8月の果て(下) の商品レビュー
小説って、こんなことまで表現できるのか。衝撃。 血と絶望と怒りと苦しみの物語、否、歴史。 今をなお、殺され続けている彼らの苦しみをこの物語は救う。 最後にたどり着くのは「自由!」 祈りのような小説だ。
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上下巻購入済み。 2022.01.28.読了。 柳美里作品ははじめて。 大変興味深く読ませていただきました。 朝鮮の方の目線による大戦の解釈。思想。文化。 李雨哲(柳美里の祖父)とその家族の生涯、人生に引き込まれました。 第一、ニ章は読みづらく苦戦し、もうこれ以上は無理!最後まで...
上下巻購入済み。 2022.01.28.読了。 柳美里作品ははじめて。 大変興味深く読ませていただきました。 朝鮮の方の目線による大戦の解釈。思想。文化。 李雨哲(柳美里の祖父)とその家族の生涯、人生に引き込まれました。 第一、ニ章は読みづらく苦戦し、もうこれ以上は無理!最後まで読み切れる?上下巻で1000円したのに。。。との不安にかられましたが、第三章からはあっという間でした。 日本人としてこの作品は広く読まれるべき!と感じます。 巻末に膨大な参考文献が記載されています。 柳美里氏のチカラの入れようが伺えます。 追記 韓国では巫女による憑依儀式が実際にあるのでしょうか?ちょっと現実離れしていて冷めます。
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韓国朝鮮近現代史―日韓併合、満州、慰安婦、朝鮮戦争ーを背景に、著者柳美里さんのマラソンランナーである祖父とその家族は駆け抜けていく。 すっすっはっはっ 呼吸音を響かせながら、肉体は血と汗を流し、息苦しいまでの情念と“恨”(ハン)が物語の言葉を絞り出していく。 すっすっはっはっ...
韓国朝鮮近現代史―日韓併合、満州、慰安婦、朝鮮戦争ーを背景に、著者柳美里さんのマラソンランナーである祖父とその家族は駆け抜けていく。 すっすっはっはっ 呼吸音を響かせながら、肉体は血と汗を流し、息苦しいまでの情念と“恨”(ハン)が物語の言葉を絞り出していく。 すっすっはっはっ オノマトペが彩るこの小説にまるで憑かれるように読み進める。特に下巻は加害側としての責務に思いを抱きながら、最後まで駆け抜ける。 すっすっはっはっ その先に待っていたもの、光の先へ・・・これが「八月の果て」なのか。 ただただ眩く美しい。
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久々に長編小説を読んだ 1000ページを越すこの長編を、毎晩寝る前のフトンの中で読んだ 読みすぎて寝不足になった日もあった この本を読んで良かったと思う 知らなかったことが、やっぱりたくさんあるんだ・・・ 変かも知れないけど、私はこの小説を読んでる間中、死ぬのが怖いと思った こ...
久々に長編小説を読んだ 1000ページを越すこの長編を、毎晩寝る前のフトンの中で読んだ 読みすぎて寝不足になった日もあった この本を読んで良かったと思う 知らなかったことが、やっぱりたくさんあるんだ・・・ 変かも知れないけど、私はこの小説を読んでる間中、死ぬのが怖いと思った このまま息がなくなって、心臓が動かなくなって、考えてることとか消えていく感覚って 怖いって思った やりたい事も、会いたい人も、行きたい場所も、聴きたい音楽も、観たい風景も・・・ たくさんたくさん残っている まだ死にたくない この物語は著者である柳美里氏のお祖父さんから始まります 第2次世界大戦真っ最中の韓国が舞台です いろんな人が、いろんな形で亡くなっていきます まだまだ生きたい気持ちでいっぱいなのに・・・ もう感想なんて書けないです なんか胸がいっぱいです 今は 「ちゃんと、引き継がれた命を生きないといけないんだ」 って感じています・・・
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