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不恰好な朝の馬 の商品レビュー

3.7

17件のお客様レビュー

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2009/10/07

団地のある街に住む人々の連作短編集。 喫茶店を営む女性、クリームソーダ、劇作家の夫、妻、娘、の友達、の恋人の美術教師、の妻、近藤、お料理教室。 この作家さんのつながっていく世界は、とても良いです。

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2009/10/07

登場人物にそれぞれつながりのある短編集。 それぞれの立場でそれぞれの物語があり、それ って現実と同じなんだけれど、興味深い。 さらっと読める。

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2009/10/04

夫の恋をもう許さないことに決めた妻。その夫と恋人の奇妙な旅。教え子との関係に溺れる教師。その教師の妻のあたらしい習慣。決して帰ってこない男を待つ女。その女が忘れられないもう一人の男。交わり、裏切り合ういくつもの恋と運命を描く、連作小説集。 2008.10.18読 (二本木コミュニ...

夫の恋をもう許さないことに決めた妻。その夫と恋人の奇妙な旅。教え子との関係に溺れる教師。その教師の妻のあたらしい習慣。決して帰ってこない男を待つ女。その女が忘れられないもう一人の男。交わり、裏切り合ういくつもの恋と運命を描く、連作小説集。 2008.10.18読 (二本木コミュニティ 借) けして激しく燃え上がるわけではなく、淡々と流れるようにかかれているところが好き。どの短編を読んでもあまり変わらないような気もするけど、読んでいる時のさらさらと流れていくような感じが好きで、つい読んでしまいます。 

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2009/10/07

○2008/04/22  けっこう面白く読んだけど、登場人物がほとんど、女性、男性、子ども、の3種類だけで、同じようなキャラクターしか居ないように感じられてちょっと物足りなかった。 一つの輪の中で話が進んでいくのはおもしろいんだけど、もうちょっとひねりというか、あっと驚くような接...

○2008/04/22  けっこう面白く読んだけど、登場人物がほとんど、女性、男性、子ども、の3種類だけで、同じようなキャラクターしか居ないように感じられてちょっと物足りなかった。 一つの輪の中で話が進んでいくのはおもしろいんだけど、もうちょっとひねりというか、あっと驚くような接点が欲しかった。少し期待しただけに、絡まりはこれだけか…と。 千早(ちさ)さんのお店に行って、クリームソーダを飲んでみたいと思った。 流れが一定で、落ち着いてとんとんと最後まで読める。

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2009/10/07

意外にも、これは良かった。荒野(あれの)さんのイメージを少し砕いたような、微妙に繋がる連作短編。強がりたいけど不安定な中学生の気持ちを描くのが、こんなにうまかったのね。表題作が、なんだか読後気持ちよかった。私も、朝、突然公園に出現したいびつだけどきっと可愛い馬を想像して、うれしく...

意外にも、これは良かった。荒野(あれの)さんのイメージを少し砕いたような、微妙に繋がる連作短編。強がりたいけど不安定な中学生の気持ちを描くのが、こんなにうまかったのね。表題作が、なんだか読後気持ちよかった。私も、朝、突然公園に出現したいびつだけどきっと可愛い馬を想像して、うれしくなった。ラストの方も、関係がこじれそうでそうじゃないのが、いい。なんだかいい。

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2010/04/28

連作短篇集。人々はこんな風に結婚離婚を繰り返しているのだろうか。三年で分かれを決めてしまっても「時を無駄にさせちゃって」といわれるのだろうか。荒涼とした砂の上に立つお城のようだ。波のパワーで何もかも亡くしていく。

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2009/10/04

最近、オムニバス形式の物語によくあたる。ちょっとずつ登場人物がかぶってるのも先日読んだ「ララピポ」と同じ。 出てくる女性に覇気のようなものがなくて、暗い反面、男の登場人物はなんだか単純でバカの見本である。そんなわけで、どっちにも肩入れすることなく、客観的に冷めた目で読んでしまうが...

最近、オムニバス形式の物語によくあたる。ちょっとずつ登場人物がかぶってるのも先日読んだ「ララピポ」と同じ。 出てくる女性に覇気のようなものがなくて、暗い反面、男の登場人物はなんだか単純でバカの見本である。そんなわけで、どっちにも肩入れすることなく、客観的に冷めた目で読んでしまうが、そこに淡々としたリズムが感じられて、なぜか心地よかったりする。不思議な作者だ。 2007/2/3 読了

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