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永遠のとなり の商品レビュー

3.2

34件のお客様レビュー

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2024/05/13

結婚のような人生のひと通りを経験した年代が 登場人物の本。 最初は私にとって大人っぽすぎてしまうかと思ったが、生と死についてをテーマに、 登場人物の交わりに面白みを感じた。 親友以上の関係だからこそ言えることや一言が とても深みがあり感動した。

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2022/10/03

身につまされる小説。 うつ病で地元福岡に帰ってリハビリ中の主人公と、高校時代の親友は癌が転移してしまい。二人の中年が本音で語り合い行動する。 自分が何らかの事故や病気で余命が限られる時が来るとか、精神的に追い詰められて社会生活が出来なくなるとか、今後そんなことが起こり得ないことも...

身につまされる小説。 うつ病で地元福岡に帰ってリハビリ中の主人公と、高校時代の親友は癌が転移してしまい。二人の中年が本音で語り合い行動する。 自分が何らかの事故や病気で余命が限られる時が来るとか、精神的に追い詰められて社会生活が出来なくなるとか、今後そんなことが起こり得ないこともなく、今何をすべきか、過去と今にどう向き合っておくべきか、など考えてしまった。 でもいいなぁ、地元があって高校時代の同級生と本音で語り合える中年。自分には(親が転勤族で)故郷がないので羨ましい関係だ。

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2022/05/22

男同士の友情、タイトル永遠のとなり、なるほど。 女の友情よりさっぱりしてるのに、何故かすごく信用できる気がした。 男女のことも仕事のことも、健康に関してもなんでも話せて、本気で頼れて、無理な介入はせず、 幼馴染とか、学生時代からの友人って、育った家庭のことまで知ってたり、大人にな...

男同士の友情、タイトル永遠のとなり、なるほど。 女の友情よりさっぱりしてるのに、何故かすごく信用できる気がした。 男女のことも仕事のことも、健康に関してもなんでも話せて、本気で頼れて、無理な介入はせず、 幼馴染とか、学生時代からの友人って、育った家庭のことまで知ってたり、大人になってからの友人とはまた違って濃い感じ。

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2021/04/24

白石さんの本はとても好き しかしまぁガンの話好きだよなぁって思います。 「神秘」と、他にも何かあったような気がする 「わしらは毎日生まれて毎日死によるんよ。それで明日生まれんのが死ぬていうことやろ」 あっちゃんの言葉がとても好きです

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2018/03/21

大人になっても支え合える友達がいるって 幸せなことだなぁ。 人間1人1人の人生って本当色々だし、 グチャグチャしてて嫌になる事もあるけど 自分を好きになって 今を肯定して前向いて生きていきたいな。 と思った。

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2017/10/01

サービスが具体的になってきているのに 抽象的な希望には応えられない というのが、ああ〜と納得しました でも 歳とってもそんな友達いる それって幸せなことではないでしょうか

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2016/04/26

私達の欲望は次々と細切れにされ、その細切れごとに過剰なまでのサービスが用意され、充足させられていく。その一方で、もっと大きくて曖昧で分割のできない大切な欲望、たとえば、のんびりと自然と共に生きたいだとか、病気をしたらゆっくり休みたいだとか、ひとりぼっちで死にたくないだとか、必要以...

私達の欲望は次々と細切れにされ、その細切れごとに過剰なまでのサービスが用意され、充足させられていく。その一方で、もっと大きくて曖昧で分割のできない大切な欲望、たとえば、のんびりと自然と共に生きたいだとか、病気をしたらゆっくり休みたいだとか、ひとりぼっちで死にたくないだとか、必要以上に他人と競いたくないだとか、そういった水や空気のように不可欠な欲望はどんどん満たされなくなっている。 人間は死にかけたときは自分で自分の身を守るしかないし、他人のことなんかほんとうにどうでもいいんや、それで全然構わんのやなて心から思うたんよ。それはさ、自分が一番大事とかいうのとはちょっと違って、自分の命が脅かされる時だけは、人はとことん自分勝手になていいんやっていう、ほっとする気分みたいなもんやった。

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2014/11/03

日常を書いているのに現実感を感じさせない作家。自分の中では吉田修一と同じカテゴリ。でもこちらの方が弱い。 死とは何か?何の為に生きるのか?ということより、自分の構築してきた人間関係について考えさせられた。 福岡高校は、黒田藩の藩校の末裔と福岡の二大高校と、先週の経済誌で読んだ。...

日常を書いているのに現実感を感じさせない作家。自分の中では吉田修一と同じカテゴリ。でもこちらの方が弱い。 死とは何か?何の為に生きるのか?ということより、自分の構築してきた人間関係について考えさせられた。 福岡高校は、黒田藩の藩校の末裔と福岡の二大高校と、先週の経済誌で読んだ。地元の人はリアリティを感じるのか?

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2014/06/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

離婚と慰謝料の大変さを認識させられた本。 感情移入できなかったけど、こんな親友がいたらいいなと思った。 悲惨な世界を許せなかった事が腫瘍をつくる皮肉さ。怒りは力になってあっちゃんに会社を救うとかプラスにもなったのにここにきてこれか。 184からのあっちゃんの語りが好きだ。 結末の後、多分あっちゃんまた生き残れる気がする。

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2013/08/15

故郷、福岡に帰っても親友づきあいの続く五十間近になる男二人の友情物語。 女性のもとを転々とする親友「あっちゃん」こと津田敦。そのあっちゃんと小学校以来の親友である私・「せいちゃん」こと青野精一郎。 あっちゃんは「肺がん」をきっかけに一流のコンサルタントを辞めて一足早く帰郷。追...

故郷、福岡に帰っても親友づきあいの続く五十間近になる男二人の友情物語。 女性のもとを転々とする親友「あっちゃん」こと津田敦。そのあっちゃんと小学校以来の親友である私・「せいちゃん」こと青野精一郎。 あっちゃんは「肺がん」をきっかけに一流のコンサルタントを辞めて一足早く帰郷。追いかけるように、仕事上のショックから心の病を発病して仕事を辞め、離婚して帰ってきた私。二人の交わす故郷の言葉・博多弁が友情の深さを物語る。 病をなかなか克服できず、自信を持てない私。それと比較して、手術で癌を抑え込みながら、家を出て自由な暮らしを楽しむあっちゃん。 どちらがいいとは言えないけれど、不惑を間近に控えた男達が、人が生きていく目的ってなんだろうと考えていく作品かな。

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