊目の『がんばれヘンリーくん』を、夜、1章ずつ下の子に読み聞かせをしてみました。親子で大変楽しめたので、シリーズほとんどそろえてしまいました。これはシリーズの2冊目。犬のアバラー(拾ったとき、あばらが浮くほど痩せていた)がいい味を出しています。このシリーズでおもしろいのは、出てくるのが、よい子過ぎない普通の子であること。そして主人公ヘンリーくんがいろんな問題を起こしつつも自分の力で解決しようとするところです。舞台がちょっと昔のアメリカなのですが、もっと読まれてもよい良書だと思います。
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