挑戦し続ける野村総合研究所 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
■全体を通した感想 帯に「人材育成・人材活用・意識改革」というキーワードがあったため読んでみたが、会社のコーポレート的な仕組みよりも各プロジェクトの紹介が主な内容。 褒める言葉が尽きないことにNRIという会社の素晴らしさ、筆者のNRIへのリスペクトを感じ取った。 書かれていないネガティブなことも多くあるのではないかと推察するが、世の中がこんな会社ばかりになればみんな幸せになるのに、と思った。 以下、印象に残った内容。 ■STARの開発 2003年STAR-Ⅳ稼働予定。7500MM。投資額は百数十億円。当時の売上高は2365億円。 2001年夏、パートナー企業決まっておらず。 ・開発側の工夫 当時の常識だった「プログラミングだけ中国」ではなく、詳細設計~プログラミングを委託することに。 理由は他人から渡されたものをプログラミングするよりも生産性が高まるから。 ・営業戦略 当時常識だったアフターコンプライアンス(注文を行ってから適切だったかどうかを確認する)から、フロコン機能搭載へ。 「ユーザー数を倍にする」という目標に対して、料金体系を工夫し、新規営業で全国行脚した。 ①機能だけを選択して利用する、②従来の「約定件数」連動に加え「受け入れ手数料」連動に(顧客と痛みをともにする)。 ■人材育成について ・CDP(キャリアデベロップメントプランニング)の整備として、2000年に認定資格制度を導入。 賃金を上げることが目的ではなく、手本となる技術者を置くことが目的。 ・コンサル本部で「IT市場ナビゲーター」を発行している。 本来のミッションは特定企業の受託コンサルであり、成果を外部に公表することではない。 しかし、狙いは若手社員の名前を売るという人材育成なのだ。 ・藤沼社長「NRIの一番優れているところは加点主義。何回失敗しても本人の将来には一切関係ない。どんどんチャレンジして欲しい。」
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第5章は経営コンサル部門についてのおはなし。 コンサルという仕事の魅力が、だんだん見えてくる。 「やらされ感」払拭のための「戦略マップ」提案。相手を動かしていくことのむずかしさにやりがい感じたり、共感したりする人間力←そのためにつねに自分を磨く。「四六時中考えること」「好きであ...
第5章は経営コンサル部門についてのおはなし。 コンサルという仕事の魅力が、だんだん見えてくる。 「やらされ感」払拭のための「戦略マップ」提案。相手を動かしていくことのむずかしさにやりがい感じたり、共感したりする人間力←そのためにつねに自分を磨く。「四六時中考えること」「好きであること」=プロ意識
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就活後に読んだ本。就活時に読んでおくべきだったと悔やまれる。改めてプロフェッショナル集団であると実感させられる。
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企業研究はもちろん,ダウンサイジングの実例や実際のプロジェクトなど取材を通して生々しく書かれている。 研究としての資料となることはもちろん,企業風土などの参考となる1冊であると思う。
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日経BPによるNRIPR本(的) NRIの経営方針を知りたい方は是非。 シンクタンクとしてのNRIより、 ITシステム開発会社としてのNRIの記述が多い。 今後の事業展開・課題点を指摘等の 批判的な側面がほぼ無かったのが残念な点です。
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NRIの事業内容について紹介している書籍。プロジェクトの事例を複数紹介しているため、NRIに興味があれば一読に値する。
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会社からもらった本。野村総研の完全なる説明書。各ソリューションとその歴史、なにをやっているかを事細かに説明している。NRIについて詳細を知りたい人にオススメ。ただし、あんまり面白い本ではありません。
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