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疑惑 の商品レビュー

3.4

7件のお客様レビュー

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2020/08/25

6つの物語からなる短編集で、オレオレ詐欺や訪問販売、放火、殺人などミステリー、サスペンスな物語で構成されていて、登場人物や物語から不穏な空気が漂っている。どれも読みやすく話にのめり込むが、読者の推理の裏をかこうとするオチが分かりづらかった。

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2019/03/26

短編集。期待を裏切らない面白さで一気に読める。最後の黙の話が異質でそれはそれで良かった。作者のWebで見てみよう。

Posted byブクログ

2014/02/08

今日は、日本列島、冷蔵庫?冷凍庫?の様な天気で、読書三昧には、折原一氏の短編小説、いつもの、トリックのあるミステリーを、あっと、言う間に読めてしまった。 短編集で、6篇。 最初の『偶然』なんか、オレオレ詐欺に合うところが、廻り廻って、自分の息子が、殺人犯容疑が、かかってしまう。...

今日は、日本列島、冷蔵庫?冷凍庫?の様な天気で、読書三昧には、折原一氏の短編小説、いつもの、トリックのあるミステリーを、あっと、言う間に読めてしまった。 短編集で、6篇。 最初の『偶然』なんか、オレオレ詐欺に合うところが、廻り廻って、自分の息子が、殺人犯容疑が、かかってしまう。 『疑惑』は、放火犯だと思った引きこもりの息子が、犯人でなく、意外な人物が、犯人で、母親も、放火の罪を犯してしまう。 『危険な乗客』は、殺人犯が、隣の席に座る確率は、、、、最後に、置き引きで、盗んだ中身を知った者は、どうするのだろう。 『交換殺人計画』は、どちらも、殺したい人物を、交換殺人計画を立ててしまい、裏の裏をかかれて、2人とも死んでしまう。 『津村泰造の優雅な生活』は、老人を相手に、悪徳業者が、リホームをさせるのだが、反対に、騙されたふりして、リホームさせて、弁護士を立てて、相手をやっつけ、妻も、そのりホームで、コンクリートの下に埋めてしまった老人。 振り込め詐欺で、唯一の跡取り息子が、自分の息子ではないと確信して、むちゃくちゃのことを言ったら、本当に、息子は、海のもずくになってしまう。 『黙の家』は、石田黙の挿絵が、あるが、、実物は、迫力のあるものだろうと、思うが、私は、暗すぎるようで、好きになれそうもない。 長編も良いけど、短編は、あっと言う間の展開で、読めるので、時間の無い方には、お勧めの1冊かもしれない。

Posted byブクログ

2012/10/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『偶然』 70過ぎの老婆がため込んだ1000万円。息子と名乗る男から電話を受けた房枝。「振り込め詐欺」を行うマサオと長谷川のコンビ。家から離れられない房枝の為に金を受け取りに行くマサオと長谷川。家の中で目撃した者は? 『疑惑』 放火が自宅の周囲で起きていることの不安を抱く浩子。彼女の息子・大輔の引き籠り。娘・美穂が大輔が深夜に内緒で家を抜け出しているとの話を聞き疑惑を覚える浩子。息子が放火犯と疑った浩子がとった行動。 『危険な乗客』 快速「ムーンライト越後」に乗り込んだ女。彼女の隣の席の女。連続するホテルでの猟奇殺人事件。死臭の漂う女の周囲。 『交換殺人計画』 義理の父親である辰巳浩三郎を殺害しようと企てる博之。好感さ宙人の秘密。浩三郎の秘書であるめぐみを誘惑し愛人とするが・・・。漏れていた計画。別荘で博之を待ちうけていた殺し屋。 『津村泰造の優雅な生活』 家のリフォームを考えた津村泰造。リフォーム業者の大村を信頼し相談を持ちかける。彼の元にかかってくる息子を名乗る人物からの電話。やくざの娘との関係で命をねらわれているという。大村の正体と息子と名乗る男からの電話の秘密。 『黙の部屋』 石田黙のアトリエを訪れた片桐雪江。

Posted byブクログ

2011/10/21

短編集。 あっさり詐欺にひっかかって、ハラハラしてたら実はひっかかったのは相手のほうでした的な、わりとスカッとする話が多い。

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2010/11/17

やはり折原氏は長編のほうが良い。ただ、「黙の部屋」と、石田黙と折原氏の関係がわかるエッセイが入っているので、折原ファンには必読の一冊といえる。

Posted byブクログ

2009/12/29

折原マジック! やっぱり読めそうで、それでも結局は「やられた~」と唸ってしまいますね。 この短編集は皮肉な味わいが多くて、ブラック。お気に入りは「危険な乗客」。これはもう展開が全然読めなくて、はらはらしました。 「津村泰造の優雅な生活」もくすりと笑える。振り込め詐欺……考えてみれ...

折原マジック! やっぱり読めそうで、それでも結局は「やられた~」と唸ってしまいますね。 この短編集は皮肉な味わいが多くて、ブラック。お気に入りは「危険な乗客」。これはもう展開が全然読めなくて、はらはらしました。 「津村泰造の優雅な生活」もくすりと笑える。振り込め詐欺……考えてみれば、こういう展開もありえないではないですもんね。なんとも皮肉。

Posted byブクログ