1,800円以上の注文で送料無料

仏教「超」入門 の商品レビュー

3.6

6件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2019/03/10

日本で広く受け入れられている「仏様が見守っていてくださる」的な仏教観は、キリスト教やヒンズー教の思想の影響を受けたものだというところから始まる解説書。 本来の仏教は生きるため哲学だという視点か。 わかりやすい本だが、たまに著者のヒューマニズム的な視点が出てきて場違いな感じがした。

Posted byブクログ

2014/06/27

仏教をなんとなく知っているようで、全く知らなかった事を教えてくれた本のように思いました。 読んでいた時は、「へ~そうなんだ」と感じる事ばかりでしたが、読み終えてしまうと何に驚いていたのか、忘れてしまいこの本を読んだ事の意味がなくなってしまったのかと自分の記憶力の悪さに愕然とした...

仏教をなんとなく知っているようで、全く知らなかった事を教えてくれた本のように思いました。 読んでいた時は、「へ~そうなんだ」と感じる事ばかりでしたが、読み終えてしまうと何に驚いていたのか、忘れてしまいこの本を読んだ事の意味がなくなってしまったのかと自分の記憶力の悪さに愕然とした思いです。 そして、自分では珍しく読み返しています。 僕の求めていた宗教に関する疑念の答えが散りばめられているように感じてしまい何度も読んでいます。

Posted byブクログ

2012/12/19

「仏教「超」入門」5 著者 白取春彦 出版 PHP文庫 p127より引用 “明日あさってに起きるだろう事柄について、安易な想像をして 心を乱すな、と述べている。つまり、徹底して今だけを生きろと 言っているわけである。”  哲学・宗教・文学についての著述家による、仏教とは何か...

「仏教「超」入門」5 著者 白取春彦 出版 PHP文庫 p127より引用 “明日あさってに起きるだろう事柄について、安易な想像をして 心を乱すな、と述べている。つまり、徹底して今だけを生きろと 言っているわけである。”  哲学・宗教・文学についての著述家による、仏教とは何かにつ いて書かれた一冊。  仏の意味についてから日本の仏教の疑問点についてまで、仏教 用語の解説を交え、出来るだけ分かりやすく書かれています。  上記の引用は、ブッダの教えの基本の一つについて書かれた項 での一文。過去についても未来についても、考え過ぎはしないよ うにすることで、楽な気持ちで生きることができるようです。 あまりに気にしなさすぎるのは、反省も慎重さも無くなってしま うので、ほどほどに考えるのが良いようです。 ーーーーー

Posted byブクログ

2011/09/19

ごめんゴータマ・・・おれ、おまえのこと誤解してた。 てか、「超」おもれーな、これ! 閑話休題 「超」が付くことからも分かるように、 自分の家が仏教なのかすら知らない人たちにも、 誤解を解きつつ仏教(もしくはブッダの考え)の肝を教えてくれる本。 例えば輪廻思想。 これは...

ごめんゴータマ・・・おれ、おまえのこと誤解してた。 てか、「超」おもれーな、これ! 閑話休題 「超」が付くことからも分かるように、 自分の家が仏教なのかすら知らない人たちにも、 誤解を解きつつ仏教(もしくはブッダの考え)の肝を教えてくれる本。 例えば輪廻思想。 これは古代インドのウパニシャッド哲学のもので、 バラモン教(現ヒンズー教)に受け継がれたのであって、 仏教ではこれを採用していないという。 むしろブッダは、 「死後の世界などに囚われず現在のみを考えて生きよ」 と言っているらしいから、 アートマン・ブラフマンの輪廻思想からの脱却を試みていると言える。 ぼくが特に感銘を受けたのは、 仏教の核である「縁起(えんぎ)」と「空(くう)」の考え方だ。 「私」というものは実体のない「空」であり、 「縁」によって「私」が根拠づけられる。 つまり、 「私」という存在が、 実体として先にあるのではなくて、 様々な人・物・事との関係性、 そのつながりこそが「私」が「私」である、 と感じさせてくれる唯一のものなのだという考え方である。 デカルトの有名な 「我思う、ゆえに我あり」 に掛けるならば(掛ける必要の是非は無視)、 「我思う、ゆえに縁あり」 みたいなことかしらん。 ぼくも 「関係性によってしか自己を根拠づけられないんじゃないか」 という風なことを考えていたので、 「やるなぁ、ゴータマ」とか思った(失礼)。 けれども正味な話、 コミュニケーション文化と言われるような、 「つながり」がキーワードになっている現状をみるに、 このブッダ的(仏教ではなく)な考え方をぼくですらしたのは、 社会的時代的な必然のような気がしてならない。 P.S.(プレステの略ではない) 仏教が日本に入ってきた時に、 経典をきちんと翻訳して、 日本語の仏教を確立してこなかったがゆえに、 誤解が生まれ、人々に正しく敷衍できなかった、 という話が、 今の政治が腐敗したのは、 政治家が政治の言葉をきちんと作ってこなかったからだ、 という誰か(忘れた)の言説を思い出した。 たとえば、 明治維新後の文化人たちが、 数多の西洋の書物から日本語を創造したからこそ、 日本は西洋文化と親しくなり急成長できた、 という基本的なことをぼくたちは忘れがちだ。 言葉が社会に与える影響は甚大で、また逆も然り。 だから、 言葉のハンドリングは非常に重要で、 どんな言葉を創造するかは、 どんな社会を創造するかに直結する問題なんだな、 と思いました。 P.S.2(プレステ2の略ではない) AIRJAMの日(2011/9/18)に、 何の気なしに読んだ本の中に「ブラフマン」という単語があって、 「縁」というものを感じた今日この頃。 「ブラフマン」という名を安易に語っていなければいいな、 通時的な背景をも内包したバンドであってほしいな、 と密やかに願いました。

Posted byブクログ

2010/07/25

時間ですら空である。時間もまた現象だから。 自分から働きかける。自分から優しくする。笑顔を向ける。声をかける。気持ちのいい挨拶をする。それらはみな縁を作る行為である。これまで自分が憎んでいた相手に笑顔を向ければ、相手もやがて笑顔を返してくるという縁に変えることもできるわけだ。 欲...

時間ですら空である。時間もまた現象だから。 自分から働きかける。自分から優しくする。笑顔を向ける。声をかける。気持ちのいい挨拶をする。それらはみな縁を作る行為である。これまで自分が憎んでいた相手に笑顔を向ければ、相手もやがて笑顔を返してくるという縁に変えることもできるわけだ。 欲生きようと努力して生きていく人生は問う徳、美しい。必ず誰かが見て、生き方の美しさに憧れて、その人も努力を始めるものだ。だから自分の努力は良い縁起を作っている。はっきりと目に見えなくても、良い縁起である。 生まれた以上、生きなければならない。自分が生きることは人を活かすこと。人生は苦しい。けれども生きなければならない。仏陀も自殺してはいけないと言っている。人生は苦しいがそれでも自殺してはいけない。自殺とは自分を殺すことではない、人生を否定し人生を殺すことだ。その人の愛した人の人生もだ。

Posted byブクログ

2009/10/04

仏教っておもしろいっす!!! テキトー具合といい、人間臭さといい、なんとなく仏教国に産まれてよかった気になれました。

Posted byブクログ