軍事学入門 の商品レビュー
平和維持は主義主張の問題ではないという、当たり前のことが当たり前に書いてある。和書としては珍しい本だと思う。ただし、これを読んだ方がいいと思う人ほど、手に取ることはない本でもあると思う。
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他はあんまり覚えてないけど、とにかく『シュリーフェン・プラン』について、明快で目から鱗、大興奮だった。このためだけに星5つ。
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戦争とは何か?平和とは?軍隊とは?を読み解ける 平和とは戦争がない状態でしかなく、国家間の緊張は絶えずあるものだ、という著者のリアリズムはニヒルに響く しかしこれが現実なのであろう 難点は第一次大戦の周辺はわかりやすく筆も冴えているが、現在の情勢になるとトーンダウンすることだ...
戦争とは何か?平和とは?軍隊とは?を読み解ける 平和とは戦争がない状態でしかなく、国家間の緊張は絶えずあるものだ、という著者のリアリズムはニヒルに響く しかしこれが現実なのであろう 難点は第一次大戦の周辺はわかりやすく筆も冴えているが、現在の情勢になるとトーンダウンすることだが、これは仕方のないことだろう しかしながら、わかりやすく読みやすい良書である
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別宮暖朗を読み進めている。戦争を防ぐには戦争を知る必要がある。マスコミは、戦争体験者の世代が交代するにつれて「我々は戦争を知らない」から危険であり、「体験の継承」が必要だと論じる。ま、概ね朝日だけどね。ただそうすると、戦争を防ぐためには常に戦争体験者を必要とするから戦争し続けな...
別宮暖朗を読み進めている。戦争を防ぐには戦争を知る必要がある。マスコミは、戦争体験者の世代が交代するにつれて「我々は戦争を知らない」から危険であり、「体験の継承」が必要だと論じる。ま、概ね朝日だけどね。ただそうすると、戦争を防ぐためには常に戦争体験者を必要とするから戦争し続けなくてはならない理屈になるのが矛盾の一であり、戦争体験とはまさに戦争を「知らなかった」人の体験であって戦争のごく狭い局所をきりとったものに過ぎないことが矛盾の二である。 戦争に対する理解を学問として構築するのが軍事学だが、本書は入門編として大いに啓発されるところがあった。
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第二次大戦からは戦争よりも虐殺の方が被害者が多かった。 次に戦争が起きる可能性があるのは中国とソ連。 近代戦争における大義とは、敵が攻撃してきた、防衛せよ! ある国が戦争を仕掛ける理由は非常に多岐に渡る。それに指導者の性向を見抜くことは事実上不可能。
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19世紀以降の戦史を分析、近現代の戦争と外交の有様を考察する。 着眼点が今までの自分にはなかったものが多く、戦争の始め方から終え方、国連の機能、現代世界の火薬庫など新しい見方を得れた気がする。 問題は、本の構成は一問一答形式なんだけど、どの文章も恣意的、感情的な気がして論理的でも...
19世紀以降の戦史を分析、近現代の戦争と外交の有様を考察する。 着眼点が今までの自分にはなかったものが多く、戦争の始め方から終え方、国連の機能、現代世界の火薬庫など新しい見方を得れた気がする。 問題は、本の構成は一問一答形式なんだけど、どの文章も恣意的、感情的な気がして論理的でもなく説得力がイマイチ。 まぁでもこの本を通して得た新しい知識や見方をきっかけにして自分でいろいろ考えていくのが大事。
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軍事学についての入門書。力がなければ平和を守ることさえもできないのです。結局、戦争も外交手段の一つでしかないのでしょうね。
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タイトルがなぁ…。軍事学「入門」って感じじゃないですね。じゃあ何なんだって言われると困るのですが…。一問一答って言うのが妥当でしょうか。内容としては結構おもしろく、何度か「なるほど」と思いました。例えば、中立ってのも楽じゃないとか、平和って言ってればいいもんじゃないとか。
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軍事という視点を自分に導入するために読みました。しかし、うーん……視点が偏りすぎてるきらいはあります。
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