日本語力がつく漢詩一〇〇篇 の商品レビュー
学生時代に勉強していた漢詩にもう一度触れたくなり図書館で借りた。幅広く載っていて分かりやすい解説付き。読みやすかった。
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時代順に有名な漢詩が白文から書き下し文、註釈、意訳まで2、3ページほどにまとめて載せてあるため、この一冊で日本人が古来より親しんできた漢詩の多くを知ることができる。全ての詩人に簡単な解説があるのも大きな魅力。 惜しむらくは曹操や白居易(白楽天)などの長編詩が一部の抜粋で済まされ...
時代順に有名な漢詩が白文から書き下し文、註釈、意訳まで2、3ページほどにまとめて載せてあるため、この一冊で日本人が古来より親しんできた漢詩の多くを知ることができる。全ての詩人に簡単な解説があるのも大きな魅力。 惜しむらくは曹操や白居易(白楽天)などの長編詩が一部の抜粋で済まされていることと、日本人の作った漢詩を入れておきながら高杉晋作の詩を一首も入れていないこと。 とはいうものの、漢詩の入門や愛誦には充分うってつけでしょうな。
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我が国の言葉は漢語(古代支那語)を取り入れることで発達してきました。そうしたことを昔の人は知っていたから、漢籍を読んでいたのかもしれません。この本には、「春眠暁を覚えず」とか「国破れて山河あり」とか中学校の教科書にも出てくる漢詩、「蝸牛角上の争い」「少年老い易く学成り難し」とか文...
我が国の言葉は漢語(古代支那語)を取り入れることで発達してきました。そうしたことを昔の人は知っていたから、漢籍を読んでいたのかもしれません。この本には、「春眠暁を覚えず」とか「国破れて山河あり」とか中学校の教科書にも出てくる漢詩、「蝸牛角上の争い」「少年老い易く学成り難し」とか文学的な表現、菅原道真や上杉謙信や乃木希典の漢詩も入っており、豊かな文学的表現を学ぶことができます。今の漢文教育は受験向けに「句法」と呼ばれる公式を教えてばかりで、現代の日本語を豊かにする手段として漢文を教えないのが残念です。
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かつての日本人は教養として漢詩に親しみ、作る事さえできたのに、今はどうでしょう。英語教育も結構ですが、その前に日本語や日本人としての教養を身につけるべきだと思います。
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