麗しき男性誌 の商品レビュー
「そうくるかぁ」と唸ってしまうぐらい舌鋒鋭く一誌一誌をぶった切る小気味良さがある箇所もある...。ただ、他作品に比べて全体的にややトーンダウンな印象。しかし、当時、読んでいた自分が恥ずかしくなることは間違いない。男性諸君は読んでおいて損はない。
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斉藤美奈子氏の文章は、相変わらず皮肉がきいていて面白かった。にしても、アラサー男性にぴったりの雑誌って少ない気がします。ファッション誌にしても、趣味にしても、帯に短し襷に長しっていった感。20代向けだと軽薄な感じだし、かといって、ちょっと上の世代を狙った雑誌は、ハイグレードな商品...
斉藤美奈子氏の文章は、相変わらず皮肉がきいていて面白かった。にしても、アラサー男性にぴったりの雑誌って少ない気がします。ファッション誌にしても、趣味にしても、帯に短し襷に長しっていった感。20代向けだと軽薄な感じだし、かといって、ちょっと上の世代を狙った雑誌は、ハイグレードな商品ばっか紹介されているし。。みんな、どうしてるんでしょうか。
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女性誌を批評した『あほらし屋の鐘がなる』(文春文庫)につづいて、今度は種々の男性誌を批判の俎上にのせて料理した本です。 著者のスタンスの中軸にフェミニズムがあるので、男性誌の批評になると一本調子な印象になるのはしかたがないのかもしれませんが、『あほらし屋の鐘がなる』ほどの面白さ...
女性誌を批評した『あほらし屋の鐘がなる』(文春文庫)につづいて、今度は種々の男性誌を批判の俎上にのせて料理した本です。 著者のスタンスの中軸にフェミニズムがあるので、男性誌の批評になると一本調子な印象になるのはしかたがないのかもしれませんが、『あほらし屋の鐘がなる』ほどの面白さは感じられませんでした。もっとも、同じことを手を変え品を変えていいつづけなければならないことに一番うんざりしているのは、当の著者自身なのかもしれませんが。
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男性を主要読者と想定しているであろう各分野の雑誌を切り捨てる。まあ、見事に切り捨ててくれている。まあ、どれだけ切り捨てても愛読者たちは何とも思わないんだろうけど。 ところでこの本、10年くらい前のものなわけで、その頃とは社会における雑誌の存在感が変わってきていると思うんだよね。果...
男性を主要読者と想定しているであろう各分野の雑誌を切り捨てる。まあ、見事に切り捨ててくれている。まあ、どれだけ切り捨てても愛読者たちは何とも思わないんだろうけど。 ところでこの本、10年くらい前のものなわけで、その頃とは社会における雑誌の存在感が変わってきていると思うんだよね。果たして今でも、こんなふうに雑誌を論じるような本って成り立つだろうか。雑誌は社会の共通文化からよりマイナーな文化になっているような気がする。 単行本のときのタイトル『男性誌探訪』のほうがあっている感じがするけどな。なぜ変えた?
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一般的に「男性誌」に分類されるような雑誌を取り上げて批評する。 ざっとしか読んだことないけれど、たしかに「あー、そういうかんじ」というポイントを鋭く指摘している。 内容がもうすでに10年くらい前の内容なので、また最近のものでやってみてほしい。でも、そんなにキャラの立った雑誌っ...
一般的に「男性誌」に分類されるような雑誌を取り上げて批評する。 ざっとしか読んだことないけれど、たしかに「あー、そういうかんじ」というポイントを鋭く指摘している。 内容がもうすでに10年くらい前の内容なので、また最近のものでやってみてほしい。でも、そんなにキャラの立った雑誌って最近少ないかな・・・・?
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雑誌ってこうやってツッコミを入れながら読むのが正しいよね。「デキる男の、自分流(パーソナル)オーダースーツを極める!」なんて、真顔で読めるかよ。
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ブックオフ105円コーナーにあったので、懐かしくて買ってしまった。10年程前だっただろうか。斎藤のこのコラムを読むためだけにアエラを毎週チェックしていた。それぐらい楽しみだった。今読み返してみても、十分楽しめた。そろそろ、最近の男性誌あるいは男性サイトに関するエッセイを斎藤は書い...
ブックオフ105円コーナーにあったので、懐かしくて買ってしまった。10年程前だっただろうか。斎藤のこのコラムを読むためだけにアエラを毎週チェックしていた。それぐらい楽しみだった。今読み返してみても、十分楽しめた。そろそろ、最近の男性誌あるいは男性サイトに関するエッセイを斎藤は書いてくれないだろうか。
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さまざまな男性誌を紹介しつつ、日本男児の生態に迫るエッセイ。 男性誌と言われて思い浮かぶのは男性ファッション誌や週刊誌くらいだが、結果として読者が圧倒的に男性という雑誌を含めると分野は多岐にわたっている。釣りや車の雑誌など手にとったこともなかったので、そういう意味でも面白かったし...
さまざまな男性誌を紹介しつつ、日本男児の生態に迫るエッセイ。 男性誌と言われて思い浮かぶのは男性ファッション誌や週刊誌くらいだが、結果として読者が圧倒的に男性という雑誌を含めると分野は多岐にわたっている。釣りや車の雑誌など手にとったこともなかったので、そういう意味でも面白かったし、「レオン」や「ポスト」などの王道雑誌を俎上に上げて快刀乱麻を断つ痛快さ。 10年くらい昔のエッセイだが、十分に笑えて楽しい本である。
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※このレビューにはネタバレを含みます
図書館から借りました 解説本。 男性誌について載せているが・・・。 ポスト、文藝春秋、新潮~ あたりはまあ男性誌らしい男性誌。作者も目次で、「王道」と飾っている。 サライも、男性誌なのか。(病院で愛される雑誌、とか著者に分析された) ニュートンが女性誌ではないのはわかる。(無夜はニュートン好きですよ、綺麗じゃん、絵が。他に何がいります?) ヤングオート 月刊へら パサー、山と渓谷・・・。 まあとにかく、ここで出てきた本の批評というか分析を読むと、その雑誌が読みたくなるという実にいい本です。 でも、著者はまったく褒めてはないんですが。 小タイトル引用するなら 「メンズノンノ ばっちい男の子は好きですか」 「ブルータス 気がつけば 貴方は宇宙人」 「レオン オヤジ、モテたい。以上終わり」 ってなもんである。 容赦なく殴る蹴る。 だって著者は女性だから?? いや、愛もあると思うよ。たぶん。でなきゃこんなに、微にいり細にいり読み込んで、書けないって。 これを読んで、ダンチュウとサライ読みたくなったなー♪ 図書館でバックナンバー借りてくるか。
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2007年文庫化というと、もう三年前…。 この雑誌、今はどうなっている!?と思う出版不況な今日この頃。 解説で斎藤氏オヤジ説が展開されているが(笑)、この本を一緒に笑って楽しんだわたしもまた、オヤジなのかもしれない…。
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