ニルスのふしぎな旅(上) の商品レビュー
主人公のちょっとした行為が、人々や環境にどのような影響を与えたのか。 物語がずっと主人公を追い続けるのではなく、様々な生き物や人を通して描かれているのがおもしろい。
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小人にされたニルスががちょうのモルテンの背中に乗ってスウェーデンを旅していく。 ちょっと教訓めいているかな…
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ピノキオを読んだところだったので、 14歳にもなっても、家族か頭を抱えるなまけもので、勉強はしない、乱暴者で、動物をいじめたり、人に意地悪をしたりする、これまた悪たれ息子にため息でしたが… 小人にされてしまってからは、自分の愚かさにきづき、いいことをすこしずつしていくようになるの...
ピノキオを読んだところだったので、 14歳にもなっても、家族か頭を抱えるなまけもので、勉強はしない、乱暴者で、動物をいじめたり、人に意地悪をしたりする、これまた悪たれ息子にため息でしたが… 小人にされてしまってからは、自分の愚かさにきづき、いいことをすこしずつしていくようになるのが、早かったので安心。 旅の途中に、それぞれの土地土地のエピソードは昔話のようにとても面白く、他の動物たちを助けるようになったニルスも、とてもたのもしいのだ。 「いいか、ニルス・ホルゲション。こうなっては自分でなんとかするしかないぞ。この三週間、野の暮らしで学んできたことを見せてやれ」 って。
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2016年12月「眼横鼻直」 https://www.komazawa-u.ac.jp/facilities/library/plan-special-feature/gannoubichoku/2016/1201-4659.html
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り。1122 5y8m じ。484 3y 難しくったって、面白い本なら読めるんじゃないか、と、借りてみたシリーズ まだ読めてないけど面白そうだからまた借りよう
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こんなに長旅になろうとは。 そして、結構簡単に失われていく命。 自然界だからね…。 だけどしぶといキツネのスミッレ。 旅はどこまで続くのだろう。 灰毛の話が何とも言えず、印象的。
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(上下巻まとめての記載です) アニメの再放送を見たので9歳の次男に読ませた、私も読んだ。 アニメ感想はこちら。 https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/B002UNEEC0 次男には簡単な版を読ませるつもりだったのですが、アニメ...
(上下巻まとめての記載です) アニメの再放送を見たので9歳の次男に読ませた、私も読んだ。 アニメ感想はこちら。 https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/B002UNEEC0 次男には簡単な版を読ませるつもりだったのですが、アニメも見たからせっかくなら完全版で読めるかなと渡してみたけれど、上下巻各250ページあるので次男は「さすがに長すぎーーーー((๑˘・з・˘))」とぶーたれながらなんとか読んでいるところ(笑) というわけで、私の「次男を読書家にしよう計画」は進行中です (笑) (長男と娘は諦めたorz) アニメは50話もあるのでエピソードはオリジナルが多いのかと思っていたのですが、案外原作に忠実にアニメ化していました。 引き離されたリスの親子、ネズミの対決を笛の音で解決、100年に一度海の底から浮かび上がる呪いのかかった島、キツネに狩られる羊たちの群れ、ガンに育てられた鷲との交流、などなど。 しかしアニメでは普通に生き残ってているキャラクターたちが、原作では死んでいてちょっと私がびっくりした。そのエピソードもキリスト教精神に基づく物となっています。 さて。原作者は、女性初・スウェーデン人初のノーベル文学賞受賞者のセルマ・ラーゲルレーヴ。 そもそもこの物語が「スウェーデンの子供たちに、この国の事を知ってもらうための児童文学を書いてもらいたい」ということで女史に声がかかったという成り立ちだとのこと。 そのために、スウェーデンの土地の成り立ちや歴史や言い伝え(巨人がこの山を作ったんだよみたいな)も多く出ています。 途中で「将来に迷っている時に小人のニルスに出逢い、小さくなった少年のお話を書こうと思った女性」が出てくるのですが、作者は書きながら迷うことでもあったのか?と思ったり(笑) 原作のニルスは最初は考えが足りなかったり、物事の表面しか見ていないような感じで、後半に連れて精神的にも成長しているのが感じられます。 もっとも原作のアッカ隊長も威厳がある…というかいかめしく、「出身地を言えないような者とは口を利きたくない」というようなある意味権威者。100歳越えてて、もう子育ては終了して若いガンたちの養育に当たってるならそのくらい厳しくていいですけどね。 まあこのニルスとアッカ隊長が、徐々に心を通わせ、最後の「アッカからの言葉と品物の贈り物」「人間に戻ったニルスが答える」に繋がるのは素敵ですね。 また原作はキリスト教精神に基づいていますね。 嘘をつく、約束を破ることは禁忌、 立派に生きた人が死んだら立派な葬式を出してみんなで見送る、 家族の大切さ。などなど。 これは「ニルス」に限らず、欧米児童文学の根本に感じられます。欧米で子供たちに伝えたいことなのでしょう。
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子供の頃アニメを見ていたので懐かしさから図書館で拝借。当然趣は違ったけれど面白かった。 もちろん違って当然なのだけど、これを原作にしたアニメは良い出来だったな、と再確認。 NHKもこういうのを再放送すればいいのにな、と思った。
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我が子の一番のお気に入りである。 北欧の自然をリアルに描きつつ、ファンタジーとして十分に楽しめる作品である。
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